w-inds.をnostalgicに語る②

 最初の記事で書いたようにw-inds.crew歴7年の私だが、他人にファンであることを話すと、反応はほぼ以下の2パターンである(もしくは両方)
1)懐かしい~w-inds.ってまだいたんだ?
2)w-inds.って松浦亜弥の旦那?
あまりに皆揃って同じ反応をするので、最近はまず「w-inds.って分かる?」という予防線を張った聞き方をしてしまうのだが、やはり一度しっかり売れたグループの強みと言うべきか、幸い同世代以上であればグループ名は認知している人がほとんどである(寧ろ表舞台から遠ざかって久しいのに、能動的に名前が挙がる松浦亜弥のすごさよ)。加えて、私の趣味をよく知っている旧友たちは大体「カヌレがw-inds.とか意外~!」と驚く(中高時代、何度となくカラオケでともにあゆを熱唱していた親友からはイメージなさすぎと爆笑された)。

 確かに女性歌手ばかり通ってきた私だが、何気にw-inds.はグループ名しか知らないわけではなかった。寧ろ2000年代前半、およそゲームやスポーツに興味を示さず音楽番組をくまなくチェックするような小学生であった私にとって、POPJAM(懐かしい響き…)やHEY!HEY!HEY!によく出演していた彼らは普通に普通に馴染みのあるグループと言ってもよかった。また、7歳の時に一目惚れして以来生粋のSPEEDファンであった私は、SPEEDと同じ事務所の後輩という点でも地味に彼らを認識していた。そんなわけで、テレビ露出が多かった初期3~4年で彼らのイメージが止まっている一般層も少なくない中で、ファンになる前の私がw-inds.を最後に認識した記憶は2011年。何故かといえば、その年のFNS歌謡祭でw-inds. が当時再結成して活動していたSPEEDをダンサーに「SUPERLOVER~I need you tonight」を披露していたからである。SPEED目当てでそのコラボを見たが、慶太が初期のイメージとは異なり金髪(だったかな?)のイケイケお兄さんになってて、声は低くなっているけど歌は上手くて、全員ダンスも上手くて…さすがライジング!と謎の上から目線で感心したことを覚えている。なんならSUPERLOVER自体が普通に知っている曲だった。が、当時の私は浪人中で娯楽を最低限に自律していたこともあり、そこから深追いすることもなく翌年大学に入学後は、暫く流行りの音楽にもすっかり疎くなった。

2017年、Time Has GoneのPVを見る
そんなわけでYoutubeでたまたまw-inds.の文字を目にした時、「あ、久しぶり」と同級生と街で遭遇したかのような気持ちになった。親しくはないけど知っているみたいな(一方通行だけど)。モノクロの中、顔も見えない3人が佇むサムネイルも妙に気になった。今となってはあの時再生ボタンを押した自分を心から褒めてあげたい。音楽的なことを言語化する術はあいにく皆無だが、初見リアクションはこんな感じ

・イントロからなんだか別空間に来た感じ
・EDMっぽいしバラードじゃないのに切なさがすごい
・なんならサビTime Has Goneしか言ってないけど切ない
・よく聞くと歌詞がまず切ない、全部切ないやん
・慶太のハイトーンボイスすごすぎ
・ほんで涼平と龍一にもパートがあるし、二人とも上手い
・龍一がいつの間にか色気すごくて刺さる←
・涼平は逆に記憶のままなんだが?冷凍保存でもされてたんか?←
・間奏の声ずれていくところクセになる

気付けば繰り返しPVを見て、歌詞も調べ、慶太作詞作曲という事実に衝撃を受ける→遡って直近の曲「We Don't Need To Talk Anymore」「Back stage」を立て続けに見て、カッコ良すぎやんけ…爽やか路線もいいじゃないの…となり、昔の楽曲にも立ち返り空前のw-inds.ブームが到来するのであった。
全然ツアーの感想に行き着かないが、長くなってきたので③に続く…  

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