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★ゴーレム★

最終更新日:2022.8.23

1 はじめに

 メソロギアの記事を書く際には「以下〇枚のカードをデッキの軸とした〇スタン」と書き出
して、最初にリーサルイメージを説明するようにしています。
 しかし、今回は省略します。(おそらく次月に調整される)ゴーレム環境におけるリーサルイメージを共有してもあまり価値がないからです。
 そして、今回の記事は「趣味デッキ(勝率度外視で好きなカードを採用しまくる)」の紹介です。カード生成はおすすめしませんよー

⑴ ゴーレム環境について①

 まず、2022年8月現在におけるメソロギア環境について簡単に話します。現在、メソロギアは4体のゴーレムによって席巻されています。

⇒召喚時能力を否定する手札発動効果を持つ。

⇒ドローを否定する手札発動効果を持つ。

⇒手札発動効果を否定する召喚時発動効果を持つ。

⇒ゴーレム対策するよりゴーレムを使った方が楽に勝てる…。

 つまり、ゴーレム環境は「召喚時発動効果、手札発動効果、ドローの3つが否定された環境」と言えます。多くのデッキが上記いずれかに依存しているため、環境がゴーレム一色となったのです※。

※光明天候デッキ、12スタンデッキ、バーサーカーデッキといった上記への依存度が比較的小さいデッキは存在します。

⑵ ゴーレム環境について②

 ゴーレム環境において意識すべきは「与えるダメージ−受けるダメージが最大になるカードを投げること」です。

 先月で使用率の高かったドラゴンデッキのダメージ効率を考えてみましょう。ドラゴンデッキの中心となったのは「修行僧で破壊無効を付与した蒼龍」です。盤面干渉による防御不可の攻撃は非常に強力でした。

 しかし、ゴーレム環境では
①修行僧召喚(召喚時効果でLIFE1減)
②蒼龍召喚(召喚時効果でLIFE1減)
 となり、LIFEが2減ってしまいます。

 蒼龍のパワーは8ですから、「8-2=6」となり、2ターンも使用したにも関わらず相手とのLIFE差を6しか広げることができません。
 一方、召喚時発動能力等を保有していない神速剣士•アリアであれば、1ターンで相手とのLIFE差を7も広げることができます。

 ゴーレムミラーではお互いにエリコを手札に抱えるため、一度大きなLIFE差がついてしまうと逆転することは難しくなります。
 これらより「与えるダメージ−受けるダメージが最大になるカードを投げること」を意識したプレイングやデッキ構築をすべきなのです※。
 というわけで、8月は趣味デッキで遊ぼうと思いました。ガチで組んだところで他のプレイヤーと被るだろうしさ…。

※パワーの絶対値が大きければカイロスを無効化できる等のメリットがありますが、カウンターブレイドやイリュージョン(高パワーチャージャーの比率が高まる)の餌食になりやすいといったデメリットもあります。リーサルターンを勘案しながら、矛盾なくデッキを組み上げる必要があります。

2 作成したデッキ

⑴ 天騎士×ゴーレム

 コンセプトは「天騎士で勝ちたい」です。なぜなら、天騎士がめちゃくちゃ不遇だからです。主な不遇ポイントは以下のとおりです。

①召喚時にLIFEを3以上失う
②高パワーチャージャーを採用せざるを得ない
③手札への依存度が大きい

⑵ 紅騎士×ゴーレム

 コンセプトは「軽装兵とアリアで勝ちたい」です。なぜなら、軽装兵が全く刺さらない環境だからです。主な刺さらないポイントは以下のとおりです。

①召喚時にLIFEを1失う
②エリザベスにパワー負けする
③高パワーチャージャーを採用せざるを得ない
④アリアとのアンチシナジー
⑤手札への依存度が大きい

3 対戦の流れ

⑴ 天騎士×ゴーレム

 上述の不遇ポイントを解決するために以下の立ち回りを心掛けました。

「シオールで手札を流されることを前提にリーサルイメージを立てる」

 何度か構築戦に潜ると、概ね5ターン以内にはシオールが飛んでくることが分かりました。プレイヤーによってはエリコでドローしてでもシオールを投げてきました。

 これらから
①相手のシオール投げが比較的読みやすいこと
②シオール投げのタイミングで天騎士の破棄orイリュージョンを通せれば優位に立てること
 が分かってきました。

 最終的には以下のようなリーサルイメージとなりました。

1ターン目:10チャージャー
2ターン目:再度10チャージャーかアリア
3ターン目:天騎士破棄かイリュージョン
4ターン目:同上
5ターン目:通せればラヴァネル
6ターン目以降:ゴーレムでLIFEを削りつつ、エレクトロウォーリアで詰める。

⇒アリア(7)、天騎士(11)、ゴーレム(6)のイメージでLIFEを削っていきます。

 相手のシオール投げ読みに大きく依存しており、環境初期だからこそ成立した戦略です。8月半ばには全く通用しなくなりました…。

 当時の200戦勝率は61.5%です。集計していませんのであくまで目安です。

⑵ 紅騎士×ゴーレム

 上述の不遇ポイントを解決するために以下の立ち回りを心掛けました。

「あえてシオールを使わせて手札を流してもらう」

「シオールを投げるタイミングが読みづらくなってきたのなら、投げざるを得ない状況を作ればいいのでは?」と考えました。
 投げざるを得ない状況を作るのに最適だったのが軽装兵です。軽装兵の不遇ポイント⑤「手札への依存度が大きい」がシオールの餌となりました。

 最終的には以下のようなリーサルイメージとなりました。

1ターン目:10チャージャーかアリア
2ターン目:ゴーレムチャージャーでお茶を濁す
3〜4ターン目:可能であればエリザベスを通す
5〜6ターン目:シオールを待つ
7ターン日以降:カウンターブレイドやカイロスで耐久しつつゴーレムでLIFEを削る

⇒「4 主なカードの解説」の項で述べますが、投げればほぼ勝ちのカードを数多く採用しているため、中盤でエリザベスやアリアを通せれば環境デッキにも食らいついていけます。

 当時の200戦勝率は64.0%です。集計していませんのであくまで目安です。

4 投げればほぼ勝ちのカード

序盤:10チャージャーに合わせてLIFE差を生む
中盤:シオールに合わせてLIFE差を広げる
終盤:防御札として運用。相手とLIFE差が5以上あればほぼ勝ち

序盤:基本マリガンする
中盤:シオール等に合わせてLIFE差を生まない
終盤:攻撃札として運用する。相手のLIFEが5以下あればほぼ勝ち

序盤:マリガンする
中盤:見せ札にしてシオールを投げさせる
終盤:召喚時効果を発動できればほぼ勝ち

序盤:1枚あればいい
中盤:見せ札にしてシオールを投げさせる
終盤:他アタッカーと連打できればほぼ勝ち

序盤:基本マリガンする
中盤:優先権的に「今じゃない!」時はシオールの効果が発動しないようにする
終盤:優先権をずらしてカイロスを発動させる。相手の召喚時効果を妨害しエリコでLIFEを削る
⇒超優秀な防御札&確実にLIFE差を生む攻撃札

5 おわりに

 個人的には紅騎士×ゴーレムデッキが気に入っています。「軽装兵を見せ札にしてシオールを投げさせ、カイロスを発動させて勝つ(逆もまた然り)」という軽装兵とカイロスの補完関係が面白いからです。
 しかし、あくまで趣味デッキです。相手のシオール投げに依存していますので、勝率を維持するのは難しいです。
 でも、勝ちにこだわるのをお休みして、好きなカードで遊んだっていいはず!!あくまで趣味じゃんね!!
 最後まで読んでくださりありがとうございました!皆さんのお気に入りカードも是非教えてくださいねー!

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