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今日の相場見通し(6/25)~米株はレンジ下限で押し目到来か?~

①相場振り返り&見通しディスカッション


S「H、昨日のドル円、完ペキすぎでしょ」

H「ありがと、我ながら完ぺきだった...みんなほんとにこのブログもっと見て
って!笑
 ちなみに一昨日の106円手前までの円高仕掛け失敗で円高のアップサイドはかなり失われたと思う。ただ、どんどん円安にも進まないと感じる。オプションボラも相当落ち着いてるから目先は1円値幅くらいかも。
パターン的には狭い値幅の中でのロング回転が成功しやすいと思うので、
いまは一旦利食って、また106円ミドルとかで買いたい」

S「にしても、昨日は米株が大きく下げたね。さすがにナスダックも調整。レンジの下限に近づいてきたイメージだけど、今日もコロナヘッドラインは出るだろうから、そこで市場がどう反応するか注目だね」

U「コロナ問題はどこかの州で部分ロックダウンしない限りアク抜けしなそうな気がする。一方、ECBのユーロ圏外へのユーロスワップ報道でセンチメントが改善する程度の地合いでもあるので、米株はレンジの下にきている今の水準買っておきたい感じもある」

K「株、金利、為替とも傾向は変わらず。株の上昇トレンドは弱くなり始めているものの、まだトレンドは維持していると評価してる」

H「とにかく株は買いたいわ。押し目で買うために高値で売ったわけだし。今の水準で小ロング、SP500の2800で大ロング、大小の中間のぐらいで中ロングしたいイメージなんだけど、どう?」

S「レンジ相場の見立てなので今買うのは賛成だけど、前回安値(SP500が2940あたり)を割ったら一旦株のポジションは切って、下がったのを確認してから積み直したい。正直レンジ下抜けとなったら、今の相場は悲観しようと思えばいくらでも材料があるわけだから、ロングキープは怖い。下抜けの可能性は高くないと思うけど、抜けた場合は短期的に相当警戒した方が良い

U「確かに前回安値を抜けてきたら、その時は市場が想定するシナリオが変わってきていると思うから、ポジションは切った方が良いと思う。だけど、その可能性はほぼ無いと思ってるので、レンジ下限に近付いた今は中ポジションくらいで拾いたい」

S「前回安値を下回ったところでStopを置くなら、今の水準、できればSP500が3000付近で中ロングにするのは賛成」

H「たしかに、SとUが言うように、前回安値を抜けたら下げが速くなる可能性もあるから、そうなったら一旦閉じよう。それで、改めて入る方が余裕をもってポジションテイクできるな。でもStopがあるなら損失は限定的だから今の水準で中ロングだな」

S「OK、為替は利益確定してノーポジションだとして、金利はどうする?昨日は先日追加したスティープナーが足を引っ張ったね」

U「米10年金利が手前の下限の0.65%の目の前まできて、なかなか下に行きづらくなってきてる。一方で超長期は低下余地があった結果、昨日はカーブのマイナス分を金利ロングで相殺しきれなかった感じ」

S「株を中リスクにする以上、スティープナーも株の同方向のポジション、小ロングは10年で低下幅が限定的だとすると、ポジションがリスクオン方向に傾いている感じだね。スティープナーは外すか。。。株の中ポジションの見合いなら、むしろ小ロングも超長期にもっていく?」

U「スティープナーは株のポジションがない状態で、株の上昇シナリオに耐えられる債券ポジションとして追加したものだったから、今回株のポジションを作るなら外そう。あと超長期は引き続き不安定な値動きなので、むしろ10年のリスク量を小から中に増やして対応したい

H「そうだね。もし株がここから更に下落していくなら、抵抗水準となってる10年0.65%あたりも下抜けしていく可能性はあるし、10年のリスク量を引き上げよう」


②結論

・株を中ロングまで積み増し(S&P500、3000前半、できれば3000付近で)
・債券は小スティープナーを解消し、10年ロングを小から中に拡大
・ドル円は106円ミドルのロングポジションを107円前半で利食い


(参考)相場振り返り(6/24海外、6/25国内)


(6/24海外)米株は大幅下落。今週も米国の複数州でコロナ感染拡大が進んでいたが、水曜日までの市場はその悪材料を無視していたものが改めて意識されて大幅下落。フロリダ州とカリフォルニア州では新型コロナの新規感染者数が過去最高となり、テキサス州ヒューストンの病院では集中治療室(ICU)病床の占有率が97%に達した。ニューヨークなど北東部3州は、感染急増地域から訪れる人に14日間の自己隔離を義務づけると発表。欧州時間には米欧関税ヘッドラインやIMFの世界経済見通しの下方修正、前日のドイツの郡レベルでの再ロックダウンなど相場を下押しする材料も多かった。米金利はブルフラット。株安を背景に安全資産としての債券が買われ、特に相対的に金利水準の高い超長期債が買われた。為替はリスクオフのドル買いが進んだ。ノルウェークローネやNZドル、豪ドルなどが弱含んだ。ドル円は前々日の1円程度の円高に振れた分を完全に戻し、107円前半で落ち着いた。

(6/24国内)日本株は続落。前日の米株が大幅安となったことで、日本株も弱含んだ。寄り後は一時下げ幅を縮小する動きとなったが、米株先物が下落幅を拡大すると再び下げ基調に。前場は安く引けたが、後場は日銀のETF買入れ期待もあり、引けにかけて底堅い動きとなった。米金利はブルフラットニングが継続。前日米国時間のリスクオフムードが継続し、金利は強含んだ。ドル円は107円台前半で小動き。前日はリスクオフのドル買いが強まり、逃避通貨としての円買いが弱かったが、今日の東京時間も同じような流れが続いており、円安ドル高基調。


<重要スケジュールレビュー>

・IMF世界経済見通し(WEO)

→最近は各国ベースの経済予想などを見ていると、4,5月に予想した数値よりも上方修正してくるパターンが多かったが、今回のIMF見通しは4月時点の予想から引き下げ。ただ4月時点の2020年GDP成長は▲3%と少し甘めだったため、今回の▲4.9%は、6月上旬に発表されたOECDの四半期経済見通しで示された20年GDP予想▲6.0%に近づいた形


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