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コードギアス名言Vol.42「ニャ"ァァァ(アーサー)」

物語と名言

ナナリー救出に向かうルルーシュの前に立ちはだかる、改造されたオレンジ。ナナリーの無事が確認できず、焦るルルーシュに対し、オレンジは異常な反応速度で対応する。
黒の騎士団の攻撃に対しても「見えた 見えた 見えた 見えた」と全て躱すが、ルルーシュの機転により、オレンジをビルの下敷きにさせ、ナナリーを追う。

一方、機能停止したランスロットの中にいたスザクは、コックピットを開けられ人質にされそうになっていた。そこに生徒会のメンバーが見つかってしまうと、自ら姿を現すスザク。

「ゼロは私たちに手を出すわけがない!」とシャリーが言うと、激情した玉城にネコのアーサーが飛びかかった時の、名セリフ。

「ニャ"ァァァ」

いつもはスザクを見ると、喜んで噛むアーサーが、絶体絶命の危機を防いだ。そこに、ロイドが現れ、ナイトメアに搭乗したセシルが、ゲフィオンディスターバーを破壊し、ランスロットは動けるようになり、場は一変する。

そこに、スザクの元にコーネリアからのロイヤル通信が入る。


名言の意味

今回は、名言と言っていいのかわかりませんが(笑)、コードギアスファンならお馴染み、猫のアーサー。ゼロの仮面を盗み出してルルーシュを困惑させたり、その際、犯人のヒントが猫の鳴き声で、ナナリーが真似したことにより、学園祭の開始合図になったり、事あるごとにスザクを嬉しそうに噛みます。

スザクは猫が好きで、「僕の片思いなんだ」と言っていますが、実はアーサーなりにスザクを好きだったんだと思います。そんなスザクの思いが報われた瞬間だとも言えます。仲良しこよしだけが、良い関係というわけではないということですね。

名作の裏に「神話」あり

『コードギアス』は、「神聖ブリタニア帝国」という国名を使用していて、アメリカの代わりのように描いていますが、その起源はイギリスにあります。ナイトメアも「サザーランド」「グラスゴー」など、イギリスにある地名が由来だったり、スザクが乗っている「ランスロット」、ルルーシュが強奪した「ガウェイン」は、「円卓の騎士」の名前が由来になっています。R2には、「ナイトオブラウンズ」という騎士が搭乗しますが、ラウンズが搭乗する機体は、「円卓の騎士」からモデリングしています。そして、「円卓の騎士」が仕えるのが、「アーサー王」なのです。コードギアスが放送されていた時期にも、「なぜ猫の名前がアーサーなのか?」と考察されていることがありました。その答えは、果たして描かれるのでしょうか。

「キングアーサー」という映画もありますが、「アーサー王物語」という作品が中世に作られ、『コードギアス』も、影響された作品の一つであると言えるし、週刊マガジンで掲載されている人気アニメ『七つの大罪』も、「ブリタニア」が舞台となっていますが、作者の鈴木央先生が、「アーサー王物語」が好きなんでしょうね。『ライジングインパクト』という少年ジャンプで掲載されていたゴルフ漫画では、思いっきり「円卓の騎士」が搭乗するので。「アーサー王物語」に限らず、『進撃の巨人』も、北欧神話が元にされいたりするので、人気作品の裏には、「神話」が隠されているのかもしれません。

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『コードギアス』が人気が出た一つには、「ブリタニア」や「アーサー王物語」という「神話」を元にしたことがあるかもしれませんね。

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