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第一回目の投稿はHPにも掲載している、『JPBV設立の趣旨』について投稿いたします。

日本の銀行の状況と、世界の銀行の状況

成熟化した日本経済のなかで、成長と利益を追い求めてきた日本の銀行のビジネスモデルは転換点にあるといわれて久しくなりました。 規模と効率を追求する、これまでの手法だけでは多く銀行は生き残れないともいわれています。 日本の銀行は、いよいよ、みずからの存在理由にたちかえるべきタイミングにきているのかも知れません。

一方で、世界には、利益よりも価値に重きをおいている銀行が多く存在しています。 実態経済に軸足をおいて、持続可能な社会や環境を未来にもたらすことを存在理由としている銀行です。 これらの銀行は、規模は小さくても世界の主要銀行をしのぐ財務的なパフォーマンスをあげながらその勢いを急速に拡大しています。

GABVについて

GABV(The Global Alliance for Banking on Values) は、このような「価値を大切にする金融」を実現するためにグローバル規模で連携するネットワーク組織です。東京に本店をおく第一勧業信用組合がこれまでの人とコミュニティを大切にする金融機関としての取り組みが評価され2018年7月に厳しい審査を経て日本で初めてのメンバーとして加入しました。

これは、日本本来のコミュニティ金融のスタイルが世界から認められたという、とても大きな出来事でした。しかし、日本ではこのような「価値を大切にする金融」はまだまだ主流とはなり得ていないばかりか、発展途上とさえいえない状況です。

JPBVの設立

JPBVは、ここを起点に日本において「価値を大切にする金融」を広めていきたいという願いを持つ有志によって設立されました。 そこには、これまでのビジネスモデルの限界を乗り越え、この国らしい人々の繋がりや循環を大切にする価値観を大切にする金融を再定義したいという願いがあります。 未来のいつの日か「平成が終わったあの時代に、日本で新しい金融が芽吹いた」といわれるよう、ともに学び、実践していく仲間となってくれるみなさまのご参加をお待ちしています。

HPはこちら
https://jpbv.jp/


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