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無性に食べたくなる【OXYMORON】のカレー@二子玉川

鎌倉に本店を構える【OXYMORONオクシモロン)】。
ここは「カリーと甘いものと雑貨」のお店なのだが、レシピ本が出版されるほどの人気店だ。

この日、玉川髙島屋S・C内にある二子玉川店に、実に中途半端な時間に訪れたのにも関わらず、ほぼ1時間待ち。時間的に甘いもの目的の客が多いかと思いきや、ほとんどの客がココのカレー目的で訪れている。

ちなみに、オクシモロンはどの店舗も呼び出しメールのシステムを取っているので、待ち時間を有効利用できるので助かる。

セットメニューは3種あり、好きなものを組み合わせることができる。

ただ、アルコール類はセットメニューの対象外となる。

シャンディガフ(右):880円
パナシェ(左):880円

シャンディガフは自家製ジンジャーシロップをビールで割ったドリンクで、甘さはあるもののピリリッと辛さも効き、レモンでさっぱりとした味わいに。
パナシェははちみつレモンのビール割りで、もはやジュースのような味わいだが、カレーによくあう。

本日のカレー(ゴア風チキンカレー)中辛:1430円
アッツアツの器に入ったカレーから、スパイシーな香りがパッと広がる。

西インドのゴア地方で良く食べられているというチキンシャクティと呼ばれるものをベースにアレンジされたカレーで、ローストしたココナッツやタマリンド、八角なんかが使われているとのこと。

それだけ聞くと、インド風なのか、中国風なのか、東南アジア風なのか、どんな味なのか想像をつけにくいが、ルーをクチに運ぶと、パッとクローブの香りが広がった後に、複雑に交じり合ったスパイスの絶妙なバランス感に思わず笑顔。

具はやわらかく煮込まれた手羽元と空芯菜。

本場っぽさも感じさせつつ、日本人好みなおいしさになっているのは、さすがオクシモロンと言ったところか。

お口直しの浅漬けはさっぱりとやさしい味わい。

定番
エスニックそぼろカリー:1320円

三つ葉、パクチー、大葉、小ねぎがたっぷり盛られたそぼろカレー。
これを初めて食べた時の感動はいまだ忘れられず、オクシモロンへ行くと必ず注文してしまう。

数種類のスパイスを使い、ナンプラーで味付けしたひき肉と薬味をよーーく混ぜ合わせ、レモンを絞って食べるこのカレー。

アジアンテイスト満載でレモンのさっぱり感もあり、クセになるおいしさ。
ちなみにこちらは辛口にしたが、辛口とは言え辛さ控えめ。

カレーを注文すると、最後にくるみのおやつが出てくるのだが、これがまたうまいんだ。
三温糖でキャラメリゼされたくるみはカリカリとリスの気分で食べ続けたくなる。

エスニックそぼろカリーは安定のおいしさではあるものの、今回は本日のカレー、ゴア風チキンカレーのおいしさが印象的であった。
またゴア風チキンカレーが食べたいと思っても、タイミングが合わなければ食べられる可能性は低いけれど、なければなかったで、また新たなおいしいカレーに出会えるかと思うと、ココはいつ訪れても楽しめる店である。


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