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高専5年間で一番熱意をもって取り組んだこと

初めに

 苫小牧高専、情報5年の藤原哲那です。この文章は苫小牧高専のアドベントカレンダー2020に乗せられています。おもしろい文章ばかりなのでぜひ覗いてみてください!

何を書こうか考えました。最初は編入試験のことあれこれを書こうと思ったけど、書く機会がほかにもありそうなので今回はやめました。せっかく自分のことを話せる場なので、自己紹介の意味も含め、高専生活で一番熱意をもって取り組んだことをここに書こうと思います。

スキー技術選

 高専生活で一番熱意をもって取り組んだことはスキーです。スキーと一口にいっても、モーグル、クロスカントリー、アルペンなど様々な競技が存在します。僕はそのなかでも少しマイナーな、「スキー技術選」というスポーツに熱意をもって取り組みました。スキー技術選は大回り、小回りなど決められた種目で滑り降り、下にいる審判に得点を付けてもらい、その合計点で順位を競い合います。様々な斜面状況に対する表現力、正確性など幅広い技術を高いレベルで要求される、熱いスポーツです。下の動画は実際の大会の映像です(ミスってるけど)。

高専のおかげもあり全国優勝した話

 2019年に「第3回全日本ジュニアスキー技術選手権」が開催されました。全国から技術選のプレーヤーが集まり競い合う大会です。3日間の日程で開催され、5種目の合計点で競い合います。ジュニア(高校生以下)としてでれる大きな大会の中では最後だったので、気合は十二分に入っていました。2週間前からスキー場に泊まり込み、練習を続けていました。4種目終わった時点での順位は暫定3位で、最終種目で暫定1位と4点差付けなければいけない状況でした。最終種目は不整地、でこぼこした斜面を如何にスムーズに、素早く降りれるかが求められます。僕のスタートは最後の方だったので事前に275pをとれば優勝ができるということがわかっていました。程よい緊張もありながらスタートしました。予想外に斜面が凍って、カリカリとしたバーンでしたが、何とか対応し、滑りきることができました。ポイントは275P、4P差をつけることができました。優勝が確定したときは友人と抱き合いました。結果的に0.49P差で優勝することができました。優勝することができた要因はいくつかあると思いますが、その中に高専の春休みが長く、普通高のように、大学受験がこの時期になかったというのもあると思います。大学と同じスケジュールなので冬の時期にまとまった時間をとることができました。高専ありがとう。

現在

 昨シーズンは編入受験のためにスキーはお休みしていましたが、今シーズンはしっかりスキーに取り組んでいます。今シーズンの目標はルスツスキー場で行われる北海道予選を突破して、全日本選手権に出場することです。200人ほどの出場者の中から上位24人が全日本選手権に出場することができます。2019年に行われた北海道予選では38位でした。さらに技術を研磨し、新潟の苗場スキー場で行われる全日本選手権の出場を目指します。

まとめ

 工学を専門的に学ぶ高専生の中で、熱意をもって取り組んだことは少し異色だったのかなと思います。高専といえば、競プロ!、ハッカソン!、ロボコン!などのイメージが強いです。けれども、それらに触発され、無理矢理 高専生”らしさ” に染まろうとする必要は全くないと思います。時間はたっぷりとあるので、自分の興味のあること、好きなことに対して真摯に取り組めば、おのずと道は見えてくるとおもいます(高専生らしさを求めた結果好きなものに出会えた、なんてこともあるので、無理する必要はないよってことです)。

僕自身も好きなことを、絶賛探し中、取り組み中です!

今回の拙い文章が誰かの参考になれば幸いです。ここまで読んでくれてありがとうございました!

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