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【学級通信】(高校1年:第32号)銀行員の教え子が語るお金の話(後編)

2017-12-11

お金持ちの定義は難しいですが、雇われているうちはお金持ちになるには難しいというのが結論です(私の中で)。なので、お金持ちになる方法は2つです。起業する(新しく会社を興す)か、投資家(株、不動産、証券、通貨などに投資する人)になることです(私の中で)。

なるたけ偏差値の高い大学にいって、なるたけ有名な企業に就職してという時代は、すでに終わりを告げています。これからは1つの職業で定年まで向かえることはないでしょうから、さまざまなお金の稼ぎ方、仕事のこと、幸せのこと、人生のこと、よ~く考えることが必要だと思います。

今回の学級通信も、前回に引き続き「お金」の話です。銀行員の教え子2に「お金持ちになるのは?」という質問をしてみました。以下インタビュー記事です。

1.お金のイメージ

高級マンション、高級車、高級時計…と浮かんでくる人は、お金持ち対して少し悪いイメージを持っているかもしれない。しかし、お金があれば仕事を選ぶことができ、大学や専門学校に行き直すことができ、旅行、留学ができ、親孝行ができ、子供の教育にも選択肢が増えるなど、できることが増える。お金は人生におけるエンジン的な役割であり、お金を何に使いたいかが明確であれば、お金を稼ぐ、増やすことに前向きになれる。

お金を稼ぐことは、何か価値を産み出したり、自分が行った行為の見返りなので、お金をたくさん稼げる人のことを、たくさん価値を産み出したり、たくさんの見返りを得られる行為をしている人と理解できれば、お金を稼ぐことに前向きになれる。投資は、リスクを取って成長すると自分が判断し、投じたお金で他の人が事業を行い、その利益を一部返してもらうことであり、楽して儲けているわけでは無く、ちゃんとした対価である。

2.大半の人は給与所得に一生を費やす

いままでの日本の教育では、勉強を頑張って、良い大学へ入り、良い会社へ入り、社会的にも経済的にも安定した生活が理想とされてきた。では、サラリーマンや公務員は安定しているのか?下限が決まっているが上限も決まっている。せいぜい高くても年収は1,000万〜2,000万円。多くの人は一生をかけて、ここを目指す。贅沢をしなければ生きていける金額かもしれない。

日本人は真面目で勤勉(な親が多い)だから、普通でいい、贅沢はしなくていい、働いて稼いだお金(給与所得)こそ正しいという固定概念が知らないうちに根付いている。

今後は、国や会社の制度に頼れない時代が来る。個人型確定拠出年金の対象が広がったり、積立NISAが始まったり、副業の解禁が目前に迫っていたり…つまり、国は掛け金や利益は非課税にしてあげるから年金は自分で作ってください=年金は将来貰えません、会社以外でも収入を持ってOKにします=今後は、長期雇用は約束できません…と公言しているのと同義だと考えられる。

こういう時代では、リスクを取らないことが一番のリスクになる。給与所得でしか稼げないこと、投資や自分で稼ぐことを知らないことが将来一番の危険かもしれない。所得は10種類ある。利子、配当、不動産、事業、給与、退職、山林、譲渡、一時、雑。なぜ10種類もあるのに、大半の人は給与所得に一生を費やすのか。それは、給与以外に稼ぎ方を教えてもらえる機会がないからだ。欧米では、小学校から金融の授業がある。

3.お金持ちになるための方法

お金持ちになるには、稼ぐ力を身につければ誰にでもなれる。収入を複数持つこと、資産を複数持つこと。上記10の所得のうち、増やせるものを少しずつ増やしていくこと。

株、投資信託、不動産、FX、債券、MMF、外貨、ソーシャルレンディング、仮想通貨などなど、投資だけでもたくさんある。年収1億、2億の人は探せばいくらでもいる。今は情報に溢れていて、本屋でもネット上でも、上記についていくらでも情報を集められる。成功している人と接点も持てる。自分次第でなんでもできる。事業をやるにしてもビジネスの種はたくさんある。教えて貰えないならば自分で調べるしかない。

若いうちからたくさん投資をすること。特に自分への投資にお金も時間もかけるべき。勉強する、資格を取る、海外旅行する、留学する、人との繋がりを増やす、投資する、起業するなどなど。若いうちにすることで人間としての面白味が増し、色んなアイディアも生まれやすくなる。人との繋がりも増える。お金に縛られず生きるために、まずは自分自身にたくさん投資をする。それが、お金持ちになるための方法である。

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