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また撮り始めよう

僕は何かを同時にこなすことがとても苦手です。仕事では複数のプロジェクトを同時に進行させていますが、実際に頭の中ではそれらは並列処理されていません。ひとつひとつ切り替えてこなしているだけです。

インプットとアウトプットも一緒にできません。
でもこちらは仕方ないと思っています。インプットとアウトプットは1対1の関係ではないからです。アウトプットはそれまでに学んだ知識と経験の統合作業です。インプットしたばかりのことは過去にインプットした多くのことと結びつけないといけません。醸す時間が重要です。

この2ヶ月間、プライベートな時間はほとんどインプットに費やしていました。この10年間で(ネット、Kindle、書籍で)一番大量の文字を読み、考えな何か書いていました。切実に世界の変化を知り理解したいと力を注いでいました。

仕事では、幸いこれまでのやり方が功を奏して、意外なくらい「やること」は変わりませんでしたが、これまでゆっくりしか進められなかったことをこの機会に一気に進めました。
ハードだけでなくソフト(仕事のあり方)の変化が大きく、やり甲斐はとても大きかったですが流石に疲れました。

どちらもまだ道半ばですが、やっと仕事以外のところにアウトプットする準備と時間と気持ちのゆとりが出てきました。

僕の暮らしの中でこれまでずっと、旅は食べることと同じくらい当たり前にありました。そして出かける時は必ずカメラを1台バッグに入れていました。出かけたら写真を撮らない日はほとんどありませんでしたから、写真を撮らない生活は考えてもみませんでした。しかし旅に出られなくなり、旅の一部だった写真も撮らなくなっていました。
旅は心の食事で、旅の中の撮影はビタミンのような、わずかでいいけれどないと生きていけないものだと思っていましたから、2ヶ月間も旅せず、写真も撮らず写真も見返さないで過ごしていられたのは意外でした。

きっと楽しい家族との時間と読む時間が旅と撮影の代わりをしてくれたんだと思います。
(でも、元気でいたつもりですが写欲がなかったのは心が病んでいた兆候だったのかもしれません)
とはいえさすがに2ヶ月たつとちょっとビタミン不足を感じ始めました(笑)

インプットに腹八分目くらいの満足感を得られ、アウトプットの準備と時間とゆとりができたこと、ビタミン不足を感じ始めたことから、読む時間の中から少しずつ撮る時間を作っていきたいと思います。

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作品撮りと構えずに、好きなものを好きなように自分勝手にどんどん撮るところから再スタートします。

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