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平和と共生社会と地域共生社会

8月15日。知的障害特別支援学校に通う子の夏休みも、折り返し地点でしょうか。長い夏休み、さまざまな思いがありますが、「平和」を考える終戦記念日に、近畿地方に台風が上陸し、先月から各地で床上浸水の被害にあう地域も増え、突然ふだんの生活が乱される苦しさは想像できないほどです。そうでなくても、学校生活とは異なる、見通しの持ちづらい夏休みの生活で疲れが子どもも保護者もたまりやすい時期です。どうかどうか、ご自愛ください。ご家庭内外で生活に支障がでる事柄については、夏休みだからと言わず、ぜひ学校に連絡してみてください。

わたしたちはコロナ禍を経験しています。まだ感染者数の波がおさまっているわけではありませんが、イベントや社会状況がもとに戻りつつあるなかで、子供たちに残っているトラウマを忘れず、しかし「怖い」「不安」とビクビクするよりは、いま何ができるのか、どことつながっておくべきか、少し考える機会があればと祈っています。

今月の全国手をつなぐ育成会連合会の会誌「手をつなぐ」の特集は、「地域共生社会って、なに?」です。その中で、厚生労働省の社会保障審議会障害者部会長の早稲田大学の菊池先生が、「地域共生社会と共生社会のあいだ」という記事を書かれています(資料3参考)。地域共生社会では「地域住民」が主役ですが、この「地域住民」に障害のある子や大人が主体的に入っていますか、という提起がされています。サービスとして「支えてほしい」「つながってもらう」というところから、主体的に関与や取り組みをすること、小さい頃からできることはあります。

と書いているわたしですが、なかなかできていないなぁというのが実情です。地域の花壇の水やりボランティア、清掃活動など、親としてできることはあるはずと思いつつ、親の怠慢と言われてもしかたありません。でも、がんばれない保護者はこの社会にたくさんいて、経済的に、あるいは家庭や地域の状況として、ただ生きているだけで心折れる場面も多い昨今です。せめてPTA連合会会長として、発信することが、知的障害のある子とそのご家族の平和につながるといいなぁと願っています。

ウクライナやシリアやスーダンのように外側から追われることも、お子さんの特性や保護者の思いなどの内側から追われることも、どちらも声をあげて助けを求めていい状況です。声をあげてはじめて、まわりの人が学んだり、具体策を考えたり、サービスが増えたり、変わったり、ということが起きてきます。嘆いたり愚痴ったりという吐き出しのほかに、お子さんのために建設的に、あるいは戦略的に、特に学校という場に守られているあいだに、保護者も学んでいく必要があると思っています。もちろん、楽しみを見つけつつ、です!


全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会 2023年度活動内容、および知的障害に関する情報の発信用noteです。