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健康に配慮して一人一台PCを使いこなそう


一人一台のパソコンが各校に浸透してきた。
私の勤務校でも一人一台のパソコンが配られ、
毎日のように活用がされている。

そこで心配になるのが健康への影響だ。
次のような調査がある。
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学校でのタブレット端末の利用による
生徒と保護者の健康面に対する意識の変化

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdtpr/9/0/9_17/_pdf/-char/ja
柴田隆史, 藤井彌智, 山崎寛山, 佐藤和紀, 堀田龍也
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この調査によると、導入二年目の中学校で
生徒の約20%
保護者の約27%
が視力が悪くなることを「かなり心配」している。

これに「少し心配である」を加えると
生徒は約48%
保護者は約68%

になる。


保護者の結構な人数が心配していることになる。
こうなると、学校は先にこのことについて何らかのことを決め
情報を発信しなければならない。

例えば、
連続して30分の使用があったら、いったん休憩を入れます
とか
1日に画面を見つめる時間は1時間程度に収めます

などだ。


具体的な目安の時間は書かれていないが、参考になる資料は、次の資料である。
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児童生徒の健康に留意して
ICTを活用するためのガイドブック

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/08/14/1408183_5.pdf
文部科学省
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この中では、大人向けのガイドラインには

「連続作業時間は1 時間を超えないようにし、超える場合には休止時間を設ける」

と書かれていることを取り上げるとともに

「調査では、電子黒板やタブレットPC を利用した授業であっても、
説明や発表など、ICT 機器を利用しない活動が含まれるため、
実時間はそう長くないことが確かめられています。」

と書かれている。

また、
「児童生徒は年齢が上がるにつれて近視の子供が増えていきます。
 ICT 機器の利用によっても視力への影響が考えられます。」

との記述もある。


他にも
姿勢のことや、画面への映り込みのこと、使いやすさへの配慮
等が書かれている。
是非、一読しておきたい。

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