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電子書籍「雨降り好きのてるてる坊主」を出しましたという宣伝(と思い出をすこし)。

「そろそろ出そうか」とフワッと話があがってはシュワッと消えてった…というのを何度かくり返して、やっっっっっっっっと出せました。

Kindle(Amazon)さんと楽天Kobo(楽天ブックス)さんとBOOK☆WALKER(KADOKAWA)さんの3つで販売しています。よろしくお願いします…!(BOOK☆WALKERさんのみ、消費税ぶんで数十円高くなります)

そもそも、「雨降り好きのてるてる坊主」とは、シンガーソングライターでもあり講師でもある吉田祥吾さんが作った歌です。その歌の歌詞と世界を漫画のような雰囲気で描いたのが、今回出た上記の電子書籍です。
(雨降り好きのてるてる坊主の歌が収録されているアルバム「イロトリドリ」は、吉田祥吾さんのグッズストアiTunes Storeで販売中です)



2019年の9月終わりから1年くらい、吉田祥吾さんのnoteにて「雨降り好きのてるてる坊主」という4コマ漫画のような短いお話を描いていたのですが、このnoteのほうのお話は、いちおう、今回出た電子書籍のほうのお話よりも前のお話らしいです。
とはいえ、本のほうは歌の歌詞に沿ったようなお話なので、電子書籍のほうを後日談としても、むしろ繋がりを気にしなくても、楽しめると思います。



しかしまあ、なぜ「やっ(略)と」なのかというと、実は、雨降り好きのてるてる坊主という作品は10年くらい前から携わらせてもらっていて、電子書籍のほうのお話は、noteのほうのお話を描きだす3年半くらい前には完成していたのです。

吉田さんに突然お話をもらって、夜帰宅後描いたキャラクターデザイン。2012年(!)

本と歌をセットで売ろうとか、朗読してもらおうとか、紙芝居用を作ろうとか、歌に合わせて再編集してYouTubeに上げようとか、BGM作ってそれにのせて本の中身を見せようとか、なんだかいろいろと浮かんでは消えをしたのちのある日、noteで雨降り好きのてるてる坊主の漫画やろう!となって、これは消える間も無く話が決まってったので、お話を吉田さんに出してもらい、私が絵にしたのがnoteのほうのお話です。

これが週1更新だったので、今までそんなポンポンと描いたことがなかったり、画が思いつかなかったり色塗りが苦手だったりで締切ギリギリになって絵が下手な部分がいくつもありますが…(すみません…汗)、上のキャラクターデザインを見てもらうと分かるとおり、何よりも絵が違いますよね。noteで描くことになる前からいろんなところでたくさん描いてきたので、描き慣れはもちろん、はやくたくさん描くために線を減らしていったり、単純に私の絵の描きかたが変わったのもありますが、noteで描きだす3年半くらい前に完成していたものとは線も色も全然違っていたのです。(完成までにはもっと、2年以上はかかっています)
なので、noteで49話描き終えてしばらく間があいて、いよいよ本出すかとまた浮上した際、吉田さんからの「絵をnoteのに合わせてほしい」という要望で、全部描きなおすことになりました。

構図も文字もコマ割りも変えていません。旧のネーム(下書き)や原稿を重ねたり見比べたりnoteの絵を確認したりしながら描きました。
全然違いますね。色塗りに使ったソフトもnoteのと同じにしました。(でも筆記用具は変わっていません。同じシャープペンシルと、メーカーは違えどA4の漫画用原稿用紙です)

正直に書くと、私は昔(旧)のほうが好きです。描きなおしは本当につらかった(苦笑)。たぶん好かれるのは今回(新)のほうなんですけど、線といい塗りといい、昔(当時)の勢いというか気持ちというか、チカラが、もうとにかく凄くてですね。これに勝てずとも負けじと描きなおしに挑んだのですが、あまりに気圧されてなかなか進めないし、自信を持てる感覚は微塵もありませんでした。まあ、旧を描いた当時はこんなにたくさん描くどころか数年後にこの本につながるようなお話を描くことになるなんて知る由もないし、だからこそ加減知らずの全力で描いているので敵わなくて当たり前なんですけどね。おいおいそんなの出すんじゃねえよってなるでしょうが(苦笑)、とても読みやすくなったとは思うんですよ。昔(旧)のは鋭く深く突き刺さる、もしくは抉ってくるような、チカラが強いので人を選ぶと思います。昔(旧)のは上の比較以外もう出す気はないですけど。なんのためにあんなつらい思いをしながら描きなおしたんだよ、ってなるのでね(苦笑)。

noteの49話を描いてから、1年近くあとに50話を描いたのですが、その頃に描きなおしが決まりました。本出そう=描きなおし決定で50話を描いたんだっけな?(ひさしぶりで線も色も描きかたを忘れちゃってた上に某作品のキャラクターを描きまくってて引っぱれられちゃったり全体的にヘッタクソですみません…)
私としては「いよいよ本出す(らしい)ぞ」という気持ちで描いた50話だったので、最後のコマは本(電子書籍)の表紙なんですよ。という急なネタ(?)ばらし。
しかし大苦戦の上にもともとの超絶遅筆も相まって1年以上経ってしまいました。そろそろ本出そうとしてますーとかの告知などしてはいませんでしたが、なんだか申し訳ないです。
でも、今度こそ、出すことができました。
これでやっっっっっっっっっっと安堵できます。
ああ、よかったよかった。

買ってくれるともちろんたいへん嬉しいですが、noteのほうのお話だけでも、チラッと見たり、読んでいただけると、とてもありがたいです。どこかの1コマでも気に入っていただけると幸いです。
(…本音をいうと、ぜひ買ってほしいです。私のお賃金にもつながるので…苦笑)



最後にしつこくもう一度リンク

・noteのほうのお話

・電子書籍 Kindleさん、楽天Koboさん、BOOK☆WALKERさん


・おまけ (「雨降り好きのてるてる坊主」のキャラクターが出ています)

見たり読んだりしてくれてありがとうございます。 もし御無理がなければサポートしていただけるとたいへん助かります。