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日本一のスイーツに学ぶ哲学

こんにちは、藤丸です。
 
緊急事態宣言、解除されましたね。
 
今日は週末なので、
解除された県は混み合ってるのかな?
 
東京はまだ先みたいなのですが、
解除されたらずっと休業だった
近所のケーキ屋さんに行って爆買いしたいです
 
濃厚でこっくりした風味のチーズケーキと
珈琲さえあれば、それだけで生きていけます。
 
そういえば僕は元々、
甘い物が苦手な人種だったんですよね。
 
そんな自分が、
無類のケーキ好きになったのは
 
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日本一、美しいケーキのショーケースがある
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そんな噂を聞きつけたことがキッカケでした。
 
で、僕は面白い話を聞いたら
現場で確かめないと気が済まないんです。
 
向かった先は、京都が誇るスイーツの名店
「オ・グルニエ・ドール」
 
評判のショーケースの前に立った僕は、
思わず息を呑んでしまいました。
 
例えば、一般的なケーキ屋さんの
ショーケースだと、同じ種類のケーキを
1列に陳列しているじゃないですか。
 
何か全校朝会とかで、生徒が学級順で
きっちり整列しているみたいな。笑
 
でもこのお店は、そんな過去の常識を
見事にぶっ壊してくれたんですよ。
 
・ケーキの一つひとつが魅惑的で
主役を演じているほどの存在感。
 
・ドラマチックで、踊り子のような
美しく独創的なスイーツ作品。
 
一言で表現するとしたら、
 
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型にはまらない圧倒的な自由度
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だったんですよね。
 
ショーケースの全容が想像できないほど
好奇心をくすぐられたのを覚えています。
 
で、ショーケースの中を観察していると、
ケーキの周囲に季節物のフルーツが
まばらに散りばめられていたんですよ。
 
それを見て僕は、
 
「演出のためのフェイクフード?」
「なわけないか、ドライフルーツやな」
「いや、、本物にも見えるな、、」
 
その正体が気になりすぎて
ついお店の人に質問してしまいました。

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あれは本物のフルーツなんですよ。
 
店内のショーケースは、熟成させるのに
最適な温度なんですよね。
 
で、ただ熟成させるだけでは味気ないので
せっかくなら可愛く飾ろうと思ったんです。
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そう言って、にこやかに答えてくれました。
 
冷蔵庫に保存したフルーツではなく、
熟成させて美味を増していたんですね。
 
もし、演出のためだけに用意された
飾り用のフルーツだったら、色んな意味で
勿体ないなと思っていました。
 
でも、そんなアホな思考をしていた自分が
恥ずかしいなと思いました。笑
 
ショーケースという舞台の上で
収穫したフルーツを熟成させながら
ビジュアルデザインとしての役割も持たせる。
 
それによって、
 
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独特の世界観と、空間全体の美しさ、
グルメな舌も唸らせるケーキを生み出せる
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シンプルながらも、すごい芸当だなと。
 
そりゃ大勢のお客さんが来るわなと。
 
もちろん、アイデアも凄いのですが、
店長独特のフィロソフィーを感じました。
 
食材へのこだわり、調理に対する想い
一つの形ができるまでの思索の軌跡を聞けば
もっとファンになるんだろうな。
 
残念ながら、このお店自体は
数年前になくなったのですが、
 
マスターの腕を引き継いだご子息が
お店を立ち上げたみたいなので
今度、京都行った時に行こうと思います。

それでは、また!

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