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今日の納品はそれだけが目的じゃない。

こんにちは。
ジョインズハウスの安田です。

本日納品したバインミーの打診があったのは1か月弱前だったか。

通常は現地まで配達はしないが、主催の心意気に同意して
例外的にお受けした今回の件。

逢瀬ワイナリーにて。

ベトナムのサンドウィッチらしいが、果たしてどんな形で、
どんな素材で作ればいいかしら。
ホンモノを検索し、でもここは日本。
日本人が食べる食べやすいバインミーを。
それは和洋折衷が得意の私たちのいいところでもある。

さて、今回は現地へ納品と決まった時から決めていたことがある。

その道沿いに22年ほど前に訪れたおうちを再訪すること。
そのお宅は、私がパン屋を開業するにあたり、捜していたガスオーブンを
先に搬入していたところ。
同じ東京営業所の担当者からお聞きし、見せてもらいにいったのだった。

それから、なんと20年が過ぎていた。

納品場所の確か少し手前だった。
近くなったらゆっくり走ってみたけどワカラナイ。
納めてから右手を見ながらやはりわからず、お蕎麦屋さんのおかみさんが
出ていらしたので聞いてみる。
やはり、行き過ぎたか。
また戻り、?ここかしら?と思ったところは違ったけれど、
お名前出したらなんと2軒先だった。

かつてここを通って猪苗代湖方面に行くとき、
そういえばこの辺だったな、と思っても今日ほど、こんなに
行って、戻ってを繰り返して迄訪ねようとは思わなかった。

今日はなにかある。
そんな予感は当たるのだ。

果たして。

ご主人が出てこられて、奥様に会えて、
工房に通され、大好きなピーターラビットのカップに
美味しい珈琲を入れていただき、気が付けば、なんと1時間半も喋ってた。

なんのアポイントも取っていなかったのに、
なんてありがたいんだろう。

20年の月日は、語ることが多すぎる。

私たちを繋いでくださった、オーブンメーカーは
今は無くなってしまったのだけど、その時の担当者に
帰宅後電話をしてみた。
その方とも話したのも何年ぶりだろうか。

私の特技は、何年、何十年経ってお会いしても
気まずくはならずに話せることだ。
喧嘩別れが原因で疎遠になることがないからかもしれない。
ひとは、その時々の状況で同じことには出来ないこともある。
来るもの拒まず、去る者追わず。
流れる水は腐らない。
なんてね。

逢瀬祭り。

今日の運勢、そのものだった。
いや、2月、3月じゃない。1月よ。

確実に廻り始めた。


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