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メンバーの成長を加速するIRDG Talk(アイリッジトーク)

株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※Twitterもやっています!

前回、前々回と、新人事制度「Work Style for Next iRidge」の2本柱、「働き方の多様化支援」と「人材が定着する環境創り」のうち、働き方の多様化支援についてご紹介しました。
今回は、もう1本の柱である「人材が定着する環境創り」のなかでも、メンバーの成長を加速するIRDG Talk(アイリッジトーク)について触れたいと思います。

<目次>
1.IRDG Talkとは何か
2.IRDG Talkを実践するときのポイント
3.IRDG Talkを通じた新たな発見や挑戦

1.IRDG Talkとは何か

アイリッジは、2022年3月22日に、新人事制度「Work Style for Next iRidge」をプレスリリースしました。

▽詳しくはこちら
https://iridge.jp/news/202203/31678/?fbclid=IwAR01hfVdiWdaE3dwDy3vENOzNmbnOs8h1CaS59QXqosLhtU97P0nj0SPT-Q

2021年から、アイリッジでは、特にマネージャー層を中心に、「1on1」のあり方について議論してきました。
1on1とは、上司と部下とが1対1で対話するという時間を定期的に持つことで、事業や組織の進化を促す、というものです。
1年を通じて、何のために1on1をやるのか、どんな頻度でやるべきか、どんなことを話せばいいのか、といった観点から「アイリッジ流1on1」を模索してきました。

アイリッジは、ここ数年で社員数がますます増加し、一人ひとりの働き方も多様化しています。
不確定要素が多くあるなかであっても、成果と成長を実現するためには、アイリッジで働くメンバー全員、ひとりひとりが成長していくことが欠かせません。
メンバーは、自ら考え、実行し、失敗と成功を繰り返すことで成長します。
そしてマネージャーは、メンバーの目標達成と成長をサポートすることを通じて、自責で考え行動できるメンバー育成を担います。
そのサイクルを継続的に積み上げた先に、組織全体の成長があると考えます。

ただ、メンバーを育成する責任と役割はマネージャーにあるのですが、ありがたいことに日々の仕事は忙しく、ともすると育成の時間も意図的に持つことが難しいこともあります。
また、ひとりひとりのバックグラウンドやスキル、価値観などが異なるという前提をふまえると、十把一絡げに取り組むのではなく、それぞれにあった向き合い方や個別の支援が必要である、と考えました。

そこで、1年かけて模索した「アイリッジ流1on1」を今回、IRDG Talk(アイリッジトーク)と名前をつけ、組織全体でチャレンジしていこう、と決めたのです。
メンバーの自律的な成長をマネージャーがサポートする場としてIRDG Talkを活用していく、ということです。

2.IRDG Talkを実践するときのポイント

IRDG Talkとは、「マネージャーがメンバーのために定期的に時間を割き、メンバーの話に耳を傾けることを通じて、目標達成と成長を支援する場」というわけですが、その実践にはいくつかポイントがあります。

1. マネージャーがメンバーのために

 あくまでもマネージャーとメンバーの関係において行うものであり、仲良し友人関係ではない、ということを双方に自覚することが大切です。この前提があることで、雑談や愚痴だけに終始する場にはならない、と考えています。

2. 定期的に

メンバーはマネージャーに随時、目下取り組んでいる業務にまつわる相談を持ちかけることがあります。
それらの相談ごとをIRDG Talkの場で集約して解決するケースもありますが、基本的には、定期的に開催されるIRDG Talkは、中長期の成長にまつわることを議論する場にしようとすり合わせています。

3. メンバーの話に耳を傾ける

傾聴(Active Listening)を意識することが大切です。
メンバーが発する一言一言に関心を持ちながら聞く、ということですね(これが非常に難しいのですが)。

4. 目標達成と成長を支援

IRDG Talkがあることで、メンバーが自分だけでは得られなかった気づきを「自分で」見つけられること、また、得られた気づきを実行に移すことで「失敗」や「成功」につながった体験を共に振返ることで成長を支援
し、目標達成に結びつけていきます。

私は上司にあたる立場でIRDG Talkに参加することが多いのですが、これら4つのポイントを上司側が意識すること、そして毎回の場でできるだけメンバーともこれらのポイントや趣旨を確認しながら対話をすることが大切だと感じています。

3.IRDG Talkを通じた新たな発見や挑戦

このIRDG Talk、早速新年度になってからも10人と月に1〜2回ほど対話をしています。
毎回様々な気づきがあるのですが、最近私が注目しているのは「コーチングのつもりで対話していても、いつの間にかティーチングになってしまう」ということです。

これまでは部下が悩んでいることなのだから、質問されたことには端的に率直に答えること、アドバイスをしてあげることが成長を加速すると思っていましたが、IRDG Talkであらためてメンバーの話に耳を傾けると、「質問されたことが、悩みの根源ではないことがある」ということに気づきました。
このことは、私のこれまでのマネジメント経験に加えて、相手が何に困っているのかをさらに深く掘り下げるために、問いのバリエーションを増やす、という挑戦になっています。
特に、「問い」のバリエーションといっても、ありきたりの、あるいはいつも通りの質問になってしまうことが多く、相手に新しい視点で考えてもらうことが難しいと感じています。
もし皆さんに、「問い」のバリエーションを増やすために日ごろやっていることやアイデアがありましたら、是非教えてください。

こんなふうに、メンバーの成長促進を目的に始めたIRDG Talkですが、マネジャー層の新しい気づきと成長にも大きく貢献する仕組みなのでは、と考えています。
私自身の奮闘も、また後日、お話ししたいと思います!

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https://iridge.jp/recruit/

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