ジャグリングのススメ

アジャイル新聞編集長の和田です。アジャイル新聞第3号の編集後記で「アジャイルマインドをジャグリングで磨いた」と書きました。今回はジャグリングについて紹介します。

38歳の時に始めました

2004年、アテネ五輪に15歳で出場し頑張っている福原愛選手から刺激を受け、私も何か始めようと思いました。手元(足元?)に、当時飲料のおまけで付いてきたフットバッグ用のお手玉みたいなものが3つあり、たまたま見たインターネットのジャグリング入門動画がわかりやすかったので、挑戦することにしました。

無心になれる

練習を始めると、さっそくひとつの効果を感じました。無心になれる。ボールを投げ始めた瞬間から、日頃気になっている様々なことがすっかり頭から離れ、ボールを投げて取ることに全ての意識が向きます。同じような効果は、様々な活動からも得られると思いますが、ジャグリングは、すぐに、一人でも、その状態になれるので、大きなメリットと感じました。

3ボールジャグリング

手でモノを投げるジャグリングには、ボールだけでなくクラブやリングなど様々な種類があり、難易度も様々です。入門としてのお勧めは3ボールジャグリングです。ボールジャグリングというと、投げる個数を競うと思いがちですが、実はそうではありません。3つのボールを使う技だけでも100種類以上の技があり、簡単な技から、超絶に難しい技まであります。

ベビー・ステップ

まずは基本中の基本である「3ボール・カスケード」から始めましょう。入門動画を見ると、最初は1つのボールから始めるケースが多いようです。ボールの軌道が安定したら2つに進み、左右の差が縮まってきたら3つに挑戦しましょう。利き手ではない方の手から投げる軌道は、なかなか安定しないので、いやになってしまうかもしれませんが、ここが分岐点です。諦めずにベビー・ステップで少しずつできるようになることを楽しみましょう。カスケードが常に10回続くようになったら、あなたはもうジャグリングの面白さを感じて、次の技を習得するのが楽しみになっているはずです。

カスケードの次は、オーバー・ザ・トップと2イン1ハンドがお勧めです。両方同時に練習すると良いでしょう。

成功と失敗が明確

ジャグリングは成功と失敗がはっきりしています。ボールを落としたら失敗、続けば成功。だから改善しやすいのでしょうね。何度も同じ場面で失敗するなら、その時のボールを投げる精度に問題があるので、その精度を高める練習メニューを自分なりに考えて練習します。すると、精度が高まり、成功するようになります。地道ですが、練習の分だけ少しずつ上手になる感触が嬉しくなってきます。

安定(solid)

ある技が習得できて、いつでも30回以上続けることができるなら、その技は安定したと言えるでしょう。安定すると体が覚えているようで、しばらくジャグリングから離れたとしても、普通にできます。30回以上続くということは、軌道が安定しているということで、見た目も綺麗です。大道芸の方々のジャグリングを時々見る機会がありますが、基本的な技、たとえばスパイラルという、3つのボールが円を描く技があるのですが、まさに真円を描いていて、ほれぼれします。安定の極みですね。

いいね!の効果

多くの方々にカスケードを教える機会があります。その時に、投げ方を教えることのほかに、良い投げ方に「いいね!」と言うと喜ばれます。挑戦者は投げ方や取り方を試行錯誤しているので、不安のようです。そこで、私から見て良い位置で投げていたり、良い姿勢や良い目線に対して「いいね!」と言ってあげると、うまくいっていると確認することができて、安心するとのことです。大きな手助けになるとわかりました。

ジャグリングを始めやすい時代になった

Youtubeを検索すれば、入門動画や、プロの凄い動画をたくさん見ることができます。通信販売でボールを気軽に購入することもできます。ジャグリングを始めやすい時代になったと思います。ジャグリングはランニングコストゼロの手軽な趣味としてお勧めします。

ジャグリングは見るよりやる方が100倍面白いです。天気の良い日は、青空の中、公園で練習すると気持ちいいですよ。

・何歳からでも始められる(私は38歳から始めた)
・今すぐに始められる(靴下に小豆を詰めたものでOK)
・一人でも始められる(家の中で毎朝10分)

この記事を読んでジャグリングを始める人がいらっしゃるとうれしいです。

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