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コードギアス名言Vol.33「それは多分、彼女にとって、とても許せないことで。とても、当たり前のことで。」

物語と名言。

治療の甲斐なく息を引き取ったユーフェミア。「ゼロ!ゼロ!」と歓声が上がる会場とは対照的に、引き離されるスザクと、絶望に暗れるコーネリア。

この虐殺を機に、京都六家を傘下に納めた黒の騎士団は、日本中に潜伏していたレジスタンスの蜂起を促し、トウキョウ租界に攻め込むのだった。

その束の間。

C.C.と二人で過ごすルルーシュ。ギアスの異変を報告する。

「ギアスの切り替えができなくなった以外に変化はないか?」

答えるルルーシュの、今回の名セリフ。

「ただ、ユフィは俺のギアスの命令に逆らおうとした。能力が落ちたのかと思ったが、それは多分、彼女にとってとても許せないことで、とても、当たり前のことで。」

悲しみに沈むルルーシュの頭を抱き抱えるC.C.。

「契約したろ?お前のそばにいると。私だけは。」

気を張り続けたルルーシュだったが、C.C.には初めて弱さを見せるのだった。


名言の本質

ユフィは、ギアスにかけられた時にギアスに抵抗し、ルルーシュに撃たれて気を失い、目を覚ました時には、死の間際とはいえ、ギアスを打ち破りました。ルルーシュは、ギアスへの抵抗を今回の名言で表現しましたが、ルルーシュのギアス「絶対遵守の力」は、誰にでも命令を強制する力です。人は生きていれば、影響を与え合い、影響を受けるものです。そして、時として何らかの洗脳を受けることもあります。

ルルーシュのギアスは言わば、洗脳よりも上位の力だと言えます。そんな強力な力を打ち破ったのは、ユフィにとって「とても許せないこと、とても当たり前のこと」だったのです。おそらく、死の間際で、生命力が弱まっていたことで、ギアスの効果が弱くなったと考えられますが、普通以上に、「とても」強く思う力があったから、ギアスの支配を打ち破ることができたのです。

支配を打ち破るのは「確固たる信念」

実際にギアスはないかもしれませんが、人をコントロールしたり、洗脳したり、支配したりすることはいくらでもあります。その時、誰かの意のままに操られたいですか?自分が気付いていないだけで、知らないうちに操られていることがあるかもしれませんが、そのような支配から逃れるには、「とても」強い信念を持つことだと思います。誰かに言われたことでもなく、常識的なことでもなく、本当の自分自身の確固たる信念を持つことが、支配を受けない生き方なのではないでしょうか。

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