外国人留学生数28万人、就職率35%の現実
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外国人留学生数28万人、就職率35%の現実

タイトルの通り、外国人留学生は2015年から2019年の5年間では、約10万人増えています。2020年は新型コロナウィルスの影響で来日が出来ない留学生もいたため、28万人に落ち込んでいますが、今後も増加が見込まれています。

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引用:Jopus Biz

しかし、留学生の就職率は文部科学省の発表によると2018年時点で35%、新卒の就職率90%と大きく差があるのです。(この90%に留学生も含まれていますが、分かりやすく今回は分けて考えてみます)

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引用:外国人留学生の就職促進について(文部科学省)

では、なぜ日本人と比べて就職率が低いので消化。私なりに思い浮かぶ点は3つあげてみました。

元々日本での就職を希望していない

留学生は勉学が目的なので、母国に帰国して母国で就職を希望する人も中にはいます。留学生のうち35%は、日本での就職を元々希望していません。

「日本語を日本で学んで、母国の日系企業で就職希望」「日本で機械工学を学び、母国で活かせる企業に就職希望」など、日本で学んだことを活かして、母国や海外の企業へ就職を希望します。

逆を言うと残りの65%は日本で就職を希望しており、就職率が35%なので、留学のうち30%の人は希望しているにも関わらず、日本で就職が出来ていないことが現状です。

新卒一括採用のスケジュールに出遅れた

これまでは新卒一括採用で、就活のスケジュールが決まっており、期限を過ぎるとエントリーができないような仕組みでした。一括採用が廃止となり、2024年3月から通年採用が導入されるとなっていますが、あと3年は準備期間となります。

海外の新卒就職は、そもそも決まった「就活時期」がなく、即戦力を求められるます。企業も通年採用として欠員が出たポジションを募集するので、中途・新卒関係なくスキルのある人材を採用します。

そのため、学生の期間は学業や専念し、卒業後に就活を始めるます。在学中や卒業後にインターンシップで実務を経験し、それをアピールして就活を行います。

こういった違いから、特に大学や大学院生は学業に集中しており、卒業前に就職活動の準備を始めようとした時には既にエントリーが終了していた、といったパターンが非常に多いのです。特に理系職種は、研究が忙しいこともあり、優秀な人材でも就職に出遅れた、、といった方は少なくありません。

文系就職の狭き門、専門学校の課題

そもそも外国人留学生を採用したい企業がまだまだ少なく、特に語学を活かす文系職種は狭き門。

企業目線だと日本語・英語・母国語など3カ国語が話せる人材がゴロゴロいて、企業からすると採用することによって事業の幅は広がるのです。企業からすると、留学生はまだまだ買い手市場です。

ちなみに私は、日本語も流暢、6ヵ国語話せるロシア出身の留学生の方にお会いしたことがあります。弊社で採用した留学生もほぼ全員、3カ国語話せます。こういった人材が労働市場にいるので、恐るべしですw

また本人の問題でなく、学校の教育自体にも課題があります。外国人留学生を対象とした専門学校が近年増加しています。日本語学校でなく専門学校なので、卒業時には専門士の学位が与えられます。

日本でいう専門学校は「ゲーム制作の専門学校」「美容の専門学校」など、「専門」の名の通り、特定の分野だけを学ぶイメージだと思います。

一方、外国人留学生の専門学校だと「日本のビジネス一般」などビジネス一般を広く学ぶコースが一部あるのです。全てではないですが、カリキュラム自体が特化の専門学校と比べると薄くなるので、就職自体で活かせる経験も薄くなってしまいます。そして、就職活動も上手くいかず、、、といったパターンです。

もちろん専門学校出身の学生全員がこういった状況ではないです。優秀な学生も多くいます。が、私が見てきた限りこういったパターンを複数見てきました。

これは学生側の問題だけでなく、専門学校側の受け入れ・カリキュラムの問題も深刻。

学生に話を聞くと、学校側の就職活動のサポートもなく、入学させるだけ入学させて後は放置といった学校も少なくありません。また専門学校自体も「ここに入学すれば就職ができる」斡旋されたパターンなど。

そして専門学校の留学生は自分でアルバイトをして、学費を稼でいる人もいるので、その専門学校の2年間が将来に繋がる時間なっているのか。学校側も私営なのでビジネスなのも分かりますが、教育の観点から見るとこれは果たして学生たちがHAPPYになるカリキュラムなのか、疑問に思います。

まとめ

採用する側からすると、語学の面で不安に感じる方も多いと思いますが留学生は3~5年ほど日本の在留しているので、日本語が流暢、そして学業に集中して就職に出遅れた留学生も多くいるのです。

通年採用で、こういった優秀な留学生と出会えるチャンスも増えるはずなので是非22卒・23卒を採用したい企業の方は、留学生の採用も視野に入れると良いのでは、と思います。

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株式会社ゴーリストにて、外国人版OB訪問採用サービス(Jopus Connecter)の立ち上げ、キャリアコンサルタント(RA/CA)、jopus biz編集部を兼務。外国人と「はたらく」を当たり前にする世の中を目指して活動中。