奥さんの体調が悪いと不機嫌になる旦那さんについての考察
奥さんの体調が悪いと不機嫌になる旦那さん
これ、当院でもたまにお話聞きます。
先になるべく誤解を招かないようにお伝えしておきたいのですが、
そういうお話を聞くことがちょいちょいあるので、なんでだろうなー?を考えてみたお話です。
奥さんと旦那さんの、どっちが良い・悪いというお話ではありません。
そしてこのような件には男尊女卑やモラハラなどのケースもあるようなので、今回はそういった事例を除いて、こんなケースもあるのでは?というお話です。
どちらかというと、体に触れる者から見た視点での仮説の一つというイメージです。
こういう男性が多いのか、ごく少数なのかも、統計をとったわけではないので私にはわかりません。
ただ、ある程度は存在しているようなので、このお話も何かの役に立てば良いなー、役に立たなければそんな世界のお話もあるんだなーっていう、ちょっとしたファンタジー感覚で読んで頂けましたら幸いです。
さて、ここから本題ですが、
当院で耳にするパターンとしては、奥様の体調が悪い時に限って旦那さんがきつく当たってくる、心配してくれない、逆になんで体調悪いんだと不機嫌になるなどといった感じです。
これは元々の夫婦関係の事など色々あると思いますし、必ずしも体調がキッカケではないかもしれませんし、立場が逆のケースもあるかもしれませんが、男尊女卑やモラハラ等のケース以外で、私のような体調を見る側の視点から思い当たる可能性があります。
ちょっとスピ的なお話も含まれますが、調子が悪い時って、人から出る波長が大分乱れています。
澱んだエネルギー、いびつで不安定な周波数、邪気、低い波動など、色んな表現ができますが、とにかく
心身ともに良いエネルギーの巡り方ではないのです。まさに不安定です。
これが分かりやすく身体に出ているケースがいわゆる不調や病気です。
エネルギーが正常に流れず、澱みが何かのきっかけで火事や爆発として起きてしまったり(炎症)、極端にバランスが乱れて神経伝達に支障が起きている、などの状態です。
そして表面に出ていない状態は未病の状態とも考えられます。
この未病の状態も含めて、結構な波長の乱れ方の人に近づくと、
生物としては本能的に防御姿勢に入ることがあります。
意識的に知覚していなくても、生物は体で感じ取ります。
「この人なんか嫌な雰囲気」、「生理的に無理」とかありますよね?
あれもこういった波長を感じ取っていると考えられます。
これは本能的に自らの死や恐怖を感じるからなのだと思います。
仮に、本能で死や恐怖を感じるとどうなるか。
体的にはストレス反応なので、ストレスを何とかしようとしてステロイド類やカテコールアミン類のホルモンが出ます。
よく聞くと思いますが、副腎から出るグルココルチコイドやアドレナリン等です。
通常はそれらの身体の働きで興奮状態になるなどして、ストレス源から闘うか逃げるかの行動を選択することになります。
死や恐怖というレベルではなくても、不快というものでもこの体の反応は起こりえます。
そう、例えば満員電車で不快という状況でも起こります。
大なり小なり、誰もがこの体のシステムは自動的に作動しているのです。
ここまでざっくり体で起きる仕組みをお話しましたが、これを旦那さんにあてはめてみましょう。
可能性のうちの一つとして、奥さんから少なからず不安定だったり、いつもと違う波長を受け取っていることで、旦那さん側で不快な感覚が本能的に生じている。
ともすれば、子孫を残すため、自分が生存するために、病や死の影から逃げようとしているのかもしれません。
特に日本の男性は家の存続を優先している事もありましたので(日本だけではないでしょうけど)、そういった習慣等が無意識下、遺伝子レベルで刷り込まれていると、ただでさえ本能的な体の働きがあるところに、生と死にはより敏感で憶病になっている可能性もあるかもしれません。
特に仕事ばっかりでストレスフル、体と心が安定していなかったりすると、外部からの波長にも拒否反応をしめしてしまう可能性はあり得るのではないかなと。
もう一つ、これも上記と近いかもしれませんが、逆に奥さん以上に不安定になっているのは実は旦那さんであって、いつもと違う環境に耐えられない。という可能性。
この場合は先に旦那さん側のケアが必要だったりする可能性もあるかもしれません。
生物学的な女性の身体は毎月の動きがありますし、どうしてもホルモンバランスなどで波は男性より大きくあります。
波長の変化だけでなく、体調的にも変化は起こりやすいです。
この弱っている時に本当は助けてほしいのに、助けてくれない。心配してくれないなどというのは、たしかに残念、悲しいです。ごもっともですよね。
ただ、早急にケアが必要なのが実は旦那さんの場合だと、自分のことで精一杯っていう事情が出てきても、たしかにそりゃそうだということにもなるかもしれません。
特に働いてストレスためこんで、体のケアをしていない人って、めちゃくちゃ澱んだエネルギーをため込んだりしています。(ケアしてる人でも暴飲暴食等で澱む方も多いですが)
こういう人は、そもそも自分以外の他者の為に余白をつくるっていうことが苦手だったりします。
具合が悪い時も、自分の事で精一杯だったりしますよね。
旦那さん側で顕著な不調が見られなくても、我慢していたり、気づかないようにしている人もいるようです。
このような事がある状況で、お互いがお互いのことを気遣える余裕がなかったとしたら、衝突しても不思議ではないように思います。
この場合、旦那さんご本人が変わりたい、ととのえたいですって相談にきてくれたら何かきっかけをつくれるかもしれませんが、まだまだ一般世間では体と心が繋がっていてその安定が周囲との関係性構築に役立つ事も広く知られておりません。
その他諸々の事情もあり、自らカウンセリングや体のケアに行かない男性も多いと思います。
なので、このケースについては、一概に言えないところも多々あると思いますが、旦那さんにも心身のケアをするということはどういうことかを、少しずつ知ってもらうような流れをつくれたら変わる可能性があるかもしれません。
自分がととのう、クリアになるという体験をする。そしてそうなったときの心の透明感や穏やかな気持ちなどを感じてもらえると、他者に優しくできるかもしれません。
体的にも楽になれば、少しくらい他者の為に何かをしても疲労感や負担感が軽くなりますし・・・。
まぁ、このハードルすら高いかもしれませんが。
旦那さん側のお話ばかりになってしまいましたが、これは奥さん側にも言えることでもあります。
体調の乱れによって気分が大きく乱れて、ついイライラした口調になるとか、そういうお話も相談されることがあります。
また、どちらにも言えますが、私は愛されていないなど、何らかの信念や不満、ある種のトラウマなどから不和が生じる事もありますので、そういった可能性もあるかもしれません。
このケースだとしても、心身のケアは有効ですね。
男尊女卑やモラハラ等のケースは今回の考察とは別レベルなのでお話できませんが、こういった可能性を踏まえると、私はたまに相談を受けても、敏感体質がゆえにどっちの気持ちもわかるような気がしてしまい、コメントに困ってしまうことがあります。
相談を受けた第三者としては、この不機嫌って、本能やお互いの波長が引き起こす不協和音、痛んだ2つの歯車がかみ合わない、みたいな感じにも考えられるのではないかと。
私が当事者の場合でも、自分に余裕がなかったとしたら、ちゃんと相手が欲しているリアクションをとれるかどうかは自信がありません。
これは夫婦間に限らず、友人関係や親子関係にも起こりえる場合もあります。
なので、今回こういったテーマで書いてみようと思った次第であります。
最後になりますが、
奥さんが不調の時に旦那が不機嫌になる、それが困るっていう時の考え方の一つとして、
これはお互いの体調やメンタル状態が不安定だからとか、本能の仕業なのでは?っていう、一呼吸おいてみて一旦心を落ち着かせてみる。
そしてそっと、少しだけでも物理的距離をとってみる。。。っていうのはどうでしょうか?
パートナー間のどちらかの調子が戻り次第、相手にも何らかのケアを勧めたりして、お互いに心と体のケアに取り組んでいく。
どちらかの調子が良いと、良いキッカケを生み出せる可能性もあります。
二人で波長が整い、エネルギー状態が上がれば、少しはこの問題が改善されていく可能性もあるかもしれません。
パートナー関係が完全に破綻している、もしくは破綻寸前だと難しいかもしれませんが、もし身近にそういう人がいた場合、何かしらの方法で心と体のケアをしていく環境構築も試してみてほしいです。
でもまぁ、
できればその前に、理想的には
何故そうなるのか二人でちゃんと話し合う。っていうことができるのが良いですよねー・・・。
なかなかセンシティブなところも含まれて来るので、書く私としてもマウンティングやディスることなく、どちらかに肩入れせずなどと気を遣うあまり、表現がわかりにくいところがあったかもしれません。
うまく伝えたい事を伝えられているのかも公開してみないとわからないので、ちょっと公開するのが怖いですが、、、
それでも最後までお読みくださった方にはめちゃくちゃ感謝したいです。
(ビビってるところがあるので、スキやフォローを頂けたらなおさら安心&嬉しいかもしれません。)
お読みくださいましてありがとうございました。