自己紹介

表立って活動を開始しますので、あまりやってこなかった自己紹介をここで。実在しないと思っていた、AIだと思っていましたなどと言われますが、存在している人間です。

河森さんの3年前のブログでネタにされました。
#461 日本トレーニング科学会のシンポジウム「これからのトレーニング現場で求められる人材」でシンポジストを務めました
https://kawamorinaoki.jp/?p=175797292

河森さんは今年もシンポジストをされるそうですので、まだ登録されていない方はぜひ。
第33回 日本トレーニング科学会大会
https://www1.doshisha.ac.jp/~training/index.html

そんなわけでプロフィールです。

得意とする指導分野;筋肥大、持久力の向上、陸上競技の指導(800mをメインに中距離と跳躍が一番多いです)。
過去のサポート実績;日本選手権や日本ジュニア覇者へのサポートや、全中の覇者の顧問の先生へのサポートなどがあります。そこそこの実績は残していますが、あまり表立って活動をしていなかったので。現在プロ野球選手となっている選手の身体作りの助言などもしました。

学校の非常勤講師や塾の講師という経歴が長いため、得意分野は社会科と進路指導です。そしてこれまた長年続いている陸上競技の指導もそこそこ得意です。なお、競技者としての実績はほぼありません。高校1年生で心臓に欠陥が判明して以降、心拍数が高い状態を続けるようなことは避けております。死ぬことは無いと言われていますが、形が一般の人と少し異なるため、とにかく痛いものでして。そのため、効率が良いトレーニングを高校生の頃から探し始め、高校3年にして指導者の道を歩み始めました。高校時代はトレーニングジャーナルさんにはとにかくお世話になりました。この高校生時代、陸上部の顧問の先生がthe天才と呼ぶべき人だったため、指導がサッパリ分からなくて困りましたが、卒業してからいろんな人の指導をするようになり言語化できる日がきました。そして高2から様々な事情によりコーチとして来るようになった人から指導のイロハを受けつつ、徹底的にウエイトトレーニングに励みました。中長距離種目をやっていましたが、圧倒的に投擲選手の身体が出来上がりました。高校を卒業してからは家の近くの高校にて短距離の指導をしつつ、中長距離の指導を学ばせてもらいました。そんな中で出会った選手がインターハイで好結果を残しましたが、勝てなかった後悔を残しつつ、大学出てからの指導をすることになるだろうから知識を得ておけといろんな人に言われたため、大学院へ進学。そこでのテーマが効率の良いトレーニングです。高校三年間で結果を残すには効率良いトレーニングをしなくては時間が足りないという考えからです。そこで加圧トレーニングを中心に研究をしていましたが、乳酸を指標にしてデータを測定しろという指示をボスから受けまして乳酸の論文を読み漁りました。そこで出た結果が、

乳酸は疲労物質でも無ければ指標として使いにくい

というものでした。
Lactic Acid--The Latest Performance-Enhancing Drug
Science 20 August 2004
http://www.sciencemag.org/content/305/5687/1112

サイエンス誌に2004年に掲載されたこの論文、この翌年にあれこれと読み漁って疲労物質と捉えるのは無理という判断を下しました。
乳酸に関してはブログを書いていますので、コチラを読んで頂ければよろしいと思います。
https://tf-ver3.blogspot.com/2014/11/blog-post.html

そんなわけで、何であの人は乳酸の話になると反応するんだという人が多いかと思いますが、大学院での方針転換の原因となったからです。その後は東大の八田先生にもお世話になり、いろいろと勉強させて頂きました。なお大学院は中退です。そして以降は高校の教員として授業をしてお金を稼ぎながら、選手のサポート活動をしてきました。お陰様で日本選手権は毎年のようにサブトラックにてアップを見る時代がありました。この時の選手のサポートとしては練習計画を作ること、動きのチェックなどです。ただ、この頃は真面目に教員になって部活の指導をしたいなど思っていたので、他の選手の指導などは特にしていませんでした。そして選手が引退してからは担任を持って働いたりしていましたが、この時に母校の大学に卒業証明と成績証明を取りに行く用事があった際に新たに選手と出会いまして、なんやかんやで3年ちょっと練習を遠くから見たり試合を眺めたりをしました。そこから他の大学生とも絡んだりするようになり、また各方面から声を掛けてもらって講習会のようなものも実施するようになりました。これには冒頭にあるトレーニング科学会の会頭をしていたボスの言葉や、大学院時代にお世話になった先生による経験を伝えていけという言葉などを受けた影響は大きいです。ただ、この頃から直接選手を指導するより、指導者を育成するという方向になっていまして、中学生や高校生の指導者、先生に対して指導方法などを教える機会が増えました。保護者会などで生徒や保護者相手に話をすることもあります。この際に大事なのが、

中学生においては成長期が来て身体が出来上がらない事には何をやっても強くならない人は強くならない、だから最低限の練習をしてちゃんと勉強をして進路を広げられるようにしましょう

という点を伝えることです。保護者の皆様は過剰な期待をしている場合が多いですが、どれだけ練習をしても効果は出ない場合が多めです。特に男子は成長期が遅い子は高校生でも伸びません。そうした点を理解してもらい、勉強してちゃんと進路を選びましょう、学費や交通費~といった点の話をリアルにしたりもします。教員として働いてきた経験からしまして、おおよそ後悔が最大になるのが20歳頃です。そうならないためにも、ちゃんと勉強をしておくことは大事です。将来、教員になって部活を指導したいと思う方は、部活の指導以上に授業や進路指導ができないとダメであるという現実を知っていないと、本当に苦労しますのでその点の勉強をしておいてください。生徒やその家族が大変なことになりますし、自分も苦しめられます。この辺りの話も、将来教師になりたい方へというセミナーで話をしたいところです。なお、教員になってからその辺りを学び始めると時間不足になり、ブラックな働き方となってしまいます。この実体験があるので、今は学校の先生への部活指導サポートは幅広く行っています。教員の働き方を熟知しておりますので、理想論ではなく現実的なところでご提案させて頂いておりますので、お悩みなどありましたら一度ご相談ください。指導方法が分からないのに部活を持たされた苦労を解決するサポートをいたしますので。学生の方で将来教員を目指している場合も、何をやったらよいかという質問がありましたら。学生に学んでもらって、困っている先生へとサポートし経験を積んでもらうというのがやっていきたい分野ですが、今のご時世なので難しくなっております。

話がかなり逸れた感じですが、成長期が過ぎた頃でもトレーニングをがむしゃらにやれば強くなるかというと、そういうことはありません。多くの理論が存在し、経験論なども多々ありますが、それらをエビデンスベースで何でそうなったのかを考えるのが私のやってきたことです。この科学的な見地も確実とは言えませんが、多くの場合において裏付けることが出来ていると思います。ちなみに陸上競技の指導理論においては、これをやるのが最善であろうというトレーニングに行き着きましたが、50~60年前に日本のトップだった選手たちがやっていた練習に行き着くという結果です。どうしてそういった練習が失われてしまったのか、様々な話を聞いて納得、解決しているのがここ10年間くらいの活動です。結論から言えば、

今の自分にとって一番必要なトレーニングが何かを把握することが大事

ということです。ですので、話を聞いて何が必要なのかを考えていく作業をすることになりますが、この点を明確にするために、選手にいろいろな知識が必要になってくると思います。本当に天才な人は細かいことを考えずにやれてしまっていますが、そうした人は少ないと思われますし。陸上競技で言うと、スピードが足りないからスピードを高めたい、と言う人は多いですが、じゃあ何がスピードに必要な要素なのかを考えずに練習をしている結果、特に何も伸びないという事態になってしまいます。球速を高めたいという高校球児の相談ですと、球速が高まるがその結果として見た目のフォームがきれいになり打たれやすくなるけど大丈夫ですか、という返しをします。速い球を投げたいのか打たれない投手になりたいのか。目的に合った作業をするためには何をしないとダメなのか、この点の理解は大事だと思います。

と、長々と自己紹介を書いてきましたが、これを書いたのはジムを開いたという広告のためです。目的としまして、トレーニングに関する情報を積極的に発信する場、学んで知識を効率よく身につける場を作りたいと思ったからです。現在、youtubeなどでも多くの動画があり、ネット検索すればたくさんの情報が出てきますが、それらを見てこれが効果的なんだと妄信せずに、話をしに来てもらい自分に必要なものが何かという点を洗い出すための場として利用してもらえれば、と思うところです。トレーニングをする場所であり情報を得る場所。コロナのご時世でオンラインな時代になっていますが、動作の確認などもできる直接触れ合う環境でやっていこうと思っています。
ぜひ一度ご来店ください。

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