呪いとダイエット
「出された食事は、すべて食べきらなければいけない」
こんな呪いが刷り込まれている人って、意外と世の中には多い気がします。
私もそんな1人でした。
外食でも家の食事でも、出されたものは全部食べる。残してはいけない。
親からそうしつけられたわけでもないのに、なぜかそのルールを私は忠実に守り続けました。しかも無意識に。
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私は「ファンベース」の著者でも知られるさとなおさんのコミュニティ「4th」に所属してて、その中で始まった「1000日チャレンジ」に参加しています。
私は2つチャレンジしているのですが、そのうちの1つは「ダイエットをする」としました。(もともとは「毎日運動をする」だったのですが、しんどすぎたので内容を変更しました。)
今まで何回もダイエットに成功してきた(=同じ数だけリバウンドしてきた)のですが、今回は本質的に痩せた状態をキープできるようなダイエットにしようとしたんですね。
そもそも1000日続けるので、無理をしてささみ肉とブロッコリーばっかり食べてたらたぶん持たないなと。
ただ、食事習慣を変えないと痩せることは難しい。なので日々の食事量を減らすことをし始めました。
その時に、初めて自分にかけられた呪いに気づいたんです。
私は家の食事でも出されたものもすべて食べる主義です。「これ好きじゃない」と文句を言って食べない、ということは1度もありません。
ある日、自分がどれくらい食べるとお腹いっぱいになるのか注意をしながら食事をしよう、と思いながら食卓に行った時に、量がかなり多かったんです。
でもすべて食べる主義の私は、たとえ胃が圧迫されていて苦しくても、目の前に食事がある限り食べ続けようとしてしまう。
ただ、あからさまに苦しそうだったんでしょうね。
奥さんが「無理しなくてもいいよ」って言ってくれました。
そこで、自分の呪いを自覚しました。
食事を作ってくれた人に悪いな、と思っていた中で、食事を作ってくれた人から「無理しなくてもいいよ」と言われたことが大きかったのかもしれません。
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1000日チャレンジを初めて約100日。今日体重を測ったら、5kg痩せていました。
食事量は始めた当初よりも少ないまま維持していますし、個人的にはストレスがかかっている意識もありません。
呪いから開放されたのは確かにありますが、決して「食べ物をどんどん残して良い」と言いたいのではありません。
「足るを知る」
この言葉に集約されるのだと思います。
自分は一体どれくらい食べるとちょうど良いのか。そこを見極めて、日々の食事量をコントロールする。
食事を作ってくれる人に「自分はこれくらいの量で大丈夫です」と言える勇気を持つ。
でもやっぱり出された食事が多かったら、残す勇気も持つ。そして「足る」を知らなかったことを反省し、次に活かす。
そうすることで、無理せず痩せることができました。
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食事を残すのは罪ではなく、自分へのフィードバック。
そう考えることで、昔の自分と折り合いをつけることができました。
もし同じ呪いに苦しめられている人が居たら、ぜひ参考にしてほしいなと思います。
だいたいスターバックスで、あえてホットティーを飲みながらnoteを書いているので、ホットティー1杯くらいのサポートを頂けたら、こんなにうれしいことはありません。