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コミックエッセイ描き方講座開講。

以前こちらで応募した『コミックエッセイ描き方講座』ですが、定員6名のところに36名もの応募をいただき、最終的に選考された11名の方と一緒に、現在2回目が終了しました(全5回講座)。

受講者の中には、すでに出版経験のある方から、SNSで作品を発表されている方、まだ1度も描いたことがない方、など様々です。
また、同時に受講者限定サークルも立ち上げ、情報交換や作品の発表も行われ始めています。
全員、経歴も思考も様々な方ばかりですが、「コミックエッセイを描きたい」という志のもとに集まった有志たち。最終的には「読者を想定した12P を描き切る」というゴールを目指して切磋琢磨しています。

私自身、KADOKAWA編集長時代は、どちらかというと編集メンバーの育成や編集部の運営に力をいれていたので、編集者の責務である、「新人作家を育てる」という経験から遠ざかっていました。
今回久々に新しい方々と接してみて、やはり編集者というのはそのひとの本質を見極めて、描き手自身が楽しく自分をさらけ出せるようにすることが大切だと思い出しました。

自分をさらけ出すことは怖い。でもさらけ出した先に、それをしっかり受け止めて感じてくれる読者と出会えた時は、極上の喜びがある。その極上の喜びをなるべく多く、作者にも読者にも味わってほしい。そういう思いで私はコミックエッセイをつくっているんだと、再認識できました。主催側ですが、受講者のみなさんから教えてもらうことばかりです。

この講座から新しい才能が羽ばたけるよう、尽力したいと思います。

※第2回講座に関しても、ありがたいことに多くのお問い合わせをいただいております。準備ができ次第、また発表させていただきます。



コミックエッセイ編集者として会得したあれこれを、ここでシェアできればと思います。応援よろしくお願いいたします~!