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東北旅行記①

東北に行きたい。
そんな東北旅行欲は東京に来る前からあった。大学時代に飛行機で行こうとしてた事実もある(流行病で頓挫したけどね)。
そんな訳で初めて白河の関を越えて東北へ行きましたよって話をしていこうかなと思います。

Day0
8月も後半になって夏休みの最後に旅行行く人たちも世の中多いのだろう、意外と宿も新幹線も空いてない!
宿は取れたけど、明日出発なのに新幹線の切符買ってないし!と若干焦りつつ。普段東海道新幹線しか乗らなくて、時間なんて気にしないから尚更だと思う。何とかでもないけど確保して、一応服の準備だけして後は何処に行くかだけだなーって状態でおやすみなさい。

Day1
こまち9号に乗って東京駅から出発。
車窓を眺めながら行程を組んでいく。
予定としては
1日目に盛岡観光→宿を水沢に取ったので水沢。
2日目は平泉観光→松島→仙台入り。
3日目に仙台観光→東京である。

11時前に盛岡到着。

まずは行きたかった櫻山神社へ。
ここは郷土守護の神として盛岡藩初代藩主 南部信直ら4人が祀られている。
盛岡城址の北側に位置している。
そんな櫻山神社の右側には大きな岩がある。これを烏帽子岩という。
盛岡城築城時に掘り進めた所、大岩が現れたとのこと。それ以来さまざまな神事が行われ崇拝の対象として、また盛岡藩の守り岩として守られてきたという歴史がある。

その足で盛岡城跡公園を登る。
平山城ということでしっかり勾配のある坂を登って行く。天守や櫓などの建物を木造復元するという話は出ているものの現状は何も無かった。
登り切り見回すと何か石がある。
何だろうと思い近寄ると、「本丸」と書いてある。
...うーん...これだけか...少しばかり残念な気持ちになりつつ、城を降りる。
次に岩手銀行赤レンガ館へ
西洋風のレンガ造りが特徴の赤レンガ館。
東京駅丸の内駅舎を造った辰野金吾氏の東北唯一の作品で国の重要文化財に指定されている。
1911年の落成以降2012年まで実際に銀行として使用されそれ以降は一般公開され、現在は盛岡のランドマークになっているという。
https://www.andtrip.jp/article/000517.html

東京駅のようにビルが乱立しているという訳ではないので、広い空と撮る事が出来た。
中は資料館になっており歴史を伺う事もできる。

やっぱりお昼はわんこ蕎麦だよねーなんて思いながら有名な「東家」へ。
土曜日のお昼時。
まぁ混んでますよね(泣)
蕎麦は諦めて盛岡冷麺にしよう!
うん、切り替え大事(なんて自分に言い聞かせて、わんこ蕎麦は次の機会にしましょうかね)。
お昼を食べた後は盛岡駅に向かいつつ開運橋を渡り、河川敷に広がる「木伏」と呼ばれるエリアを見学。
15:01発の電車に合わせて盛岡駅へ。
座る事ができたものの2両だからなのか、本数が少ないからなのかほぼ満員。
ここから約1時間電車に揺られて、本日の宿泊地奥州水沢へ。

16時過ぎに水沢に到着。
その足で向かったのはホテルではなく、陸中国一ノ宮 駒形神社へ。この神社の歴史は古く、927年の延喜式神明帳にも記載されている程である。
無事に参拝を終えホテルにチェックイン。
身軽になりまた外出。夕飯の調達をしなければならない。
地元のスーパーに行き地元の物、東北らしいものをセレクト。
「温泉旅館でしっぽりと。」が理想だが、今回はこちらを選択した。自分で予定を自由に出来るから急な追加プランなんて事も出来るのが良いところだね。
明日は今回のメインでもある平泉&松島へ。
朝も早いのでさっさと寝ましょう。


D2
朝食は付いてるのでホテルで食べながら、電車の時間を調べる(前日に調べとけっ!)。
おっと困った。運転見合わせしておる😇
どうやら、始発列車で人身事後があり7時現在でも見合わせているらしい…
仕方ないと思いながら支度をし7:45準備万端、もう一度チェック。なんとか動き出したみたいだけどダイヤボロボロ…笑
予定していた8:15発はまさかの運休笑
しかし遅れていた6時台の電車が遅れて8:25発予定になっていた!
運を味方につけつつ奥州藤原氏の郷・平泉へ。

平泉の駅前はロータリーになっており、バス停と2軒の飲食店。
よくある地方の駅前という感じである。
通常ならレンタサイクルないしバスで回るのであろう。しかし、まだ朝早くバスは始発前、天気予報は雨予報であるのでどちらも諦め歩く…
駅から10分ほど歩くところに毛越寺がある。

この寺は天台宗を大成した円仁によって開山され、奥州藤原氏二代基衡.三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営されたという。奥州藤原氏滅亡後度重なる災禍によってその全てが消失したものの、大泉を中心とする浄土庭園と当時の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されているという。
参考:https://www.motsuji.or.jp

毛越寺の横にある、二代基衡の妻が建立したとされる、観自在王院跡を見て中尊寺へ。
時間的にバスが来ない為再び歩く。
湿度が高く、蒸し暑い中を20分ほど歩くと中尊寺の参道が見えてくる。

中尊寺は前述の毛越寺と同じ円仁が850年に開山。奥州藤原氏初代清衡が前九年、後三年の合戦で落とした命を平等に弔う為に、また、みちのくの地に仏国土を建設する為に大伽藍を造営したのが始まりである。

月見坂という杉林の中にある急勾配の坂を登ると物見台が現れる。ここから北上川や田畑の素晴らしい景色を眺める事が出来る。
参道をさらに進み、最奥部にある金色堂を拝観する。金色堂は奥州藤原氏初代清衡によって上棟された、中尊寺創建当時を伺うことの出来る建物である。お堂の外だけでなく中にも金箔が貼られシルクロードを辿って来た夜光貝が用いられているという螺鈿細工が特徴である。
金色堂には現在も奥州藤原氏四代全員が安置されている。
本堂も拝観し中尊寺を後にする。
時間が合い駅までの帰りはバスに乗って行く。
あんなに汗と時間をかけて歩いた道が一瞬のように感じた。

駅前の蕎麦屋で昼食を済ませ次の目的地・松島へ。
一関、小牛田と乗り換え松島駅に到着。

→東北旅行記②に続く

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