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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2021年6月の記事一覧

固め勝ちを期待

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 日曜は阪神で宝塚記念が行われるが、関東馬の参戦は2頭だけ。 鞍上も戸崎騎手とルメール騎手が阪神で騎乗するが、関東の騎手の阪神への遠征は少ない。 ただ、横山典騎手や大野拓騎手が札幌で騎乗しているので、東京の騎手は手薄で関西から遠征する鮫島駿騎手が関東馬7頭を含めて全12レースに騎乗する。 それに続くのが10クラに騎乗予定の三浦騎手。 有力馬も多く固め勝ちに期待したい。 メインのパラダイスSでは、関西馬の9.リアンティサージュ

厩舎指数で穴馬サーチ 宝塚記念

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 ラヴズオンリーユー、デアリングタクト、コントレイルと有力馬が次々と回避して今年の宝塚記念でGⅠ馬3頭の13頭立て。 このレース連覇を狙うクロノジェネシス、無疵でGⅠ2勝目を狙うレイパパレ、初GⅠを狙うカレンブーケドールと中心は牝馬。 各馬の厩舎指数算出指定TM(以下指定TM)が◎を打っているのは、7.クロノジェネシスと10.カレンブーケドールの2頭。 2.レイパパレは指定TMは○止まりだが、全員が▲以上とシッカリと評価はされ

素質馬とコンビ再結成

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今週の開催が終われば関東圏は例年通り福島へ、関西圏は例年なら中京だが今年はひと脚速く小倉へ。 両競馬場ともコース形態の問題で芝は1200Mと1800Mの距離になり、1400M、1600Mの距離がない。 その関係もあってか、土曜阪神の芝1400Mの新馬戦はこの時期の関西圏の新馬戦にしては多頭数の17頭立て。 メンバーもなかなか面白い。 セレクトセールで1億円超えのカラヴァッジオ産駒のアグリ、祖母がシンコウラブリイのカフジペンタゴ

厩舎指数で穴馬サーチ 天保山S

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 土曜阪神のメインはオープン特別の天保山ステークス。 レース名の天保山は大阪南港にある標高5Mほどの築山。 この高さで山岳会があり、山岳救助隊が組織されているのは大阪人のシャレ。 出走順上位のウルトラマリンが回避して、昇級の7.ドウドウキリシマが16番目での出走。4歳馬が2頭いるが、比較的高齢馬が多いのが目立つ。 15.サヴィは昨年のこのレースを勝っており、その次走では佐賀で交流重賞勝ちもあり実績は上位。すでに7歳だが使われた

競馬雑記帳 2021/06/24

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 すでに2歳新馬戦も始まって、夏競馬に移行しているが、今週末に宝塚記念が終って、次週から開催が福島、小倉に移れば一気に夏競馬が本格化する。 そうなると、3歳未勝利戦も終了へのカウントダウンが。 このあとの3歳未勝利戦の番組数は、福島が19クラ、新潟45クラ、小倉47クラ、函館47クラ、札幌26クラの計184クラ。 対して現役の3歳未勝利馬は2041頭。このあと未勝利戦を勝ち上れるのは1割にも満たない。 現3歳未勝利には、良血

厩舎指数で穴馬サーチ ユニコーンS

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 日曜東京のメインはユニコーンS。 今年で26回目だが、初期の5回は秋競馬で行われており、タイキシャトルが勝った第2回以外は中山のダート1800Mで施行されていた。タイキシャトルが勝った際は、秋競馬開幕の土曜日で京都のスタンドでターフビジョンで東京のレースを見たのが懐かしい。2001年の第6回以降は6月の東京開催に固定されている。 今年もフルゲートでの争い。 ここ2戦オープン特別で2着で有力の1頭だったレディバクが賞金で除外にな

馬主さんの期待を背に

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週の札幌競馬で通算200勝達成の横山和騎手。 今年の38勝目で、デビュー3年目に記録した39勝の年間の自己最高記録に半年で迫っている。 今週は土曜は札幌で騎乗していたが、日曜は阪神に移動してマーメイドSを中心に6クラに騎乗。 マーメイドSのソフトフルートへは初騎乗。管理する斉藤崇厩舎の馬に騎乗の実績は2016年の北海道開催で2クラあるだけ。 それが、日曜の騎乗6クラの内4クラが斉藤崇厩舎の馬。 斉藤崇厩舎は主戦といえる北

エージェント採用で

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今年17年目にして、初めてバジオウでダービーに騎乗した大野騎手。 スノードラゴンのスプリンターズS、サウンドトゥルーのチャンピオンズCのGⅠ勝ちもあるが、もっと弾けても良い気がするのだが。 今年の夏も昨年に続いて北海道で騎乗する様子。 昨年は北海道で200クラ以上に騎乗しながら全て関東馬だった。 しかし今年は、今週の日曜に3頭の関西馬がスタンバイ。 これには、騎乗依頼仲介者の存在が考えられる。 大野騎手は長らく(昨年の北

厩舎指数で穴馬サーチ スレイプニルS

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 土曜東京のメインはスレイプニルステークス。 スレイプニルとは北欧の神話で、灰色の毛並みと8本の脚を持つ、主神オーディンが騎乗する軍馬らしい。 灰色の毛並みと言われると、思わず芦毛や白毛を探してしまう。 それはさておき、レースはNHKマイルC当日に行われたリステッド競走のブリリアントSの再戦模様で、掲示板5頭のうち3着のサクラアリュール以外が参戦、また、レースで2番人気に支持されたハヤヤッコも出走。 しかし、中心に考えたいのは

競馬雑記帳 2021/06/17

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 2019年生まれの馬達の新馬戦がスタートして2週。来年のクラシック候補探しは始まっている。 キャロットFの所有馬がロケットスタートで、6頭の出走で3勝を挙げているが、逆に例年早い時期から新馬を使ってくる、マイネル軍団はデビューは2頭だけ。 個人的にそれ以上に気になるがミルファームの馬の動向。 現在2歳馬の登録は30で20頭が在厩、既にデビューしたのは3頭。 ミルファームはここ数年、夏の新潟の直線1000Mの未勝利戦に多頭数

厩舎指数で穴馬サーチ エプソムC

JRDB永野です。 東京のメイン、エプソムカップは昨年に続きフルゲートでの争い。 昨年は最低人気のトーラスジェミニが3着に逃げ粘って波乱の結果に。 今年は非常に人気が割れており、土曜の16時過ぎの段階で単勝1番人気でも5倍を超え、最低人気の馬でも単勝は65倍程度。 上位人気で決着しても案外好配当だった、人気薄が絡んでも、意外と配当が安いということになりそう。 土曜日は札幌で騎乗していた武豊騎手が東京に移動して2.マイラプソディに騎乗。 昨年の共同通信杯では一番人気に支持

産駒初勝利を

JRDB永野です。 日曜は札幌と東京で重賞が行われるが、今年のダービージョッキーの福永騎手は中京に居残りで、9クラに騎乗予定。 宝塚記念のファン投票では2位だったコントレイルは残念ながら回避となったが、すぐさまキセキの騎乗が決まるあたりはさすがトップジョッキー。 福永騎手の成績の傾向のひとつは新馬戦。 現3歳世代の新馬の勝ち数はルメール騎手を抑えてトップ。 一番人気での成績が良いのは当然だが、7番人気まで勝ちクラがあり単勝の回収率も高い。 昨年の新馬戦の勝ちクラのう

厩舎指数で穴馬サーチ 三浦特別

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 土曜東京の特別戦は、芦ノ湖特別が9頭と少頭数になったので、同じ2勝クラスだが9レースと10レースが入れ替わって、三浦特別が10レースに。 こちらは、8頭の除外が出たフルゲート。3歳馬の参戦はなく、4・5歳馬が中心に。 3.リュクスウォリアーは左回りなら大きくは崩れていない。前々走、3走前と今回と同じ東京のダート1400Mで結果を残している。ハナには拘らないが好枠だけにレースはしやすい。基準5番人気ながら厩舎指数10なら十分。

北海道、初騎乗

JRDB永野です。 今週から開幕の札幌開催。 土曜は参戦の騎手は、最多11クラ騎乗の鮫島駿騎手から、1クラ入魂の竹之下など31名。 うち10名が見習騎手。 現在見習騎手は21名で、内2名が休業中、1名が騎乗停止なので半数以上が札幌に集結していることに。 今年デビューの騎手のトップを走る小沢騎手や、女性騎手のひとり永島騎手など日刊紙でも取り挙げられているが、注目は2年目の泉谷騎手。 デビューの昨年の夏は小倉を中心に騎乗しており、北海道は初参戦。 日曜には重賞の函館スプリン