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ルフィ名言Vol.17「おれ達もう仲間だろ」

2018年最後のコラムは、ちょうどウソップ編の締めくくりとなりました。それでは、大晦日ということで、締めくくると共に、名言をボリューム増でお送りします!


仲間まで無差別に攻撃するクロの”杓死”に怒りを燃やしたルフィ。クロが再び”杓死”を放とうとすると、ルフィはクロの体に巻き付き、身動きが取れないようになる。
騒ぐクロに対してルフィは「頭突き」をくらわすと、今後は首を伸ばし、

「おれの計画は絶対に狂わないっ!!!」

と叫ぶクロに、「ゴムゴムの鐘っ!!!!」と更に頭突きをくらわして、クロを打ち破るのだった。

「モンキー・D・ルフィ!!!名前を捨てて海から逃げる様な海賊に、おれが負けるか!!」
「海賊が名前を捨てる時は、死ぬ時だけで充分だ!!」
「おれの名前を一生覚えてろ」

倒れたクロと、海賊たちに言う。

「おれは、海賊王になる男だ!!!!」

逃げ出す海賊たちを見届けると、倒れそうになるルフィ。それをナミが倒れないよう受け止め、一言。

「おつかれ様っ」

ルフィがクロを倒すと同時に、ウソップ&ゾロが、カヤを始末に行ったジャンゴを「火薬星」で倒し、クロの計画を阻止することができた。このクロを倒した回の副題は、

「誰がために鐘は鳴る」


ウソップは、カヤを守る為に頑張ったウソップの子分3人とカヤに言う。

「今・・・ここで起こったことを全部、秘密にできるか?」

ウソップは、自身の疑いを晴らすよりも、村の嘘つき者でいることを選びました。3人の子分もカヤも、ウソップの思いを受け取った。

そして、共に戦ったルフィたちにこう言う。

「お前たちがいなかったら、村は守りきれなかった。」

ゾロは

「何言ってやがんだ。お前が何もしなきゃおれは動かなかったぜ。」

「おれも」と同調するルフィ。そして、ウソップは一つ決めたことがあった。

ウソップ海賊団を解散させること。

3人の子分を集め、ウソップは語る。

「5年前!!お前らがまだ4歳だった頃に結成したこのウソップ海賊団。最大にして最高の戦いたった!!そこで、唐突だがおれは、一人で海へ出ようと思う!!」
「理由は一つ!!海賊旗が俺を読んでいるからだ!!!」

戸惑う子分たち。背中を向けて続けるウソップ。

「世話になったなお前ら。村のみんなには黙って行くつもりだ。よろしく言っといてくれ。」
「いやだよっ・・・」「いくなキャプテン」
「この場所を覚えているか?俺たちが初めてあった場所だ」

この5年の思い出が蘇る。「いろいろあったな!!」と。
ウソップは3人に尋ねる。

「お前らの野望は何だ!!!」
「酒場を経営することです!!!」
「大工の棟梁になることです!!」
「小説家になることです!!」
「それぞれの野望の火を絶やすことなく、己の道をつき進むことをここに誓え!!!」

ウソップは宣言する。

「今日限りを持って、ウソップ海賊団を!!!解散する!!!!」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

4人しかいない海賊団は、涙を流しながら解散した。

そして、ルフィ達がいよいよ旅立つとき、ウソップも大荷物を持って家を飛び出るが、大きすぎて転がってしまい、ルフィをゾロが蹴りで止める。

カヤのお礼でもらった船の横に、小さな船が一隻。旅立つルフィ達と、一人海に出る覚悟を決めたウソップ。
見送るカヤに挨拶を済ませ、ルフィ達に言う。

「お前らも元気でな。またどっかで会おう。」

「なんで?」とルフィ。ゾロも「何言ってんだよ。早く乗れよ。」

「え?」と驚くウソップに対して、ルフィの名セリフ。

「俺たちもう仲間だろ」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

シンプルなこの一言ですが、取り上げてきたルフィの名言を繋げると、このシンプルで「!」のついてないルフィの本音が感じられます。ウソップにとっても、最も自然で心に響く名言ではないでしょうか。

それともう一つ。今回の戦いで、ルフィ達は損得なしに、ただ自分の気持ちに従い、共に戦いました。その結果、今最も求めていた「船」を手に入れることができました。本当に欲しいものは、その真逆にあるものかもしれませんね。

7回に渡ってお送りしてきたウソップ編ですが、ウソップ海賊団の解散、ウソップが嘘をつき始めた理由がわかる回想は涙なしには見られません。この年末年始に振り返ってみても面白いですよ!!

それではみなさん、良い年越しを!!

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