心のモヤモヤが消えない。

社会人になってはや1ヶ月。

以前普通に楽しく会話できていた人との会話も難しくなっと感じるのは、自分が変わってしまったからなのだろうか。
変わりたくないと思いつつも、顔色を伺って話すようになっている気がしたり、前に好きだったものに興味が湧かなくなってきたり、徐々に変化している。周りの態度は変わってないのに変わったような錯覚に陥る。これがかなり辛い。

「花束みたいな恋をした」という映画はご存知だろうか。少々ネタバレを含むかもしれないが、話の終盤で社会人として一人前になるべく頑張ろうとする麦くん(菅田将暉)と、社会人も楽しみたい、今まで通り楽しく暮らしたいみたいな考えの絹ちゃん(有村架純)がすれ違って、他の理由も相まって別れるのだが、私はこの麦くんのようになってしまっている。麦くんは社会人になってゼルダも漫画も絵描きも辞め、仕事中心になっていった。今の私はそれにとても近い。苦しい。モヤモヤのタネのひとつだ。

もうひとつのモヤモヤのタネがあって、それは仕事の愚痴や話をできる人がいないことだ。仕事の話はあまりしない方がいいのかなと考えさせられた。

この1ヶ月で、現場に実際入って色んなことを経験した。そのことを誰かに話したかった。大変だったね、すごいね、とかの共感が欲しかった。
だけど違かった。共感を得られるどころか、社会人なんだから当たり前でしょ?と言われてるような圧しか感じられなかった。なるほど、新卒が新鮮に感じることやこれって普通なの?って思うことは社会人10年目の先輩からしたら当たり前なのだ。そして、ペラペラ話すことではないのだ。

多分、私が話していた相手は、私が売る側だと思って話を聞いてたのだ。話し手の私は、相手と同じ消費者側で話してたんだと思う。そこでも齟齬が生じていて、うまく話せなくなって、モヤモヤしてしまっているのではないかと思う。

うん、今度からはその人には仕事の話をするのはやめようと思う。シンプルに話がつまらなくなりそうだし。でも、このモヤモヤを誰かに聞いてもらいたい。えらいね、頑張ってるね、大変だねっていってほしい。そうじゃないと心が死んじゃいそう。

前に興味があったことに興味がなくなっていったり、好きだったことに時間を割けなかったり、そういうのが今とても苦しい。そんなの、死んでるのと同じって思っちゃった。この人生、捨てたのと同じ。ただ働いてお金を稼いでなんのために生きてるんだ?会社のために、仕事のために生きてるわけじゃないのに、今はそう感じてしまう。本当に会社の歯車。気持ち悪い。
慣れてきて時間の使い方にもっと余裕が生まれてきたらまた変わるかな。



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