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大学受験の重要性を就活で実感した話

こんにちは!

今回は、大学受験の少し先の話である「就活」での体験を通して、大学受験がその先の人生にどう影響するのか?あるいは影響しないのか?という点についてお話ししたいと思います。

受験勉強に没頭していると合格がすべてのゴールになってしまいがちですが、その先を少し覗いてみることで今の頑張りに意味を見出せると思います。受験生も、これから受験を本格的に考える人もぜひ最後まで読んでみてください!

大学受験と仕事ができることの関係

学生であれば大人がこのような話をしたいるのを一度は耳にしたことがあると思います。
「高校受験はいい高校に入っていい大学を目指すために頑張る」
「大学受験はいい大学に入っていい企業に就職するために頑張る」

受験は常に次のステップで「いい」選択ができるように頑張るものだと主張し、「頑張れ」と言われると思います。

でも本当にいい大学に入ることがいい企業に就職できることと直接つながるのでしょうか?勉強ができる人は仕事もできる人なのでしょうか?
受験生にも、大学生にも疑問に思う人は多いと思います。

僕はまだ働いたことがないため、本当のところはわかりませんが、就職活動を通して思ったことは
「いい大学に入ったこと、在籍していることは仕事ができることは直接関係していない。でもその大学に入る過程で経験したことは仕事ができることと関係する」
ということです。

一般的にいいとされる大学にいても仕事ができない人は必ず一定数います。
受験生が意識すべきはどの大学に入るかよりも、「大学に入るためにどのように、どれだけ頑張れるか」ということです。

受験は一部の天才を除いて必ず長丁場になります。一般入試の人は入試に向けて1~3年、推薦入試の人は学校の勉強を3年間頑張る必要があるため、入試方式で多少の違いはあれどみんな継続して頑張る力が必要です。

この継続力は仕事ができることと深く関係していると思います。継続力が育っていれば仕事において大学受験の成功、失敗はそこまで大きく関係しないと思います。

ただし、仕事ができるかどうかではなく採用・就活の話になると捉え方がまた変わってきます。それが次の話です。

大学受験は就活に影響する?

仕事ができるかどうか、ではなく企業に就職することを目的とする「就活」では大学受験は影響するのでしょうか?

結論から言うと、大いに影響します!

特に一般的に「いい」企業と言われるような人気のある企業に入りたい場合は非常に影響が大きいです。

これは、仕事ができる人を選抜するというだけではない採用側の事情も大きく関係していると考えられます。(ここからはあくまで僕の予想です。)

人気の企業は応募者が多いため、履歴書を裁くだけでも大変な作業になります。ただし、企業にとって採用はとても重要なことなので採用担当はプレッシャーを感じます。

そんな時に、継続して頑張れる人が仕事もできる傾向にあると何となくわかっていたら、学生時代に継続して頑張った経験がある人を中心に採用したいと思うはずです。そして、学生のほぼ全員が頑張るべきものとして考えられるのが「勉強」であり、その結果として現れるのが「大学受験」なわけです。

つまりいい大学の学生の中には継続して頑張れる力がある学生が多いと思われるため、積極的に採用候補にすることで採用活動が効率的に進みます。

砂漠の中からほんの数個しかない宝石を探すより、宝石いっぱいの宝箱の中からきれいな宝石を順番に取り出していく方がはるかに簡単ですよね?

そして採用担当者は、人選を失敗した時に「いい」大学の学生であれば、「大学名を信頼して採用した」と言い訳ができるため逃げ道を確保できます。

以上のような理由から就活においては大学受験の結果は大きく関係してくると考えられます。

実際の就職活動でも、僕は大企業、中小企業合わせて30社以上関わりましたが、日東駒専以下の大学の学生は1人しか出会いませんでした。(その一人(日大生)はとても頭がよく、WEBテストのみで参加可否を決めるイベントだったため、その企業にはいわゆる学歴フィルターが存在していなかったのだと思います。)

逆に言うと、ほかの企業は不自然なくらい大学のレベルが限られていて、間違いなく学歴で人を選んでいると感じました。(これももちろん僕の予想です。信じるか信じないかはあなた次第です笑)

こう考えると大学受験の結果は就活に影響が大きいため、高校生のうちから勉強を頑張る意味がありますし、勉強に投資した時間以上の見返りが得られると思います。

大学受験の失敗は就活で有利になる!?

「大学受験は就活に影響するなら失敗は許されないだろう!」

そう思う人もいるかもしれません。
しかし、企業は必ずと言っていいほど面接で「困難を乗り越えた経験」を聞いてきます。

順調に進みすぎている人生を送ってきた学生はこの手の質問に答えにくく、困難の度合いが低くなると思います。(もちろん言い方で盛ってうまいこと話すと思いますが笑)

そんな時に受験に失敗した経験というのは大きな困難であり、そこから就活までの数年間でどう立て直し、どう成長してきたかをアピールしやすくなります。

面接官の中にも受験でうまくいかずに悔しい思いをしてきた人はたくさんいると思います。そこをどのように努力して克服してきたかという話は面接官の中にも同じ苦しみを味わったことがあるという点ではこの上ないエピソードになります。

しかし、このエピソードを話していい人になるためには、一つだけ絶対に守らなくてはならない条件があります。

それは、「大学受験を全力で頑張り切ったと断言できる人」です。

怠惰な受験生時代を過ごして大学受験に失敗するのは当たり前です。受験に失敗した理由は「ちゃんと勉強しなかったから」、ただそれだけです。

しかし、全力を尽くしても結果がついてこないという人も少なくないです。数十倍の倍率になることもある大学受験においてはみんなが気持ちよく受験を終えられるものではありません。

ここで重要なのは、受験に失敗した時にそれまで全力を尽くしていたら、自分の人生において成長の糧になるような改善点を見つけられるということです。

全力で受験に取り組んだ人は、後悔のないようにその時できることに可能な限り取り組みます。そこまでしてもなお結果がついてこなかった時、何がいけなかったのか、自分には何が足りなかったのかということをとても深く考えることができると思います。

そして、それだけ深く考え、反省したことはあなたが成長するためにとても重要なことであるのは間違いありません。

逆に、たまたま受験で成功した人はほとんど自分の改善点を振り返ることがないと思うので、より受験での経験をその後の大きな成長につなげられるのは受験に失敗した人かもしれません。

ここまで読んでいただいた人ならわかると思いますが、就活で大学受験の影響は大いにあるため、大学受験の成功のために受験は全力で頑張った方がいいです。

仮に大学受験に失敗してしまった場合でも、全力で頑張っていれば得られるものはたくさんあり、その後の成長につなげられるので、やっぱり受験は全力で頑張った方がいいです。

すなわち、大学受験は成功しようが失敗しようが全力で取り組んでさえいれば必ずその後の人生に良い影響を与えてくれるということです。

最後に

受験生の方は、目の前の模試の判定や過去問の手応えに一喜一憂してしまうことも多々あるでしょう。それは合格を目指す気持ちからくるもので大切な感情だとは思いますが、それがすべてだと考えてはいけません。

大学受験は僕が就活の中で感じた通り、人生においてとても重要なものです。でも、重要なのは結果ではなく「あなたがどれだけ、どのように頑張れたか」ということです。

後悔のないように全力を尽くすことができれば、その受験はもう成功したと言っていいと思います。

周りの人に何を言われても、自分が目指す目標に向かって自分の意思で全力で取り組むという姿勢を忘れずにしていれば、必ず「あの時頑張ってよかった」と思える瞬間が来ます。

人生の中ではほんの数%の期間しかない大学受験ですが、そこを頑張れただけでその後の成長速度は全く変わるでしょう。

数年後、数十年後に自分の誇れる経験として語れるように目の前の受験に全力で取り組んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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