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最短で勝てるようになるためにとても重要な話 〜FX〜


皆様初めまして。JOKERと申します。


この記事は初心者トレーダーさんや、まだ安定して勝てないトレーダーさん向けに作成しております。
まずはこのnoteを書こうと思った経緯をお話させて下さい。


FXに限らず、投資の世界は多くの情報で溢れかえっています。
有料で無価値な情報もあれば、無料でも価値のある情報もあります。もちろんその逆も然りです。
トレーダーは、溢れかえっている情報を自分の目で見極め、取捨選択をする力を養わなくてはいけません。
有料商材が全て悪いわけではなく、金額と価値が釣り合っているのかが重要です。
実際に私も価値を売っている人間なので、商材全ての否定はできません。


初心者の方が高額商材を買わされてしまうというのはよく聞く話です。過去の自分もその1人でした。
しかし、人生にも同じことが言えるのかもしれませんが、投資はゼロサムゲームです。
自分が出した損失に対して、誰かが助けてくれるということはありません。
商材についても同じことですね。無価値なものを高額で売りつける人間が1番の悪ですが、見極められなかった自分が悪いのも事実です。
厳しい言い方をすると、全て「自己責任」なのです。
最終的に自分を守れるのは自分しかいないということは最低限頭に入れておきましょう。


すみません、偉そうな前置きが長くなってしまいました。
このnoteを作成した経緯は、初心者や中級者の方が出来るだけ無価値な情報に惑わされず、出来るだけ最短距離で相場で勝てるようになるために、自分が思う、トレードをする上で重要な根底の部分について知ってもらいたいと思い、このnoteを作成致しました。

では本題に入ります。最後まで読んで頂けると幸いです。


目次

1.分析の本質を考える

2.メンタルコントロール

3.相場を主体に分析する

4.聖杯にこだわらず、自分にこだわれ


1.分析の本質を考える


FXの分析方法には2種類の分析方法がありますね。

・テクニカル分析
・ファンダメンタルズ分析

自分はテクニカル分析を主体にトレードをしています。
その大きな理由はダウ理論にもあるように「全ての事象はチャートに織り込まれる」と思っているからです。
つまり、ファンダメンタルズの要人発言や経済指標は過去のチャートの値動きに織り込まれるので、テクニカル分析のみで完結できると思っています。
しかし、多くのトレーダー(特に収支が安定しない初心者・中級者の方)は、テクニカル分析の本来の本質とはズレた分析をされているのではないかと思っています。

テクニカル分析とは、過去の値動きから何らかの規則性や法則などのパターンを見つけ、未来の値動きを予測する分析方法です。

そこには、

相場の値動きには、共通した規則性や法則が存在する

という前提があります。(そもそもチャートの規則性自体を否定されるテクニカル分析否定派の方もいらっしゃいますが、その方々はこの項は飛ばして下さい)

規則性や法則を持って値動きをしているのなら、その規則性や法則を覚えてしまえば簡単そうに思えますが、これがテクニカル分析の本質を見えづらくさせています。

規則性や法則があるのなら、
今までに有名なトレーダーやアナリストによって確立されたトレード理論(ダウ理論やエリオット波動理論など)やチャートパターン(ダブルトップや三尊などの全てのチャートパターン)が存在するのにも関わらず、なぜ勝てないのでしょうか。 

そもそも、今までに確立された理論やチャートパターンでさえも、相場において機能しないことが往々にしてあるということを感じている方もいらっしゃると思います。

ダウ理論でトレンドが転換したのにはずなのに…とか、
三尊やダブルトップを作ったのに下がらない…とか、
ラインをブレイクしたのに戻ってきた…とか、、、


こんなことは日常茶飯事なわけです。

トレーダーの勝ち負けの割合は、
負けているトレーダーが9割で勝っているトレーダーが1割と言われています。
勝っている人だけが知っていて、負けている自分は知らない規則性や法則、インジケーターの数値があるのか?と考えてしまいますよね。


でも、ちょっとここで今まで勉強したテクニカル分析を思い返してみて下さい。
テクニカル分析の表面だけを勉強してないでしょうか?

例えば、有名な三尊やダブルトップなどのチャートパターンは、その後レートが下がるシグナルになるチャートパターンですが、
なぜ、三尊やダブルトップが下がるチャートパターンなのか、論理的に説明出来る方がどれくらいいらっしゃるでしょうか。
過去に三尊やダブルトップ後に下がることが多いとかではなく、
表面的な規則性や法則を除いて説明出来る方はどれくらいいらっしゃるでしょう。

過去、現在、未来のチャートでは注文量、投資家心理、地合など様々な違いがあるはずなのに、
確立されているとは言え過去の規則性や法則が同じように機能するでしょうか。

自分は同じように機能しないと思います。

みなさんが知っている理論やチャートパターンが機能しない裏には、論理的に説明できる何かしらの”原因”が必ずあるはずで、むしろそれこそが重要です。
理論やパターン通りに動くことが重要でなく、理論やパターン通りにならなかった時にこそヒントが隠れています。

三尊やダブルトップ形成後にチャートが下がらない理由も、当然あります。

自分の考え方をここで詳しく語ることは出来ませんが、
自分は値動きについて投資家心理、注文量、トレード人口などをテクニカル分析に紐付けて考えています。

皆さんも、値動きを自然の摂理や相場の規則性という話だけで知識を止めてしまうのではなく、
値動きの根底にある理由や原因を突き詰めて考えてみて下さい。

簡単なことではありませんが、値動きを論理的に理解することにより、今まで見えなかった色々なことが見えてくると思います。


2.メンタルコントロール


FXなどの投資の勉強をしていると、
「メンタル」についての記述をよく目にすると思います。
多くのトレーダーが口を揃えて「メンタルは大事だから、メンタルを鍛えろ」と言いますが、投資において強いメンタルとは具体的に何を指しているのでしょうか?

一言にメンタルといってもあまりに漠然としすぎているため、初心者トレーダーの方からすると、「何を意識すればわからない」というのが当然のことだと思います。

Twitterを見て、他のトレーダーが自分と逆のポジションを持っていたり、先出しやシグナル配信での売り買いのコメントが目に入るだけで感情の変化が起こってしまいますよね。
人間の意識はその時の環境や感情によって変わっていきますし、人間である以上それは当然のことです。

よく誤解されがちなのですが、「メンタルが強いというのは、意識や感情を押し殺して機械的にトレードができること」だと思われている方がたくさんいます。
確かにこれは間違いではないですが、果たして意識するだけでこれを実践できるでしょうか?

それが出来るなら塩漬けなんてことは起こりませんし、ポジポジ病もありません。
元も子もない話ですが、メンタルを支えるのは経験や技術に他なりません。
経験によって技術力を上げる以外では、メンタルを鍛えることは出来ないですし、
メンタル強さ=現在のトレード技術なのです。

しかし、整えることならできます。それがメンタルコントロールです。
投資におけるメンタルというのは、”自身のお金の器”とも言えます。
自分のお金の器の範囲でトレードすることで、トレード中のメンタルを整える事ができます。


ではメンタルを整えるための具体的な例をいくつか挙げてみましょう。

・余剰資金(なくなっても良いと思える金額)でトレードする
・証拠金に合った適切なレバレッジ、ロット管理をする
・自身のトレード手法の最大ドローダウンを検証する


上記のような例が挙げられますね。

特に初心者の方はその時の感情に流されやすい傾向にあります。
例えば、生活費を投資資金にしてしまったり、ハイレバレッジ・ハイロットでトレードをしてしまったりなどです。
感情によるトレードへの影響はとても大きく、損切りを受け入れられず塩漬けにしまったり、無理なナンピンや、負けを取り戻すためのリベンジトレードをしてしまったりと、正しい判断が出来なくなってしまうのです。

冷静さを失えば、正しい判断が出来なくなるのは人間ですから当然です。
投資におけるメンタルコントロールというのは、どんな状況でも平常心でトレードができるようにトレード環境を整えるということだと思います。

先程もお話ししたように、メンタルというのは自身のお金の器でもあります。
お金の器は意識的に大きくすることは出来ません。
徐々に損益に慣れることで大きくなっていきます。
現在の自分のトレード技術や総資金を見直し、自身の身の丈に合ったトレードを心がけることが大切です。

3.相場を主体に分析する


トレードにおいて“自分都合な思考”は負けに繋がります。
相場を動かしているのはファンドなどの機関投資家や大口の個人投資家、それと私たちのような大衆です。
大勢のトレーダーや組織の心理が相場を動かしています。
わたしたちはその中のたった1人に過ぎず、相場においては何も影響力のない個人です。
わたしたちがどれだけ念じてもレートを動かすことはできません。
つまり、相場で起きている事象を、感情に流され自分勝手に解釈してはいけません。
“主導権は常に相場にある”ということを絶対に忘れてはいけないのです。

では、自分都合な思考がどのようなトレード結果に繋がるか例を挙げてみていきましょう。


・損切りをする際、最初に決めた損切りポイントを希望的観測、または感情に流されずらしてしまう=損失の拡大・退場のリスク

・自分がエントリーしたいが為の分析をしてしまう=損失の拡大、ポジポジ病

・自分が獲りたいpipsのみでリスクリワードを計算し利確、損切ポイントを決めてしまう=収支が安定しない

・含み損、含み益の額で決済判断をする=利確が早まり、損切りが遅くなる=収支が安定しない

いくつか例をあげてみましたが、自分に該当する項目はありましたでしょうか?
1つでも当てはまるようならとても危険です。すぐに改善した方が良いでしょう。

特に例の1つ目に挙げた”損切りポイントをずらしてしまう”という行為は初心者によくありがちな正に自分都合な思考なわけです。最終的には下記のような結末を迎えてしまいます

チャートを分析し、損切り・利確決める

エントリー

レート逆行

損切りしたくないという感情から自分のテクニカル分析を自分に都合の良いように捻じ曲げる

損切りポイントをずらす

さらにレート逆行

損失額が大きくなり損切りできなくなる

ゼロカット

退場

感情に流されず1番最初の損切りポイントで損切りができていればこの人は退場することはなかったでしょう。

この場合、あらかじめ損切りポイントを決められていたということは、その損切りラインをブレイクするとトレンドが転換する可能性があったことを初めは理解していたわけです。

しかし、レートの逆行による損失額の大きさから「損切りをしたくない」という感情が生まれ、自分のテクニカル分析を自分の都合の良いように捻じ曲げてしまった結果、本来出来ていたはずの損切りできず退場してしまったわけですね。
自分都合なトレードがどれだけ危険かが理解できたのではないでしょうか。

相場主体の考え方はどのようなものなのかをまとめると、

・相場で起きた現象のみを認識し、考察・判断に感情が入らない・自分のエントリーやポジションを客観視し、分析できる

ということです。
トレード中感情に流されそうな時はこの項を思い出し、自分都合な分析をしていないか今一度考えてみて下さい。


補足

上記の説明は、主観で手法を決め、主観で分析してはいけないということではありません。
相場主体の分析であれば何も問題ありません。
分析に自分都合の考察や判断が入ってしまうことが危険だということです。
トレード中に最も信頼しなければならないのは、自分がエントリー前にテクニカル分析によって導き出した分析結果です。
その分析結果を感情に流された自分都合な解釈で捻じ曲げてはいけないということです。
テクニカル分析や、それに基づく判断に感情の入る余地があってはいけないという意味ですのでご注意下さい。


4.聖杯にこだわらず、自分にこだわれ


最初に申し上げておくと、
世の中におそらく聖杯は存在します。

しかしそれは各個人の中に存在するものであって、全員が使える聖杯ではありません。

これは、トレードには感覚というのも必要であり、全員が同じ感覚を持ってトレードするのは不可能だからです。

感覚は人それぞれ違いますし、初心者と上級者では相場観にも圧倒的な差があります。

自分が勝てる手法=自分だけが使える聖杯

ということになりますね。

感覚を養うのは、検証や考え抜いた末の閃きです。

インジケーターの数値や表面的な規則性を追うのではなく、
まずは自分の頭で考えてみることが大切です。

これは自分が普段から口酸っぱく言っていますし、自分にも言い聞かせています。

自分で考えることを辞めてしまうのは、
トレードにおいても今後の人生においてもとても危険です。

自分を努力の天才だと思い込み、ひたすら自分の頭で考えてみて下さい。
そこに答えがあって、全員が全員報われるとは言えませんが、考えなくては前にも進めません。

自分で考えることが、勝つことへの1番の近道であり、安定した収支を生み出す秘訣です。


最後に

いかがだったでしょうか?少しでも皆様の参考になれば幸いです。

私のようなトレーダーが教えられるのは、本当にちっぽけなことしかありません。
自分はあくまでも相場で戦う武器の素材を提供しているに過ぎません。

中には武器になりかけのものを提供してくれる方もいらっしゃいますが、
最終的に完成させるのは皆様自身です。

そのためにたくさん努力して、失敗して、最後は成功して下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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