経済(学)を理解する最重要前提、それは全員が金持ちにはなれないということ。重要なのは流束という概念

ああ、俺の話に当たり前に出てくるこの概念自体も、そういえばまだ社会で誰も言ってないんだっけか・・ 説明しとくか。

既存の主要経済学・各国政府の実践的政策の前提には致命的な間違いがいくつかある。重要な順に以下。

・お金の価値は(モノに対しても人同士でも)相対的であるために、(貯蓄・収入額で測った場合)全員が金持ちどころか、経済的に豊かといわれる状態には決してなれない

・マクロ経済の成功指標があるとすれば、マネーの流束(単位時間当たりに通過する総流量)の向上だけ。

・一部の者だけじゃなく、社会のできる限り隅々までそれが向上することが望ましい。すなわちデータを取る際には、平均値では不足しており、経済的に貧困といわれる人たちの「末端流束」を把握しなければならないから、支出額と流束の2軸でデータを取るなどして分布を把握したほうがよい。

マネーの流束が向上することによってのみ、全員が豊かな感覚になれる可能性がある。

流束を低下させる主要な要素は、むだな貯蓄・内部留保

体に例えると、 「血を増やしても、血の成分が薄まって余計苦しいわ!!」

「大動脈ばっか血がいってるけど、毛細血管が詰まってんだよ!!」

ってことね。

「国内の平均収入が大きく向上しましたー」 とか特定の国の多くの人が豊かになって歴史上盛り上がったことがあるかもしれんが、それでインフレが起こらなずウハウハできたのは、何かを外部に押し付けたり利用して閉じた内部で計測したからそうみえるだけね。例えば植民地とか発展途上国とか。

全世界でみたときに、どこかに負担を押し付けたり誰かが貧しくなることから利益を得る方式はもう成り立たないことに気づこう。

それはいじめによって場の不満を集めて吐き出すことなんかとも似ている。

結論: 全員が金持ちにはなれない。無駄な貯蓄をするな。ちゃんと稼いでちゃんと使え。どんなに離れている誰かからでも、搾取して豊かになることはやめなさい。みんながそれをやったときようやくみんなで安心して豊かになれる。





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