野菜を育てたときの話。

              手の掛かる子ほどかわゆす。


有給取って書いてる。
他人が働いてる日に休みなんて、なんて気持ちいいんだろう。
取り敢えずサモンナイト4進めようかな。


以前、野菜を育てていたことがある。
実家に畑があり、ホームセンターで種や苗を買ってきて栽培していた。

実際にやってみておもったのは、収穫に至るまで実に手間隙がかかりたいへんだということだった。

植えてりゃ勝手に育つ部分もあるだろうが、より多く出来の良いものを収穫したいなら日々の手入れがたくさんある。

まず土づくりからはじまる。

日本の土は酸性傾向にあるらしく、(雨が多いことが理由らしい)種類にもよるが、たいてい石灰を撒いて中和、適度なpH濃度にする。

また、土が固いと根が伸びにくくなり、栄養吸収に関わる。
だから、耕運機などで耕してやわらかくする。

更に、腐葉土などを混ぜることで土壌改良も行う。
微生物などのはたらきを促し、土をふかふかにする効果もある。
保水、水捌け、空気の流れる道をつくり状態を保つ。

元肥といって、最初に有機肥料や化学肥料も植え付け前(日数は種類などによる)に撒く。

これまた水捌けをよくするために、台形状にうねを立てる。

草取りの手間を減らすならマルチなど防草シートを張る。

ようやっと、種まきや苗の植え付けだ。

時期によっては、虫や寒さ対策にトンネル支柱と寒冷紗、防虫シートを掛けたりする。

そのあとも、日々の水やりがある。

水やりひとつとっても、時間帯や量が野菜によって異なり、一筋縄ではいかない。

草はすぐ生えてくるので取るのがたいへんだが、ほっとくと栄養がとられる心配がある。

薬を使わないなら、虫を物理的に除去しないとボロボロに喰われて大きくならない。

病気にも気を付けないといけない。
株本にワラを敷いたりして、雨による土の跳ね返りで土の菌が葉に付かないようにしたりもする。

種まきしたものは、成長段階に応じて何度か間引きも必要だ。
競わせつつ、綺麗で大きなものを残し、栄養を多く取らせる。

トマトなど実物は、重さで茎が折れないように支柱とヒモで補強しないといけない。

3本だてといって、メインの枝を残して切り落としたりもする。

最初についた実は早めに取るなど大きくするテクニックはいろいろある。

摘果、摘芯、芽かきなど、こまかいことがたくさんある。

定期的に追肥(肥料をつぎたすこと)もして、肥料切れを起こさないようにすることも大事だ。
かといって、過多になれば良くない。
適切が求められる。


などなど、ざっと簡単に書いたがまだまだ気にするポイントはある。
とにかく手間がかかるのだ。
かといって、雑にやれば逆効果。
日々の観察と適切な処置をしなければ、大きくておいしい野菜は出来ない。
すこしサボるとダイレクトに畑や野菜は応えてくる。
たいへんだが、それ故に収穫のよろこびはひとしおだ。

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