【映画】ゆれるの感想
西川美和監督の傑作。
若干ネタバレありで書きます。
猛【オダギリジョー】と稔【香川照之】と智恵子【真木よう子】は3人で、
渓谷に足をのばすことにする。
猛はカメラマンで遊び人で、親の葬式にも行かなかった。
一方、稔は実直で真面目。親のガソリンスタンドで働いていた。
だが、智恵子が吊り橋から落下してしまう。
その時、見ていたのは猛1人で、吊り橋の上には稔がいた。
2人は仲がいいように装っていた。
だが、事件が起きるまでの兄弟の確執をカメラワークで表現したのは見事。
その猛と稔の心がだんだん離れていくところもリアル。
それから役者の演技がみんな見事。
特に、木村祐一の検察官役は思わず感情が入った。
そして、最後の頃の、あるシーンに涙した。
僕も兄と確執があるので感情的になった。
僕は稔目線で見たし、ちょっと共感してしまった。
西川美和監督はドロドロした中にちょっとした希望を描くのがとても上手い。
僕は好きな監督なので他の作品も書いていきます。
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