夏に読みたい本覚え書き
Twitter消したけど生きてます。ふたたびレポートに追われて忙しくなっており、なかなか浮上できず…。嘘です。寝てばっかだ。前に2万字レポートあると言いましたが、まだ2万字のままです。ギャハハ。
題通り夏に読みたい本をだらだらメモしてきます。半分自分用。
ルートA:浅田彰『構造と力』まで
①ソシュール言語学をざっと読むところから
→『ソシュールを読む』『言葉と無意識』
②フランス現代思想の概略・入門書やその背景をざっと理解
→『フランス現代史』『フランス現代思想史』『フーコー入門(再読)』『現代思想の冒険』『現代思想史入門』『フランス現代思想に学ぶ』
他『ハイデガー=存在神秘の哲学』『現象学入門』なんかもここらへんで読めるといいんだろうけどな、でも時間なさそうだし何より飽きそうだな。
③中ボス:浅田彰『構造と力』を読む
…僕はあまりハードカバーを読まない(そのレベルに達してない)ので、だいぶ引け腰になっているこちらの名著。これを真正面から理解するのが夏の一つの目標です。②までの理解で突破できれば良いのだが…。
→ここまで読めたら概観は掴めているはずなので各思想家の入門書やポストモダン系で気になる新書などに手を出す。ドゥルーズを始めとして他のルートとも絡んでいくんだと思う。というかルートAはこれから色んな本を読めるようにするためのいわば地盤作りなのだ。
ルートB:バタイユ
⓪マダムエドワルダ、目玉の話、太陽肛門は読みました。目玉の話の最後のほうの「目が合う」シーンはビビったな。太陽肛門は、祖母に難解だったと感想を言った時、別に彼女は学があるわけでもないのに、パラパラとめくりながらさっと目を通し、穏やかにつぶやいたこの言葉が印象的でした。「きっともっと大きくなればわかるわよ。」
①バタイユ思想の理解にはニーチェが必須らしい。そして今の僕の浅い知識でもそうなんだろうなと思います。
→『これがニーチェだ』(今読んでる)、『ニーチェ入門』
②『バタイユ入門』
③②と前後しながらもバタイユの手頃な著作を読んでいく
→『ヒロシマの人々』『魔法使いの弟子』『青空』ここあたりがいいのかな?
④『エロティシズムの歴史』(ルートCに向けて:サド論)
⑤バタイユ論は単行本(ハードカバー)でいっぱい出てるし、『ドキュマン』をはじめとして著作もいっぱいある。でもたぶんそんなに読む時間はないと思う
ルートC:ドゥルーズ『マゾッホとサド』まで
①サド
→『悪徳の栄え』『ソドム120日』は手元にあるのでそのうち勝手に読むと思う(今ソドム読んでる)。問題は他の作品。全集とかを買えばいいのか?体系的に日本語訳の作品をまとめたサイトとかが見つからないので、どうすれば網羅的に読めるのかがわからない。でも行く行くは全部読みたいし揃えたい。サド好き。
②マゾッホ
→『毛皮を着たヴィーナス』『残酷な女たち』の二つを読めばいいかなと。読んだことないので楽しみ。
③ドゥルーズを浅く眺める
→『ドゥルーズ 流動の哲学』がいいのかな?馬鹿なので易しい入門書からじゃないと怖い、が、手ごろな入門書がない(※1)!『動きすぎてはいけない』はレビューが真っ二つにわかれてて悩む。せっかく構造と力を読むなら、『存在論的、郵便的』とあわせて日本現代思想版パパス→主人公→勇者的三人の各代表作くらい読んでもいい気もするけど。
(B④『エロティシズム論』でバタイユのサド論に触れる)
④『マゾッホとサド』に挑戦 挫折しないことを祈ろう
こんなところです。夏、ほんとに孤独に本だけを読んで過ごすならこれくらい読めると思います。もしそれが無理だとしても、構造と力まではどうにか読みたい。欲を言えば上のを全部読んだ上で『さかしま』とか渋沢瀧彦のエロス論とかも読みたい。うおー、夏、やりたいことがいっぱいだ。そして今はやらねばならないことがいっぱい。現実逃避やめてそろそろPC開きます、以上布団の中のiPhoneからでした。
※1 ちくまの『ドゥルーズ入門』、これが入門書をうたう割に難しすぎるのでレビュー欄で酷評されてるのだが、まあ面白い。こんなに怒られるちくま新書ってあるんだ。
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