好きな小説家

 えっと。まず、朝の曲は、「らんらんらんらんらーん、」というクリスマスソングでした。

 今日は、好きな小説家のことを書こうと決めた。

 一人ずつが良いかなぁ。

 とにかく今日、読み終わったのが桐野夏生さんの新書「日没」でした。

 なんだかいまの世の中を凝縮したような内容だった。

ネタバレになるようなことは言わない主義(ネタバレは犯罪だと考えている)なので、ほわっと言うと、正しい基準、間違っている基準があって、

正義(=正しいとは限らない)を主張する多さで、正しくないに括られてしまう、これは誰が決めた基準なのか?ってこと。

 カズオ・イシグロの「私を離さないで」を読んだ人だったら、なんとなく似ていることがわかると思う。これを思い出したから。

 苦しいところから逃げる、のと生きるのと、逃げることで死ぬのとどう違うのか?とか、もっと考えたくなった。

 もう一度読もうと思う。いつも桐野夏生さんには感動する。人間の極限に迫り、そしてそれに慣れていく人間を描くのが本当に驚く。客観性などもうないのだ。

 客観性を持たないと人間は浮いてしまう。自分を俯瞰していないとおかしな人だと思われる、でもだから何なのか?

 人に迎合して協調する必要は、集合体に属するときだけ必要で一人で生きていくには不必要だ。

 と思うけれど、きっと世間は非難するんだろうな。

 「勝手にしろ」、「ああ、勝手にするさ」っていうのは縁を切るときの言葉。親子でも、恋人同士でも。分かり合えない時に使うよね。

 でも、誰でもいつでも同じ考え方なんてできやしない。金子みすゞが言った「みんな違って、みんないい」って、どこから見た風景なのか、といつも考える。

 みんな違ったら相当やばくね?ってことだ。

 やっぱり、本は良い。好きな本も少しずつ紹介していきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?