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Wi-Fiのルーターを変えたらリモートワークや自宅環境が超快適になった話

コロナによって家で過ごす時間やリモートワークが増え、それによりインターネット環境やWi-Fiについてのニーズが高まっています。

レンタルWi-Fiも伸びている。ネットサービスのDMM・com(東京・港)では、3月の国内向けレンタルが前年同月比24%増えた。「例年3月は旅行需要で増えるが、今年は旅行を手控えている。在宅勤務や外出自粛で自宅などでの利用が増えているのではないか」とみる。

Googleトレンドで見ても、Wi-Fiの検索数がこの90日間で1.5倍〜2倍ほどに増えています。

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ご多分に漏れず、私の家庭でもWi-Fi問題が持ち上がりました。

というのも、奥さんと私がパソコンを使っていると、動画が全然見れなかったり、ローディング画面がずっと続く状態になったのです。

複数の端末でWi-Fiの速度を測りましたが、どの端末でも似たような速度の結果になり、回線側の問題だとわかりました。

そしていろいろ検証してみた結果、Wi-Fiルーターが原因のようだったので、ルーターを変えたところ、以下のような結果になりました。

Beforeがひどすぎるのですが、Afterとの差は歴然。

「いや、Wi-Fiルーター変えたら早くなるの当たり前じゃん」と思うかも知れませんが、なぜ今のWi-Fiが遅いのか?どのWi-Fiルーターが良いのか?について納得できるように調べてみたときに、意外とドンピシャの情報が無かったんですね。

なのでWi-Fiをもっと早くしたかったり、Wi-Fiルーターを検討したい人に、どのように考えてWi-Fiを早くしていくかについて整理して残しておこうと思います。

※Wi-Fiがつながらなくなった等のトラブルについてはここでは書いていません、念の為。

※素人ながらに調べた結果なので、少し検討の視点が足りなかったり、情報が足りない場合があります。その場合やTwitterなどで優しく教えていただけると幸いです。

1:我が家のWi-Fiが遅い原因を突き止める

私が調べた限りですが、Wi-Fiが遅い原因について主に3つ原因があるようでした。

・元々の回線が遅い
・Wi-Fiルーターの場所が悪い
・Wi-Fiルーターの性能が悪い

それぞれ、下記のように検証すると良いでしょう。

▼元々の回線が遅い

光回線の普及率が日本は高いのであまりないかとは思いますが、Wi-Fiルーターに有線でつなげる口があるので、そことLANをつなげてどれくらいのスピードになるかを見てみましょう。(下の画像の黒い「LAN1〜LAN4」の口)

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ここにつなげて回線が遅い(絶対ではないですが光回線なら80Mbps以上は行くはずなので、それよりも低い場合)は、ルーターの前にインターネットを供給しているモデムの問題、ないしそもそも回線自体の切替を検討したほうが良いです。

モデムは契約したプロバイダに問い合わせると交換してもらえることもあるので、聞いてみましょう。

あまりないかもしれませんが、もし回線速度が100Mbps以上でるはずで、自分としても100Mbps以上の回線速度がほしい場合に、有線でつなげて100Mbpsを下回る場合は、モデムやルーターがつながっているケーブルが古かったり遅かったりする場合もあります。

ちなみに速度をはかるときは「fast.com」を使用しました。つなげるだけでシンプルに速度がわかるので快適ですよ。

▼Wi-Fiルーターの場所が悪い

Wi-Fiも電波の一種なので、障害物があると届かないことがあります。

コンクリートや金属は反射しますし、水も通過するのですが弱まる事が多いです。

電波特徴‗0613

(引用:https://wifi-kiwami.net/setsuzoku

そんなWi-Fiが家の中心(リビング)などではなく、家の端の方にあったりキッチンの近くにあると、壁や水に阻まれて他の部屋まで届かないため、ルーターの近くでWi-Fiの速度を計測してみましょう。

▼Wi-Fiルーターの性能が悪い

上の2つをやってみて、いずれも違うとなったら、Wi-Fiルーターを疑いましょう。

2:Wi-Fiルーターの何を見ればよいのか?

まずWi-Fiルーターを探す前に、1つ共有することがあります。

それはWi-Fiルーターの性能は時代が進むにつれて「相対的に」悪くなってしまうということです。

我が家のWi-Fiルーターは5年ほど前に買ったものだったのですが、その間にWi-Fiがつながる家電の数(IoT家電)が急増しました。

PC・スマホはもちろんのこと、AIスピーカーやルンバなどのロボット掃除機、エアコン等の空調、テレビやFireTVやChrome castなどテレビに繋げる機器など、Wi-Fiが当たり前になりつつあります。

なのでまず直感的に、Wi-Fi接続する端末の数が増えると、Wi-Fiの速度は遅くなりそうな気がしますよね。

その直感通りのことが起きていると言えます。

これに対応するためにはWi-Fiルーターとして対応可能な同時接続数が多い必要があります。

しかし、メーカーとして同時接続数はこれくらいとうたっていない場合が多いです。

同時接続数がどれくらいかは、下記の2つのポイントから推察できます。

・ストリーム数(アンテナ数)

ストリーム数は「4x4」「3x3」といった表記でスペック情報に書いてあることが多いのですが、それぞれアンテナが4本・3本あるということを指しています。

このアンテナの数が多いほど、同時接続できる端末数が変わってきます。

・MU-MIMO

細かく言うとわかりづらいのですが、一言で言えば「複数端末と同時にデータ通信する機能」です。

この機能が入っていると、同時に複数端末とWi-Fiをつなげることができます。

ちなみに同時に繋げる台数は、「アンテナ数-1」になります。これはMU-MIMO機能を使う際にアンテナを1本使用するためです。

縦おば4x4であれば同時接続数は3台、ということになります。

ただ同時接続数が3台だからといって、4台以上はつながらないわけではありません。

4台以上になるとWi-Fiルーターのほうで同時に接続している端末ごとに高速で電波を切り替えて通信をするため、つながりはするのですが、少しずつ遅くなっていきます。

ストレスなく接続できる端末数は、調べた限りだと同時接続数の6倍ほどと言われることが多いようです。

例えば4x4でMU-MIMO機能があれば、18台まではいけるようです。

ちなみに我が家で元々使っていたWi-Fiルーターのアンテナ数は2本で、MU-MIMO機能はありませんでした。

新しく買ったものはアンテナ数が4本で、MU−MIMO機能アリのものです。

ちなみにこちら↓

(色違いもあります)

補足:家の構造によってはメッシュWi-Fiも検討しよう

我が家はマンションでワンフロアかつそこまで広くなく、部屋も入り組んでいなかったのでルーター1台で大丈夫だったのですが、家が広かったりWi-Fiを使う部屋が壁に阻まれて入り組んでいる場合は、メッシュWi-Fiの機能があるかどうかも検討したほうが良いかもしれません。

メッシュWi-Fiは、ルーターの他に「拡張ポイント」によって、Wi-Fiの電波を経由させることで、より広い範囲にWi-Fiが行き届くようにする技術です。

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(引用:Google Nest Wi-Fi ウェブサイト

メッシュWi-FiはGoogleのNest Wi-Fiがかなり有名ですが、他にも対応しているルーターはあるので、ぜひ比較検討してみてください。


長々と書いてきましたが、まとめると

・回線orモデムの問題か、Wi-Fiルーターの場所の問題か、Wi-Fiルーター自体の問題かを見極めよう
・自分の家にあるWi-Fi接続する端末の数を調べておこう
・アンテナ数とMU-MIMO機能があるかどうかで検討してみよう
・部屋の構造からメッシュWi-Fiにするか検討しよう

という感じです。


コロナに負けない、快適なインターネット環境を目指しましょう!

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