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第2回 縄文塾 青天どきどき会

こんにちは、縄文アソシエイツのnote担当です。

2021年12月21日(火)に、40代のリーダー候補が集まっての勉強会を行いました。民間企業から公務員まで、バックグラウンドはいずれも違いますが、次世代のリーダー候補として、脂の乗った方々が集まる会になりました。

参加者は10名程度で、このご時世ということで、感染対策にも配慮しながらの開催となり、Zoomでの参加者も複数いらっしゃいましたが、議論にも熱が入り、非常に熱い雰囲気の会となった印象です。

起業している場合などはまた別ですが、大企業や官庁の場合、40代という年代が、気力や経験、体力と、社内での評価やポジション、与えられた裁量がちょうどよいバランスになり、タイトルこそ社長や役員でなくとも、組織を自分の手で動かしていたり、社会に小さくない影響を与えている手応えを得られている方々も多い年代になってくると思います。

一方で、好事魔多しという言葉も示す通り、40歳前後で集団のトップを走っていた人たちも、50代後半を迎える頃には、半分以上が先頭集団から去っていくことも事実です。中には、半沢直樹や企業小説のような権力争いや、派閥争いに敗れてということもありますが、実態としては、半分自滅のような形で脱落していくケースも仕事柄よく見ることがあります。

自滅の原因としては、お金、異性関係、お酒、見栄、といろいろなものがありますが、その自滅を早めるのは、調子が良ければ良いほど、上に行けば行くほど、周囲に嫌なことをいう人はいなくなり、その人にとって気持ち良くなることばかりいう人が増えていきます。裏でこっそり陰口を言う人も増えますが、真正面から批判してくることは稀でしょう。

そうなると、最初はちょっとした楽や、自分へのご褒美のつもりが、ここまで頑張ったのだからこれぐらいは許されるはずだという感じで自分を誤魔化したら最後、ほとんど誰も止めてくれないまま坂を転げ落ちていくことになります。そこで忠告してくれる知人や家族がいれば本当に幸せなことで、基本は自分で自分を律することが本当に大事になります。

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よって、縄文塾も、知識やスキルの習得に寄った会もあれば、以前ご紹介した坐禅会や、今回の青天どきどき会のように、自分を律する方法を模索することがより主眼に近い会もあります。

青天どきどき会は、日本の歴史、思想史などを改めて学び、自分たちの考え方や日本の組織構造、日本社会や自分たち自身の思考の癖など、迷った際に、自分が立ち返って深く考えるための、拠って立つ思考のベースとなるものを作ろうということが目的の一つになります。

日本の歴史、思想というと、一歩間違えれば国粋主義や右翼みたいな響きになりますが、欧米諸国であれば、最後は、聖書やアリストテレス、マルクス・アウレリアス、トマス・アクィナス、カントなどに立ち返ることができると思うのですが、日本社会の構造や、日本型組織の癖、日本人の特徴などをとらえようとすると、やはり日本の歴史、思想史について学ぶことは避けられないため、議論を交えながら、客観的に学ぶことを心がけています。

決して、『世界が驚いた凄いニッポン!』という、日本称賛の会ではありません(笑) むしろ、場合によっては失われた30年の反省とともに、日本的思考の良し悪しなども併せて議論しています。

青天どきどき会も招待制でお願いさせていただいており、一般には公開しておりませんが、会の様子などは今後もnoteなどで共有させていただきますので、よろしくお願いいたします。

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