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Kilchoman 11年 Bourbon Single Cask (ABV 55.2%)

batch : 465/2010
bottle : 169/217
distilled : 02.09.2010
bottled : 10.01.2022
50ppm

待ってましたのキルホーマン10年熟成超のバーボンシングルカスク。
ソーテルヌフィニッシュやアルマニャックフィニッシュの2022シングルカスクもあったのですがここは直球のバーボン熟成のみを選びました。
予想通り開栓したてでこの威力はさすが、めちゃ旨です。
香りはキルホーマンらしい土っ気のピート、レモン系の柑橘にオイリーなバニラ。
まさにthe キルホーマンです。笑
味わいは口当たりシロップにジンジャースパイス、中間でバニラとアルコールの濃厚な甘み、その直後に口にまとわりつく樽感をしっかり感じながらピートがガツンと爆発し、フィニッシュにかけてこのまとわりつく樽感がスッと消え、キルホーマンらしい余韻の柑橘、今回はレモンとオレンジ、そしてスパイスとピートと甘みが暖かく長く感じれます。
加水すると香りはピートが少し奥に隠れ、バニラとオレンジ寄りの柑橘が強まります。
味わいは全体的に甘味が非常に強くなり中間のピートの爆発が少し穏やかになり、そのまま穏やかにフィニッシュが伸びます。少しフィニッシュにかけては柑橘が強まりますね。
ロックにすると香りは全体的に弱まりますが土っ気のピートは健在。
味わいは加水程の甘みはありませんが、バーボン樽熟成のロック特有の奥底からジワジワくる甘みの深さが非常に深く、じっくり飲むのにも適しています。
個人的には加水が一番好きですが、さすがキルホーマンのシングルカスク。
ストレート、加水、ロック、全て抜群でした。
キルホーマンは心臓が飛び出るような凄まじい仕上がりのモノに未だに出会った事はありませんが、ほとんどのリリースが予想した味わいの系統で且つしっかりと美味しく仕上げており、まず期待を裏切らないので、シングルカスクのようなそこそこ高額シリーズでも安心してボトル購入出来ます😊
キルホーマンの長熟、リリースされたら絶対に飲みたいですね。

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