ノンアルコール市場はこれからもっと伸びると思うワケ
日経新聞にこんな記事が載っていました。
私も個人的に「ノンアルコール市場は伸びる」と感じているので、非常に納得感を持ちながら読みました。
というのも、私も個人的にイベントを開くのですが、その時にお酒を用意してもあまり飲まれず、逆にペットボトルのお茶はあっという間に無くなるからです。
またTwitterを眺めてみても、いわゆる「モクテル」(ノンアルコールカクテル)やノンアルドリンクについてツイートが増えてきたと感じます。
日経さんの記事だと「ノンアルコール市場が盛り上がっている」と事象の説明に終始していますが、個人的になぜノンアルコール市場が盛り上がってきたのか、その背景について仮説があります。
それは一言でいうと「多様性を受け入れる世の中へ変化してきた」からです。
まず大きな点は、飲み会で無理しなくても良くなってきたことかなと。
いわゆる「1杯目はビール」が強要されなくなってきました。
強要はハラスメントの恐れがありますし、ハラスメントがビジネスのマイナスになる事象もたくさん起きました。
なので無理してお酒を飲む必要性が薄れてきたなぁと、私も肌で感じます。
「俺の酒が飲めないのか」なんて人は絶滅したと信じています笑
また、健康志向も相まって、この飲み会で飲むものの多様性は加速している部分もあるでしょう。
お酒を飲むと翌日体調が良くないとか、ダイエットに支障が出るために飲まない人も増えています。
多様性のもう1つは、「男だから」「女だから」のイメージに合わせる必要性も薄れてきたことです。
まぁ、まだ根強く残っている部分もありますが、最近Twitterで話題になったビール会社「ハイネケン」のCMは、男女の飲酒に関する世の中のイメージに一石を投じるものになっていました。
ビール会社なので、さすがにノンアルコール訴求はしてないですが、男性がカクテルを飲んでも良い雰囲気になってきているのと同時に、男性がノンアル飲んでも良くなってきているなと。
これも多様性を受け入れる世の中への変化によるものではないでしょうか。
また多様性を加速させるもう1つの要素は、SNSではないでしょうか。
SNSによって人の趣味趣向が露呈し、その繋がりを作りやすくなり、「ノンアル、ありだよね」的な価値観を持った人たちと繋がれるようになってきています。
逆に飲む人は飲む人でつながるようになるので、飲まない人は安心して飲まないで居られるようになったとも言えます。
以上のような理由から、ノンアルコール業界はもっと伸びていくんじゃない中と考えています。
まぁ、ビールを中心にお酒が高くなってきたといった要因ももちろんあるとは思いますが、価値観の変容が市場を大きく変えつつある事例と捉えられると思いました。
私も下戸なので、ノンアルについてはもっと追求していきたい所存です。
だいたいスターバックスで、あえてホットティーを飲みながらnoteを書いているので、ホットティー1杯くらいのサポートを頂けたら、こんなにうれしいことはありません。