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元祖平壌冷麺屋note(166)

aisisのアルバムの数曲だけを聴いてみた。oasisが再結成したというシチュエーションで作られた架空のアルバム。いや、解散していないという別の世界線のオアシスという設定か、どちらでもいいけど。製作はファンとAI技術によるもの。

リアム本人は、「今、世に出ている音楽より良い」なんてコメントしている。何だかなあ、と思う。

30年前に、ビートルズがジョン・レノンの残されたテープの声をリミックスして、新曲として二曲を発表したときは、嬉しかったけど、今回のオアシスのは違うと思う。

パロディとしては質は高いけど、AIが本家を超えてしまった時に、音楽の世界の大切な何かが失われるかも知れない。

手打ちの冷麺を機械だけに任せるようになったら、あるいは、ロボットが作るようになったら、それは本物の味なのだろうか。

10年前に観た、インド映画の「ロボット」は、AI知能を搭載した人間型ロボットが、自身を複製しまくり、人間にとっての脅威となるというトンデモ映画だった。

「マトリックス・リローデッド」のエージェント・スミスがどんどんコピーされて増幅していくシーンのパロディーもあったり、とんでもないなあ、なんて笑っているうちに、すでにとんでもない事態が到来しているような気がしている。

庭先に、裸のシュワちゃん(T-800)が現れる日も、そう遠くない。だだん、だんだだん。なんてね。


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