僕はなぜ走り始めたのか

今日は自分が大学から陸上を始めた理由などを話していこうと思う。

プロフィールにも書いてある通り僕は高校まで八年間剣道をやっていた。剣道を始めた理由は、兄二人ともやっていない競技だからだったと思う(僕の根本には人とは違った何かをしたいという考えがある)。でも剣道は下手な方だった。試合ではほとんど勝ってないし、小学校の頃は練習が嫌になってよく途中で離脱していた。剣道の話はまた今度にしよう。

高校を卒業して大学に入った時に一応剣道部はあった。でも、部員が少なすぎて廃部の方向に向かっていたし、自分も剣道は向いていない問うことを薄々感じていたので剣道は選択肢から外れた。

となると頭に浮かぶのは


そう、陸上だ


小学校のはじめてのマラソン大会で確か四位だった気がする。運動神経は悪くてもスタミナが求められるのは得意なのかもしれない。中学校も体育の球技の時間は苦痛でいつも終わるころには泣きそうな顔になっていたが、陸上のシーズンだけは生き生きとした表情でクラスの男子を追い抜かしていた。
高校の時も、「意地でも一けたになってやる」と意気込んで、学年全体で行われる8.4キロの記録会で無事9位になれた。この後にクラスメートから「お前は剣道部辞めて陸上部行った方が絶対いい笑」と言われたのを覚えている。僕も「あれ、なんで俺剣道部に入ったんだろう笑」と笑って答えた。
この頃は途中でやめることへの抵抗から、嫌でも剣道を続けていた。おかげで剣道のことはどんどん嫌いになった。いや、自分のことか、、。

よく、周りの人に「良く大学から陸上始めるね」とびっくりされるが、僕自身はそんなにすごいことでもないと思う。一応剣道やってて体力や精神力はついたし、長距離も学校の中では得意な方だったと思うから。

また競技そのものについては、これは自分の感覚だけど、走っていると原始人になった気がする。普段の複雑な世界から離れて「走る」というシンプルで原始的な動きをしているからだろうか。(ちょっとここは説明するのが難しいので飛ばしてもらってもオッケーです笑)。目の前の人を抜かす瞬間は獲物をしとめたような気持になる。また、自分自身の脳内でのしゃべり方も少しアグレッシブになる。正直ぬかすときは「俺が通るからどけ」と心の中では言っている。

球技が苦手でコンプレックスを持っているから、せめて陸上だけは結果を残したいという気持ちもある。見た目はどちらかというと弱そうで舐められやすいので、陸上をやっているという事実で自分を守りたい気持ちもある。もちろん女子にかっこつけたい思いもある。

でも一番大きいのは、陸上をやっていれば人に褒められることが多いことかもしれない。剣道をやっていた時は必死に練習しても先生に怒られるし、先輩に馬鹿にされることもあった。本当につらかった。でも陸上は死に物狂いで練習しなくて、ただ楽しいという気持ちで淡々と練習すれば結果もそこそこ出るし(今のところ)、周りの人もほめてくれる。僕にとって剣道と陸上は対局にある競技だ。もちろん上には上がいるので陸上もレベルが上がるにつれ、結果が出ずに辛くなる時期もあると思う。でもいいんだ。

今は、陸上や陸上をやっている自分が好きで、そんな自分を誇りに思えるから。


今日は、敬体ではなく常体で書いてみました。少し文が長くなりましたがここまで読んでくれた人はありがとうございます!
テスト終わったんで夏休みもnoteいっぱい書きたいなー

それでは皆さん、Have a nice day!


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