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新しい電子サインサービス(Box Sign)がやってきた

日本ではハンコを押す文化が根強く残っていましたが、近年テレワークが増え、電子サインが一気に普及しました。ハンコを押すために出社するなどのことが必要なくなり、デジタルを活用して効率的に働ける様になったと思います。今回はクラウドストレージ大手のBox社が提供する電子サインサービスのBox Signについて記載しています!

Box Signとは

Box Signとはクラウドストレージサービスを提供するBox社が提供する電子サインサービスのことです。2021年7月にアメリカで発表されました。アメリカでは10月から提供が順次開始されています。そして2021年11月16日に日本でも提供を開始すると発表しました。「クラウドサイン」や「電子印鑑GMOサイン」などの今までの電子サインサービスとの違いは、コンテンツを保管することを起点にして電子サインのサービスを付けているという点です。これにより文書の保管と署名がスムーズに行えるという利点があります。

電子サインがBoxに組み込まれることにより、契約書や採用通知書などの重要書類の保管と署名が1つ場所で行われます。このようにシームレスなオペレーションを実現できることが非常に大きなメリットです。また、Box Signはワークフローの一部として組み込むことができるため、Microsoft365やSalesforceなど様々な外部サービスとも自動連携を行うことが可能です。

Box SingはAPIも提供されており、APIを活用することで自社のWebサイトやアプリケーションにBox Signを組み込むことも可能です。これにより契約書にサインする人に最適な形でサービスを提供することができ、業務効率や生産性向上を行うことができます。

Boxは2021年の初めにオランダのSignRequest社という電子サイン技術を持つ会社を買収してBoxに電子サインを導入するための準備を進めてきたようです。

電子署名法や電子帳簿保存法をはじめとする日本の法令への対応も行っているとのことで今後日本でも利用者が増えてくるのではないでしょうか。


Box Signでできることは?

Box Signでできることとして電子サインは当たり前ですが、他にもユーザをサポートする機能があります。特徴的なものとして下記があります。

● 各種契約書のテンプレート
● メールによるリマインダー機能や締切通知機能
● 署名のために送信された文書にパスワード保護を行う機能
● ドキュメントに対してまとめて署名をする並列処理機能と順番に署名を行う逐次処理機能
● Salesforce製品との統合(署名用ドキュメントを送信する機能など)

利用料金

BoxのBusiness、Business Plus、EnterpriseおよびEnterprise Plusの契約を行っている場合は追加費用無しでかつサイン数の制限もなくBox Signを利用することができます。


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