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学生フォーミュラで、ものづくりのすばらしさを実感した一日

JRC広報のふるたです!
先日、私たちがスポンサー支援をしている『大阪産業大学』さんが学生フォーミュラに参加するということで、その応援に行ってまいりました!

学生フォーミュラとは:
ものづくりの機会を提供することによって、大学・高専等の工学教育活性化に寄与する。学生自らがチームを組み約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作することによって、学生がものづくりの本質やそのプロセスを学び、ものづくりの厳しさ・おもしろさ・喜びを実感する。競技会では、走行性能だけでなく、車両のマーケティング、企画・設計・製作、コスト等のものづくりにおける総合力を競う。

公益社団法人 自動車技術会より
いろんな大学さんが集まって、車を整備する様子は圧巻!


JRCでは、車体を形成する角パイプの製作・提供で協力させていただきました。本社工場の主要設備の1つである「3次元レーザ加工機」を使用し、車両部品の加工を行いました。

一件、シンプルなパイプに見えますが、接地面の傾斜などはかなり緻密な調整を行っているとのこと。0.1mmレベルでの微調整を行っており、細部にJRCの技術力が詰まっています。


それにしても学生さんがゼロから車を創って、実際に走らせるなんてすごい大会だなと実感します。
学生時代は朝まで飲んで夕方まで寝て、卒業間際に単位が足りず、親にぶん殴られていた大学生時代の私とは雲泥の差すぎて、尊敬の念すら覚えます。

今回は、9月12日にお伺いさせて頂き、大阪産業大学さんの車検の様子を見学させていただきました。

皆さんお揃いのTシャツにもJRCが!嬉しいですね!

車検とは

学生フォーミュラで実際に車を走行させるには、いくつかの車検チェックをクリアしなければならず、かなりの厳しさ・水準を要されます。さらに車検を通らなければ、本戦で車を走行させることができないため、外野で見ている私たちまでハラハラ。

チルト試験

45度に傾け、燃料や冷却水の漏れがないかを確認する試験。

想像以上に傾けられています。見てるだけでも怖い。(写真:公益社団法人 自動車技術会より)

脱出チェック

事故などが起こってしまったときのために、車体から5秒以内に脱出ができるかどうかのチェック。狭い車体から一瞬で出るのはなかなかの難易度。

私は絶対に脱出できない自信がある…(痩せろ) 

騒音テスト

アクセルを踏み込み、騒音試験を行います。所定の条件で排気音110dB以下となっています。私たちの日常生活で、おおよそ100dBの音は「電車通過時のガード下」の音となり、騒音の種類では、非常にうるさい部類に入ります。

想像以上に大きな音にびっくり!

ブレーキ試験

最後はブレーキがしっかりかかるかのテストです。車を実際に走らせる様子をここで初めて見たのですが、かなりの速度が出ることに驚きました。

1回目から3回目までのテストでは後輪のブレーキが止まらず、失格。

ですが、ラストチャレンジの4回目にてついに成功!

せ…青春だ…!

あまりにもエモすぎる光景に、思わずgif画像にしちゃいました。(笑)

実はこの後、エンストが起こってしまい、翌日にテストは持ち越しになってしまったみたいなのですが、学生さんたちへのモノづくりへの熱意を垣間見てこちらまで胸が熱くなる瞬間でした。

ものづくりって素晴らしい!

私自身は、大学時代は映像研究のゼミに入って映画を作るなど、ゴリゴリの文系で、「学生フォーミュラ」という大会自体今回初めて知りました。ですが実際に行ってみて、会場にいるすべての学生さんが多くの時間を費やして、ものづくりに打ち込む姿に胸を打たれました。

何より学生さんが結果に一喜一憂し、悔しそうだったり、楽しそうだったり、とてもキラキラしていて、完全に文系の私ですら「学生時代、こういう事やってみてもよかったかも…」と思わせてくれるような魅力がありました。

ものづくりって本当に素晴らしいし、夢がある!
と、改めて実感した一日でした。

大阪産業大学の皆様、お疲れ様でした!来年も応援しております!!

そして本大会に関わった学生さんが一人でもJRCにも興味を持ってくれたらいいなあと思いつつ…(笑)
今回の記事を締めたいと思います。ありがとうございました!