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子供は足底接地、大人は踵接地


なぜ歩き方がらこうなるのか解説します。

結論から言うと『教育の問題』です。

体が弱くなる教育を行った結果、体の使い方が問題となっています。

これを理解するには子供の発達学と日本民族や日本の歴史を知る必要があります。

①まず発達から簡単に。

赤ちゃんは生まれた時、胸椎のみ弯曲しています(第一次弯曲)。そしてうつ伏せから寝返りをする過程で頸椎の弯曲が生まれます。その後、立ち始め、歩き始めのタイミングで腰椎が弯曲し、背骨がS字になっていきます。

筋肉が未発達の子供は重力に逆らうため骨格で立位を保持します。そのため効率を高めるため腰椎は過前弯し前方重心となります。正常では4〜5歳頃の子供は踵が地面についていない子もいたり、ついていても薄っすらついている程度です。

ちなみに、このことから大人も姿勢は前方重心でないと体に負担がかかる事が分かります。

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②では日本民族、日本の歴史の視点から簡単に。

日本人は古来から海外と比較し、身長が低く胴長短足です。これは日本民族が陰の気質を持ち"腹"を中心とする民族だからです。逆に西洋人は陽の気質を持つため背中を中心とします。

そのため日本人は背中が丸くなりやすく、西洋人は反り腰が多くなります。だから西洋人が"力"で歴史を作ってきたのに対し、日本は"体の使い方"で力を補ってきた民族です。西洋の建造物は石なのに対し日本は木で作られているのも、体の使い方の違いなのです。

ちなみに背中が丸くなりやすいのは"手先が器用"という特徴もあります。細かい作業をする時、腰を反らすより背中を丸めて作業しますよね?

これで日本人が器用はことも理解できます。

この特徴から背中が丸くなる動作を行うと体に負担をかけてしまいます。

明治時代、靴の文化が入ってくるまで下駄や草履を履いていたのは昔の人は体に負担をかけない方法を経験から知っていたという事です。

靴は踵からどうしても地面につかなければいけません。しかし下駄や草履は足の裏全体で地面につきます。踵からつけば背中は丸くなる方へ力が働いてしまうので民族的にも日本人は靴より下駄や草履が合っているという事になります。

ちなみに下駄や草履は鼻緒が真ん中にありますよね?
これも重要です。

・男女で履き方を変えられるので足部から骨盤や腰が安定させることができる。
・左右を毎日交代して履くことで裏革の擦れが偏らない。
(靴は左右があり、使っていくうちにソールの減りが偏るためそれだけでも体の使い方が偏りアライメントも悪くなる)

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③最後に①②をふまえて教育の視点から

2022年に山口県のある中学校が『体育座り』をやめさせたこと、みなさんご存知でしょうか?

実はこれ、私がぜひ福岡県で推進していきたい内容です。

体育座りは背骨が曲がるだけでなく、内臓に負担がかかります。内臓は"気"に関係するため体が弱くなってしまうのです。

もともと体育座りは囚人に足枷、手枷をはめて抵抗できないようにするための座り方です。

それを戦後GHQの政策で取り入れなくてはいけなくなりました。

学生時代、床に座る時ほとんどの時間が体育座りとなります。これにより骨盤の後傾が作られてしまい、後方重心となっていく。そして踵接地の歩き方になってしまうのです。

『そんなの昔からやっていたでしょ?』

そんな意見言う人は戦前のことを知らない人。
現に以前戦前からご存命の方に話を伺うと体育座りはした事がないと言われます。

そもそも『体』を『育む』と書いて体育なのに座って体を休めることなんてするのがおかしな話ですしね。

じゃあ座る時どうしていたかというと、みなさんもお察しの通り『正座』と『蹲踞』です。

ただこれは"休む"というより敬意を払うという理由です。

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戦後79年も経つのに、今だに"食や教育"を変えない日本。

日本の医療費削減や健康寿命の延長
同じような志がある方々と力を合わせて、まず自分達が動くことが重要。

既得権益に潰されないためにも
『もうみんな知っててやってるよ!』
早くこの状態を作っていきたいですね。

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