#9 20.07.17.

47.当面はレポートを捌く日々が続く。今日は〔体育〕(雑魚)と〔ことばと文学Ⅰ〕(本日の目玉)を終わらせて、さらに可能ならば〔情報〕(まじめにやればやるほどめんどいしコスパも悪い)もしようと思う。人文系の重いレポ類はまずは参考文献を集める必要があるため、とりあえずあと回し。
【今日の目標】

48.児玉聡『功利主義入門 ーはじめての倫理学』読了。極めて易しい文体の倫理学階梯。入門書のお手本のような仕上がり、満足ある読後感。
 蒼樹うめ『ひだまりスケッチ』1巻読了。想像よりも過激で初期きららの王道4コマとしての面白みを味わえた。想像よりも、というのは、実はろじんは初期のひだまりは読んだことがないのだ。若者だし、サブスクやセールでないと手が出にくい。
 ジョルジュ・バタイユ著/木口香恵訳『マダム・エドワルダ』再読了。虚無感の果てで男女が乱れるはなし。倒錯よりも虚無感の掻痒が主題だということはわかったものの、理解しづらい点が多すぎる。でもお気に入り。蠱惑の美女にニヒリズム、それだけで良い。それにしても、ポンポさんじゃないけど、短編大好き。
 ヒロユキ『ドージンワーク』1~4巻読了。ヒロユキ先生は本作に加え『マンガ家さんとアシスタントさんと』『アホガール』の三本をアニメ化させたド級大御所作家。そのシンプルかつ洗練されたテンポ感は先生以外では味わえない。もしご存知ないかたがいらっしゃれば、先日新連載が決定された

こちら『カノジョも彼女』の一話試し読みをおすすめします。こんなにも単純な面白さを量産できるだなんてさぞかし漫画の才能がおありなんだろう、そう思われる方は

こちらも是非。ヒロユキ・フォーマットは決して才能の所産ではなく、血の滲むような努力の結晶だということがわかります。創作にも努力は通用することが実感されて、僕はこの先生の暗黒期のエピソードが大好きです。ちなみにヒロユキ先生のPixivはまだまだ見所がいっぱいで、

このBOOTHとかに至っては眺めてるだけでじわじわ来る。
 貫成人『哲学マップ』第八章まで読み進める。すばらしい本だ。「大陸合理論」や「ドイツ観念論」みたいななんとなく聞いたことはあるけどふわふわした理解しかないような範疇とか、あるいはデカルトやカントの「功績」とか、各思想を「点」としたときの哲学史的な「線」や「図形」が簡潔に整理されている。さらにニーチェまででようやく紙幅の半分というのも良い!現代思想やさらに東洋思想にまで言及があるのだ。新書なので各思想の解説は簡潔がすぎるところもあるが、丁寧なブックガイドだと捉えるのがよいと思う。
【今日の読書】

9.結局こと文と体育のレポートだけ提出、あとは少し昼寝したほかはずーっと本を読んでいました。なんて生産的な日だったんだ。
【今日の一日】

▽投票ぜひ~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?