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DX化とは一体、何?-DX化について、進めるメリットとそもそもの意味を解説します。-

皆さんは「DX化」というワードをよく聞きますが、何のことかご存じでしょうか?今回は、現代に活動しているWebを生業にしている人間が知っておくべきワードである「DX」という言葉について解説していきたいと思います。

【そもそも「DX化」って何?】

よくこの業界で仕事をしていると「DX化を進めていかないといけないよね~」という会話を耳にするのですが、皆さんは「DX」という言葉を説明することができますか?

正直、あまり自信がないという方が多いかとは思いますが、「DX」というのは「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略称で、簡単に表現すると「デジタルの力で効率的でスマートなビジネスを実現させる」という意味です。これまで人の手で行ってきた作業を自動化できるツールを使用して、別の作業に時間を費やすことができたり、人の手では活用しきれない情報量のあるビッグデータを用いて、効果的にユーザーに情報を訴求することができたりなど、デジタルの力で効率的でスマートなビジネスを実現していくことを目的としています。

【DX化する目的とは?】

Web業界以外の人からしてみたら「今までのママでいいのになぜ、DX化する必要があるのか?」という疑問を抱かれている方も少なくはないのですが、DX化する目的を紹介していきます。


生産性の向上

現代の日本は少子高齢化社会が進み、労働者が年々減少していくのに対し、定年退職や介護のために退職しなければいけない人が年々増加していきます。そういった労働者が減少していく中、利益を上げていくためには一人一人の生産性を上げていく必要があります。

生産性を上げるためにも、これまで人の手でコツコツと時間をかけて行ってきた作業などの業務プロセスを見直す必要があるのですが、そういった作業をデジタルツールやシステムを活用して、業務の自動化や最適化を行うことができます。

顧客体験の向上

DX化は顧客体験の向上にもつなげることができるのですが、例えば、ECサイトで過去の購入情報/閲覧情報からレコメンド(おすすめ)メールを送付や、顧客からの質問などに対してはAIを実装したチャットボットを活用することができます。

こういったユーザー目線で痒いところに手が届きそうなことをITツールが行ってくれることによって、ユーザーの顧客満足度が向上し、新たな購買につなげることができます。

ちなみに分かりやすい例を紹介すると、ZOZOTOWNで一時期話題となったZOZOスーツですよね。これは服をネット通販で購入するときのサイズミスなどを防ぐために、ユーザー固有の体系を数値化できるZOZOスーツを開発し、その計測値を基に店舗に行かなくてもサイズがぴったりの服をネット上で購入できるようになりました。

新たなビジネスモデルの構築

デジタル技術活用することで、既存のビジネスに新たな変革をもたらすことができます。代表的な例としては、UberEatsやタクシーアプリGOといった、デジタルとはあまり関わることが無さそうな業界と、デジタル技術で新たなプラットフォームを構築することで、新たなビジネスモデルが出来上がりましたね。

それ以外にも、ウェビナーやオンライン展示会といった、DX化が進んだことによって、仮想現実を活用した体験型サービスを顧客に提供することも可能です。

様々な状況変化に適応できるように

2020年に大流行した新型コロナウイルスの影響で、出勤停止をせざるを得ない状況となった会社も多かったのではないでしょうか。ただ、DX化が進んでいる企業であれば、自宅からでもテレワークができたかと存じます。

このテレワークはDX化が進んでいなければ難しかったかとは存じますが、これまで紙でやりとりしていた書類も電子化にするなどのペーパーレス化や、今まで対面で行っていた営業活動や打ち合わせなども、Zoomなどのオンライン会議ツールを使用できたりなど、情報更新がスムーズに行えるようになりました。

「Digital Transformation」なのになぜ、「DX」なの?

本来、「Digital Transformation」と書くのであれば、略称は「DT化」であるはずなのに、なぜ、「DX」となるのかご存じでしょうか。

実は、英語圏では「Trans」というのを「X」で略す習慣があるためです。また、「Trans」という言葉自体が「Trancemission(伝送)」、「Trancecription(転写)」、「Transfer(転送)」といった境界を越えて移動(クロス)するという意味があり、そこから文字からも交差していることが連想できる「X」が使用されているようです。

ちなみに諸説では、htmlで使用される「dtタグ」と混在しないように「DX」にしたとも言われています。

まとめ

今回は、言葉は知っているが説明しにくかっただろう「DX化」について、その意味合いと、企業が進めたほうがいい理由などを紹介しました。簡単に表現すると、「デジタルの力で効率的でスマートなビジネスを実現させる」ですが、正直、何から手を付けたらいいのかが分からないという方は、一度、日本リブラインにご相談ください。

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