ネット社会の今、新聞やニュース番組の意義について考えてみる。

                      新聞、読んでます?
        テレビのニュース番組、観てます?


❗️CATION❗
この記事はN.K.の主観であり、事実関係を裏付けたものではありません。


ネット社会の今、ゲーム攻略本の意義はあるのかについて考えてみる。の記事でも似たようなことを書いたが、かつてのコンテンツがネットの普及により淘汰されたり、その意義はなんだろうと疑問におもうことがある。
新聞の四コマ漫画だけ読んでました。

昔に比べてテレビを観なくなったアラフォー世代はいませんか?

新聞取るのをやめたりしませんでしたか?

今回は、SNSなどネットと新聞やテレビのニュース番組との比較について考えてみる。


SNSの大きな特徴として、発信情報の自由度が挙げられる。
後から消されることはあっても、発信自体を検閲されたりすることはない。
誰でも情報を思いのまま発信できる。
圧力もない。
表現の自由としては、これほど体現しているメディアもないだろう。
だが自由であるが故に、嘘も混じりやすい。
そしてパッと見、真偽は判断しにくい。
それを信じたひとたちによって拡散され、時に取り返しのつかない自体にもなり得る。

そして、速度。
いつでもどこでも発信できるスマホなどの携帯端末の普及によって、一般市民全てが記者となり得る。
各地に点在したすべての人が出来事に最速で発信可能。
人数で劣るプロの記者は太刀打ち不可能なレベルだ。
むしろ素人が撮影した映像を情報提供として使っているくらいだ。
SNSはスピードと自由いう点では他メディアを圧倒している。


詳しいことはしらないが、テレビ番組というのはCMの広告料で成り立っていると聞いたことがある。

故に、視聴率が高い→たくさんの人が観る→CMも見てもらいやすい→企業は番組(局?)に高いお金を払って宣伝する。

今は、YouTubeなど動画の合間によくCMが流れる。
サイトの貼られた画像でもやたら流れる。
新聞にも広告スペースがあり、何文字いくらと知った時はその額の大きさに驚いた。
多くの人に見てもらうとは、それほどの価値があることなのだ。
(それ考えたらタダでSNSで発信できるのどーなってんだとおもわなくもない。まあ、あちらは数多すぎて目立ちにくいのかもしれないが。いずれ有料になるんじゃないか?)

ニュース番組は、バラエティーで取り扱われるか、アナウンサーが読み上げるかで変わってくる。

前者は、ニュース内容以外にコメンテーターや司会者の考えや反応がある。
これは、他メディアに対して独自性がある。
最近ではSNSの反応などもまとめているので、『世間の反応』をざっくり知ることができる。
気に入った司会者やコメンテーターがいたり、みんなが話しているのを見たり聞いたりするのが好きな人には楽しいだろう。
もうひとつ特性として、受動性が強い点もある。
チャンネルを変える程度のことはあるが、基本始まったら勝手に進んでいくので、ぼーっとしてても情報が入ってくる。
新聞やスマホのニュース記事は自分で読まないと情報が入ってこない。
目を動かし手を動かし、肉体的な労力も発生する。

アナウンサーというのは主観を交えず事実のみを伝える仕事だ。
感情をフラットにし、聞き取りやすさ、時間内に収めるスキルが求められる。
ニュースキャスターは自身の解説やコメントを交えたりする。(ネットソース調べ)

だが番組によっては、『人気』キャスター(アナウンサー)として、見た目の可愛らしさ、親しみやすさ、敢えて主観を交えたコメントをするなどキャラクター性がウケることもある。アナウンサーでありながらニュースキャスターのような振る舞いの人が支持されることもある。
こうなると、情報そのものより、付随する別の要素に価値が見い出されている。
良し悪しの話ではない。
+αの比重が主となり得る人もいるということだ。


新聞とネット記事はかなり近い位置にあるとおもうが、違いはある。
紙面のサイズや物理的にかさばること、人によっては紙の手触りやめくるのが好きなどあるかもしれない。
これは電子書籍と近い感覚だ。

それと、これは個人的な偏見になるが、ネット記事のニュースというのはそれこそ2次ソース的なネットから拾ってきたような印象がある。

新聞社で新聞記事を書いてきたような人は、足で稼いだ情報を書くことを誇りとしているような印象がある。

※あくまで印象なので、裏付けはそれこそない。
実際は全然違うかもしれない。
その場合はごめんなさい。

ソースの信頼度という重要な意味でも新聞はある程度の確度がある。
新聞社の名前なら聞いたことがあるとおもうが、ネットのソース元なんて見たところであるのかないのかよくわからない。

SNSなんて好き放題に発信できるので、責任を持って発信された情報かは疑わしい。
フェイクニュースなんてものもある。


まとめると、

『SNS』

○メリット
・最速
・自由

✕デメリット
・嘘が混じりやすい
・他の発信と混じり見つかりにくかったり、個人の表現力によって伝わりやすさにムラ


『ネット記事』

○メリット
・記事としての体裁があり、読める文章になっていることが多い。
・スマホなどでいつでも気軽に読める

✕デメリット
・読もうとしないと情報を得られない
・手や目が疲れやすい

『新聞』

○メリット
・社会的知名度のある発信元による情報の確度
・紙の質感
・昔ながらの自ら情報を足で稼ぎ編集し、伝えることを誇りとしている気質

✕デメリット
・読み方を知らないと文の繋がりが分かりにくく、段落や見出しを挟むと迷う
・手や目が疲れやすい
・場所を取る
・場合によっては偏向報道や圧力も
・リアルタイム性がないので、情報の鮮度では弱め


『報道番組』

○メリット
・新聞と同じくちゃんと取材している印象
・流し見で心身の負荷が少ない
・コメンテーターや司会のやりとりや、世間の反応などを知れる

✕デメリット
・初見では特定の記事に飛んで好きなところを見れない
・やはり偏向報道や圧力の可能性はある
・ニュース以外の情報がノイズになる


ネット普及以前に比して、『情報』に対する自由度は上がった。
反面、真偽の判断や自らが発信することへの責任や影響などハードルも上がっている。
まだ人はその進化に適応できているとは言い難い。
多様な情報が溢れているからこそ、その接し方や扱いが問われている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?