【自宅学習】丸付けの極意
昨年から引き続きのこの社会状況の中、家庭内での学習の重要性が高まっているように感じております。
夏休みが延長したご家庭、ホームスクーリング中のご家庭含め、ご自宅でお子さんの勉強を見守っている保護者のみなさま、お元気ですか?
オンラインで家庭教師をしている、私が思う、丸付けの極意を書いてみます。
ちなみにここで書くことは、ご自宅で、お子さんの丸付けをしないといけない任務を担い、何かとストレスが多いだろう保護者の方へ向けた内容になります。
私がお伝えしたい、丸付けの極意とは、「完璧を目指さない」ことです。
お子さんのドリルの進め方だったり、理解度、そういった部分はもちろんのこと、保護者の方が丸付けをする行為に対しても同じことが言えます。
完璧じゃなくって大丈夫です。
むしろ完璧は目指さないようにしてください。
何でもそうですが、完璧を目指せば目指すほど、欠けている部分に対して、「なんとかしないと!」というプレッシャーだったり、「許せない!」という憤りを、うっかり抱えやすいです。
その感情を持ったまま勉強するのは、する方も、見守る方も、しんどさが桁違いです。
勉強は繰り返し学ぶことで、だんだんと理解度が深まる性質があります。
1度目の出会いで十分お互いに知り合うことができなくっても、2度目まして、3度目ましての時に、だんだんと、「あ、この子また会ったな?」と親近感を覚え、次第に理解が深まるということは、当然あります。
ですので、丸付けの時に、お子さんが全てを理解している状態を目指す必要はないです。
そして、保護者の方も、適当に丸を付けたりしてもいいんです。
毎回毎回、間違えた問題の解き直しをさせて、正解にたどり着くのを見守ることがしんどいのなら、そこまでやらなくって大丈夫です。
間違えた問題をそのままにしておくと、確かに、また間違えます。
しかし、解き直しをさせたところで、また間違えます。
それなのにある日、頭の中の回路がカチッと繋がって、理解できるようになる瞬間がやって来ます。(来ない人も中にはいます)
そういうもんです。
それでも、「わからないものをそのままにしてしまったら、いつまで経ってもわからないままになってしまう」と不安になる保護者の方もいらっしゃいますよね。
そういう方はですね。
「わからないまま大人になっても、うちの子は平気かもしれない」と、根拠もなく思ってみてください。
そうです。根拠もなく思ってみるという事が大切です。
これは、根拠もなく、その子の人生を信頼してみる、っていうことなのかもしれません。
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