ただ思ったことを書いてみた

Noteを書こうとページを見ると、ご自由にお書きくださいと書いていある。さて、何を書こうか。まだ、何も思いつかない。何も思いつかないままに書いてみようかと思う。

最近、電車に乗るときには「エッカーマンとの対話」を読んでいる。岩波書店から出ている本であり、いわゆる古典である。著者エッカーマンが、ゲーテとの過ごした時、対話などを日記にしたものである。

この本、一度学生の頃に読もうとしたこともあったが、途中であきらめた。なぜなら、その頃は読んでいて退屈だなと思ったからだ。偉人といえども、その日常の何気ないことが記載されていたいして、もって成功哲学のようにノウハウが書かれたエッセンス本の方が、手っ取り早く何か学べると思っていたからだ。

この本を、再び読みたいなと本棚から取り出してみると、その頃はささいな会話や描写が退屈だと思っていたものが、より人間らしく、ゲーテが日常でどのようなことを考えて、過ごしていたかが想像でき面白く感じる。偉人ゲーテといえども、やはり普通の人間なんだと気づく。

若い頃にこうすればよかったという後悔や、有名になったことで窮屈になったことなどが描かれており、偉人が出版した作品からは伺い知れない生々しいゲーテが描かれているのである。

同時に、詩人として優れた作品を生み出すためにはどうしたら良いかといったアドバイスをエッカーマンにしており、そのようなアドバイスはクリエイティブなことをするのに役立つので、参考になる。ということで、最近はこの本を読み続けている。

さて、この本の対話がされたころは、現代から150年も昔となる。その頃に比べると、私たちは毎日インターネットというツールを使い、文章に常日頃から接しており、圧倒的な文章量をインプットしている。そして同時にSNSなどを通じて、文章を書くことも増えている。誰しもが作者とは言い切れないものの、多くの人が文章を書く量が、以前に比べ増えていることは確かだと思う。

例えば、このNoteに書くということも、それなりの文章量となる。だから多くの人が、もっと文章が上手くなればと思っているのではないかと思う。私もそうだ。もっと文章が上達し、頭脳が明晰なることを望む。

その助けとして、本を読むことが一つの解決策だと思う。いい文章を書くためには、ベースとしていい文章のストック、引き出しがひつようであったりするからだ。

結論、時間があれば本を読みましょう。そんな感じです、今日はこれで終わり。





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