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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2020年9月の記事一覧

プロとしての矜持

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 明日から10月。 今年も残り3ヶ月で競馬も13節。 そのうち10月の第2節と11月の第1節を除いてはGⅠレースが行われる。 前半の注目は牡・牝とにも無敗の三冠馬が誕生するのかという所。 鞍上のプレッシャーも大きいはず。 ディアリングタクトの松山騎手、コントレイルの福永騎手は共に夏競馬で騎乗停止の制裁を受けており、普段なら一日か二日の騎乗停止の制裁でも、短期間に繰り返しということになり、通常より長い期間の

競馬雑記帳 2020/9/30

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 今年の2歳世代は新種牡馬の産駒が好調。 モーリス、ドゥラメンテ、リオンディーズなど、GⅠで走っていたのがつい最近のようなのだが。 内国産の種牡馬が上位を占めるなか、気を吐いているのが英国産のマクフィ。 2010年の英2000ギニーの勝ち馬でその際の鞍上はルメール騎手だった。 2011年に種牡馬入りして、日本では2017年に供用開始。日本軽種馬協会の静内種馬場のでの供用で、現在馬名登録されている2歳馬60

ルメール騎手の新馬戦

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 中山メインのオールカマーを予定していたフィエールマンが軽い熱発の為に直前になって回避。 騎乗予定だったルメール騎手は、予定通り中山で5クラに騎乗。 重賞の騎乗はなくても、モチベーションに変りはないはず。 5レースの新馬戦では、シルクレーシング所有のギャラクサイトに騎乗。 ルメール騎手の2015年以降の新馬戦の馬主別成績は以下の通り。 常に人気を背負う馬ばかりだが、単・複共に回収率は100超えというの

厩舎指数で穴馬サーチ 神戸新聞杯

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 中京で行われる神戸新聞杯に無敗の三冠を目指すコントレイルが登場。 前日発売でも圧倒的人気に支持されているが、フルゲートで争われるように2番手以下は混戦で、各陣営色気を持っての参戦か。 馬券はコントレイルの相手探しと見ていいだろう。 ダービーでの着順など過去の実績なら18.ヴェルトライゼンデが筆頭だろうが、ダービー後の軽度の骨折、熱発によりセントライト記念の予定をここにスライド、フルゲートの大外枠と克

厩舎指数で穴馬サーチ 長篠ステークス

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 来週末にはフランスで凱旋門賞だが、日本馬の参戦は海外転戦中のディアドラだけ。しかし、武豊騎手が海外調教馬で参戦するので、注目度は高くなった。 帰国は隔離期間があるので、日本での騎乗は3週間空くことになり、その前のひと暴れに期待したい。 土曜中京のメインの長篠ステークスでは武豊騎手は清水久厩舎の6.ジョーアラビカに初騎乗。 清水久厩舎に武豊騎手といえば、キタサンブラックのコンビ。この馬自身は中京コース

騎乗停止前に。

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 先週のセントライト記念はバビットが内田博騎手とのコンビで、ラジオNIKKEI賞に続いての逃げ切り勝ちで重賞を連勝。 ラジオNIKKEI賞の際は団野騎手の騎乗予定だったが、当日の落馬負傷で内田博騎手への急遽の乗り替り。 そこで結果が出たので、団野騎手に手綱が戻ってくることはなかった。 このように、若手騎手にとってお手馬の確保というのは難しい。 先週の競馬で騎乗停止の制裁を受けた坂井騎手。斜行の程度として

新馬戦の福永騎手は秀逸

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 秋競馬が始まって2週間。 来年のクラシックに向けて2歳の新馬戦も活気付いてきました。 新馬戦といえば、注目は福永騎手。 今年の2歳戦の成績は以下の通りで、新馬戦の成績は抜群。 現2歳世代の新馬戦の騎手別の成績を見てもダントツ。 先週までで、新馬戦を14勝しているが、全て異なる厩舎の馬というのが特徴的。 各厩舎現状デビューできる馬で厩舎の期待馬は福永騎手に依頼ということが。 しかし、先週までで福永騎

横山典騎手の継続騎乗

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 菊花賞トライアルのセントライト記念は12頭と多頭数にはならず。 やはり、無敗の二冠馬コントレイルの存在が大きいか。 重賞ウィナーが3頭いるが、ここは権利取りの馬を中心に考えたい。 ダノンファストの鞍上の横山典騎手と管理する菊沢師は義兄弟の関係。 菊沢厩舎の騎手別の成績は週中に紹介した通り、勝負騎手は横山典騎手。 しかも、下記のように継続騎乗の方が成績は断然良い。 ダノンファストはダートで勝ち上がっ

厩舎指数で穴馬サーチ 中京12R

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 3日間開催の最終日。 中京の芝コースは障害戦も含めて結構数が組まれていて、最終12レースで18クラ目。 日曜の午後のレースでも各馬外に出すシーンがあっただけに、3日間開催のラストとなればそれが更に加速していると思われる。 中京12レース 6.アサケエースはこれまで先行する競馬をしていたが、前走差す競馬で2着と好走。 未勝利勝ちが中京の1400M戦で左回りは向く。 基準7番人気ながら、厩舎指数は10、調

厩舎指数で穴馬サーチ 納屋橋S

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 日曜中山の5レースの牝馬限定の新馬戦に、今年の牝馬二冠のディアリングタクトの全妹のマオノジーナスが登場。 二冠牝馬のディアリングタクトはセレクトセールで1200万円+税と比較的低価格で取引されたことが話題になったが、マオノジーナスは更に安価で700万円+税。 それが、今年のセレクトセールに上場された19年生まれの全妹は税込みで5390万円の値がついた。 きょうだいが走ると一気に注目が集まるがその期待に応

V字回復の陰に

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 日本馬の参戦は海外を長期転戦中のディアドラだけとなった今年の凱旋門賞だが、武豊騎手が日本人オーナーの海外調教馬ジャパンで参戦することが決定。 ただこのご時世で、凱旋門賞から帰国後は2週間の検疫期間があり、武豊騎手は秋華賞の週まで騎乗不可になる模様。 武豊騎手は先週の紫苑Sでパラスアテナに騎乗して秋華賞の権利は確保、日曜のローズSではデゼルに騎乗予定。デゼルの収得賞金は1600万なので、出走には安泰という

厩舎指数で穴馬サーチ ケフェウスS

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 関西圏の秋競馬が中京で行われている関係で、毎年この時期に行われている特別戦の名前が見当たらないことも。 個人的には、野分特別がないのは寂しい。 一方、オープン特別は施行されるようで、この中京開催の最終日にはポートアイランドSが組まれている。神戸新聞杯など重賞はしかたないにせよ、中京でポートアイランドSはちょっと・・・・。 土曜中京のメインのケフェウスSは聞き慣れない名称。 JRAのレース名解説によると

川田騎手とダノンの関係は。

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 先週日曜の東西の重賞は、共に安田隆厩舎のロードカナロア産駒が優勝。 京成杯AHは横山典騎手騎乗のトロワゼトワル、セントウルSは三浦騎手騎乗のダノンスマッシュが勝った訳だが、この後のレースで鞍上に明暗が。 トロワゼトワルはこのまま横山典騎手を鞍上に府中牝馬Sの予定。加えて横山典騎手には武豊騎手が凱旋門賞騎乗のために空白になったスプリンターズSのダイアトニックの騎乗依頼が。明らかに安田隆師繋がりだろう。

人間関係の基本とは

トップページ(その他のコンテンツ)はこちら JRDB永野昌治です。 人間関係の1番の基本はやはり血縁。 知っているようで知らないかもしれない、競馬サークル内の主だった血縁・親戚関係をおさらいしておこう。 きっと、何かの役に立つはず。 まずは、親子関係。(左が親で右が子という並び、順不同)   親       子 横山典騎手   横山和騎手 横山典騎手   横山武騎手 岩田康騎手   岩田望騎手 藤岡調教師   藤岡佑騎手 藤岡調教師   藤岡康騎手 池添兼調教師