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競馬雑記帳 2021/9/9

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JRDB永野です。

いつも唐突のような気がする。
競走生活の終りは、宝塚記念での競走能力の喪失。
そして今回の訃報。
2世代目の現2歳世代では8月末にはサイアーランキングのトップに立ったというのに。
ドゥラメンテの早世は生産界にとっても影響は大きいはず。


母系が三代続けてGⅠ馬(曾祖母のダイナカールのオークスはグレード制導入の前年なので正確にはGⅠ級)に歴代のトップサイアーを配合しての良血馬。
クラシック二冠制覇も無事なら更にGⅠの勲章は増やしていたはず。


初年度・2年目と200頭を超える種付けをこなして、2年目は300頭に迫る勢いだつた。

キングカメハメハの後継種牡馬としては、現在ロードカナロアがその地位を確立しているが、それに次ぐ存在であることは間違いない。
ただ、母父がサンデーサイレスというのが、サンデーの血をもたないロードカナロアとの違い。(このあとに控えるキンカメ後継のレイデオロも非サンデー)

ドゥラメンテは、サンデー直仔の種牡馬ディープインパクトやステイゴールド産駒の牝馬に種付けすればサンデーの3×3と血が濃くなる。
初年度産駒では、ジュンブルースカイが母父ゼンノロブロイでサンデーの3×3。現在2勝で2歳時には東京スポーツ杯で3着など頑張っているが、ドゥラメンテ産駒は母が輸入馬というパターンが多い。

産駒は5世代だけとなったが、これだけ良血が蓄積されているのだから母父として活躍馬を送り出しそうな気がする。一代世代を重ねることで、サンデーサイレスの血は4代前となるので、種牡馬の選択肢を広がるはずだ。
ただそれは早く5年先、影響力が大きくなるのは10年先の話。
血統って、そういう、5年、10年のスパンで見ることが必要はだけに、その魅力を知ったら競馬はやめられない。

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