マガジンのカバー画像

永野 昌治

1,083
騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
運営しているクリエイター

#永野昌治

10/21(土)永野昌治のカオス分析

関西ダービーに向けて、プロ野球はCSファイナルステージに。 ある試算では、日本シリーズで阪神-オリックスなら経済効果は1300億円とか。 しかもその9割が関西圏でのもの。 関西経済浮揚のためにも、関西ダービーは実現して頂きたい。 京都7レース 3歳上1勝クラス ◎ 7.ハギノアルデバラン 未勝利を勝ちあがるのに5戦を要したが、新馬戦では菊花賞でも人気をするサトノグランツに先着。 途中で動く脚質だけに捌きやすい少頭数は歓迎 京都9レース 北國新聞杯 ◎ 13.ホウオウ

得意のコースで

JRDB永野です。 同期の騎手が次々と重賞を勝つ中、先日の京都牝馬Sで重賞初勝利を果たし岩田望騎手。日曜は中京で騎乗して金鯱賞で重賞2勝目を目指す。 自厩舎で騎乗経験のあるギベオンも出走するが、手綱をとるのはこの所コンビを組んできるソフトフルート。中京巧者だけに、中山牝馬Sには登録もせずにここを使ってきただけに一発の可能性を秘めている。 その前の昇竜ステークスの岩田望騎手も注目したい。 改修中の京都競馬場の代替として開催の多い中京競馬。ダート1400Mの騎手別の成績は以

ひと鞍入魂

JRDB永野です。 昨年は3月の1週目まで小倉開催があったが、今年は先週で切り上げ。この1週分は夏の開催に回り、昨年は3週あった7月末から8月上旬に亘っての札幌と新潟の2場開催が今年は2週に。 ということで、今週は中山と阪神の2場開催。 普段ローカル開催で騎乗している騎手も主場に参戦、土曜が阪神で桜花賞トライアルがあるので関東から遠征の騎手も。加えて今週からデビューの新人騎手にある程度の騎乗馬を充てたりしているので騎乗数の少ない騎手も。 特にひとクラだけの騎手の注目してみ

競馬雑記帳 2021/08/12

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 秋の番組表が発表になった。 開催日割りに関しては、昨年に発表されたものから、オリンピック関連での祝日の移動で、10月上旬の東京・阪神・新潟開幕週の、土日祝ので2場×3日間開催が消滅して、土日で通常の3場開催に変更すみ。 よって、変則開催は9月半ばの敬老の日を絡めた3日間開催と、年末の12月28日の開催。 問題は12月28日の取り扱い。 これまで、12月28日にポツンと1日だけの開催だったのは、2019年が土曜、2018年は

競馬雑記帳 2021/5/13

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今年のダービーまで半月を切ってメンバーもほぼ見えてきた。 NHKマイルCでスタート直後に落馬したバスラットレオンも参戦を表明、現在のメンバーは以下で17頭。 17番目のグレートマジシャンで収得賞金は1600万円。 収得賞金上位馬の故障や、トライアルで権利を取った馬の回避もあり、賞金での出走のボーダーラインは結構下がった感じ。 優先出走権 エフフォーリア    横山武史 タイトルホルダー   田辺裕信 ステラヴェローチェ  吉田

競馬雑記帳 2021/4/29

JRDB永野です。 3月始めに新人騎手がデビューして2ヶ月。 先週の新潟競馬で西谷凛騎手が初勝利を挙げて、8人全てが勝ちクラを挙げた。 ふたりの女性騎手やダービージョッキーでもある角田師の二世などデビュー前から話題の多かった今年の新人騎手だが、ふたりが初騎乗初勝利、古川奈騎手の4週連続勝利など成績面も優秀。 このご時世で、短期免許の外国人騎手の不在や、リーディング上位の騎手が海外遠征後に騎乗自粛期間があったりで若手騎手にとってチャンスは多く、世代交代の時期に来ているのか

競馬雑記帳 2021/3/11

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週の競馬で今年の新人騎手がデビュー。 新人騎手が8人というのは、一昨年の7人を超え、近年では2007年の浜中騎手らの9人に次ぐ数字。 特に関西での女性騎手のデビューは2000年の西原玲奈騎手以来で、地上波の夕方のニュースのスポーツコーナーでも取り上げられるほど注目を集めている。 8人のうち5人までが父が騎手(地方競馬含む)という出自。 競馬サークル出身が、割りと大きなアドバンテージになる世界において、今年の新人騎手で初騎乗

競馬雑記帳 2021/3/3

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 競馬サークルは2月3月の境が人の面での年度替わり。 蛯名騎手と佐久間騎手がムチを置き、新たに新人騎手8人がデビュー。 一時期競馬学校の卒業生が減少していたが、一昨年に続く新人騎手8人が加わりJRAの現役騎手は141名に。 それでも騎手の人数は減っている。 調べるために、自宅の屋根裏部屋から古い競馬週刊誌を引っ張り出してきた。 発売が1993/12/27で94年の金杯号。表紙の写真はナリタブライアンの朝日杯のもので、メジロマ

病み上がりは如何に

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週金曜に急遽騎乗をキャンセルした武豊騎手。 初日が3勝と好スタートで、先週の3日間開催の騎乗予定だった馬も6勝を挙げており、依然、馬は回ってきている感じ。 今週末から復帰だが、土日共に騎乗馬は5頭づつ。 先週の3日間開催は平均して8頭に騎乗だったので、やや少ない。 ただ、前走が武豊騎手で今回乗り替わっているのは、土日で一頭づつなので、特に騎乗馬を絞った感じはない。 腰痛だけに、土曜の競馬は騎乗振りのチェックが必要かも。 問

競馬雑記帳 2021/1/14

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 正月気分もひと段落。 今週から小倉競馬が開幕します。 例年なら中京→小倉と関西ローカル開催が続くのが、今年は京都競馬場改修による変則日程で小倉が8週のロングラン開催。その後で、高松宮記念を含む中京開催に。 今週、中京で行われる愛知杯は通常はローカル開催の中京で開催されているが、今年は主場としての中京で開催。 「愛知」という名称が入ってるだけに、中京が開催中に小倉で施行するのもおかしな話だけに、こういうことになったのだろう。 中

競馬雑記帳 2020/12/9

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今週末は香港で国際競走。 日本からも、3レースに6頭が参戦予定でJRAでの馬券の発売も行われます。 だた、騎手の遠征はウインブライトで香港カップの連覇を狙う松岡騎手だけ。 その他の日本馬には、スミヨンやムーアなど短期免許でお馴染の外国人騎手が手綱をとることに。 このご時世でこの秋にJRAの短期免許を取得した外国人騎手はいなかったが、この香港で騎乗はどういう免許での騎乗なのだろう。 欧州の競馬はシーズンオフだけに、香港で短期免

競馬雑記帳 2020/12/3

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 最近のテレビCMでは、家族でクルマに乗っている際の運転がお母さんだったり、「洗濯愛好会」のメンバーが俳優陣であったりと、社会における男女の役割分担というのが無くなってきている。「女性の社会進出」という考え方自体が過去のものに。 それでも昨今のJRAでの牝馬の活躍を考えると、女性の時代と思えてくる。 今年、JRAで行われた古馬の芝のGⅠは、フィエールマンが勝った春の天皇賞以外は全て牝馬が制している。 今年の古馬の芝GⅠも残す所は

競馬雑記帳 2020/11/25

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 令和三年度の開催日割と重賞の日程はすでに発表されているが、東西の金杯からダービーデーまでの春季の番組が発表になった。 ご存知の通り先日の開催を最後に京都競馬場は改修工事に入ったので、令和3年度は京都での開催が無く、関西の主場の開催を阪神と中京で担うことに。 年明け最初、京都金杯は中京での開催。 同じ日に組まれているのが、正月の名物レースとして定着している万葉ステークス。 京都競馬場で行われる3000Mの競走は菊花賞と、この万

GⅠ戦での乗り替わりは。

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今週から秋のGⅠ戦線の後半戦。 勿論、エンディングは有馬記念だが、一番盛り上がるのはジャパンCかも。 サートゥルナーリアのジャパンCでの鞍上が池添騎手と発表された時点で、アーモンドアイの参戦濃厚と思っていたが、マスコミにも「ジャパンCで引退」という風に発表された。これで、今年の牡牝の無敗三冠馬二頭との最初で最後の対決ということに。 以前にも少し触れたが、GⅠ戦線での鞍上ルメール騎手争奪戦が凄い。 来週のマイルCSでは、前走